パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

志について〜前編〜

志はものごとを今から見ていては成り立ちません。その理由として今の状況に絶望している人々がいるのにその状況をベースにした発想は志の助けに足りず、むしろ邪魔になります。

つまり全く新しい発想が必要となるのです。現状の機械性能やゲームフローの作り方ではパチンコ人口の減少、老齢化の進行、若年層の趣味趣向の変化をといった市場の動向を劇的に上昇・良化させることは不可能です。「無理だ」という発想が多いのは当然のことと言えるでしょう。

志を実現させるための戦略策定も同じことが言えます。話は極端に身近なものになりますが、ある若者の年収が300万円だとします。彼は10年後に1000万を超えるベンツに乗ることが夢なのです。彼にとってベンツはロマンです。

その話をすると大抵の人は「無理だ」「バカか」と彼のロマンを否定します。それはそうです。10年経って仮に店長になったとしても年収が1000万あれば良い方です。だから無理なのです。しかしその発想のベースは「今」です。

そこに戦略的発想はありません。ではどう戦略を組み立てるか?簡単に言えば今から10年後をみるのではなく10年後にありたい姿を設定し、そこから今を見下ろすのです。

10年後ベンツに乗っている彼の年収は2000万。そしてそれが可能な仕事をしている。そこには彼を助ける家族がいる。つまり結婚していて子供もいる。という具合に10年後のありたい姿を想定内の事実として極めて具体的に設定することが戦略策定の第一歩です。

10年後の姿が明確且つ具体的であればそれを達成するための条件として少なくともその5年前(今から5年後)の具体的な姿も見えてきます。

例えば年収2000万を5年後に控えた彼は今から5年後には1000万の年収が必要だと設定します。ではその1000万はどのような状況によって得られるのか? 今の仕事の延長線上では1000万の収入を得ることはできません。

今から頑張って出世して新規プロジェクトのリーダーになって云々したところで現在の会社に勤めている限りあり得ないのです。これが今から見れば「無理だ」という発想を生みます。彼は日本に住んでいて日本の会社の制度は変えられないし、その会社の出世枠やその速度は決まっていますから。

そこで彼は1000万の年収を得るために5年後には自分の会社を設立し、社長になっていると想定内の事実を設定します。そのごとは10年後より5年後の方がより現実味を帯びてきます。さらに5年後の姿を現実のものとする為に、彼は3年後には今の会社を辞めることにしました。

そしてその為に今後3年間を今の会社で目一杯働き、自分の能力を引き上げる為に何らかの資格を取ることを決め、自分の人間性を高める為に何らかの活動をするのです。そのような目的と目標があるからこそ、今後1年間は何に取り組むべきかが自ずと決まってくる。1年計画が決まれば今日何をする?明日何をする?という発想はとても容易く設定することができます。

長くなりましたがこれが戦略的発想です。

この発想を持ち続け、志を貫く企業の社長は現実にいます。私はパチンコ産業が20年後どうなっているのかを見守るしかありませんが、ただ日本にはパチンコがあって良いのではないかと思うのです。そしてパチンコは無くなってほしくない。パチンコ産業があって良かったと思われるようになって欲しい。

そう願うのは私だけなのでしょうか。



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利益を取り過ぎる業界からの脱却には20万円の新台を

必要以上に目先の利益を追い求めてきたのはホールだけでなくメーカーも然り。業界が肥大化してしまってすぐにダイエットが出来ないのと同じで、肥大化した組織を維持するために、客数・販売台数が減ろうとも利益追求をやめることはできない。利益を追求しないと自らを維持できないからだ。

メーカーが機械代を下げられないのは、まさにこの状況で、販売台数が減れば売り上げを維持するためには機械代の値上げしかない。

この状況を打開するにはパチンコ業界にもアイリスオーヤマのような遊技機メーカーが登場することが望まれる。

同社はコロナ禍でも大手家電メーカーを尻目に業績を伸ばし続けている。躍進する理由は、世の中の変化に敏感に対応する力、消費者目線での製品開発力、価格競争力などといわれている。中でも注目されているのは、材登用力だ。大手家電メーカーを辞めた技術者が何10人も採用され、彼らが開発した商品がヒットしている。

大手メーカー時代は歯車の一つでしかなかった技術者が、同社では商品開発の主役となることができたともいわれている。

パチンコ業界のアイリスオーヤマのようなメーカーが登場したとすれば…イノベーションを起こす画期的な遊技機を20万円台で提供…そんなことを想像するだけでもワクワクする。

新台価格が下がれば、ホールも無理して新台導入時から粗利を取ることなく、遊技機とファンを育成することができる。

以下はハンドルネーム「糖質0」氏のコメントだ。

ホールが利益を取り過ぎてるのが問題。
これに尽きる。
客が離れる理由はなんも難しい事じゃない。
誰もがわかる。
客が遊べないという単純な事。
極端に勝たせろなんて事じゃない。
トータルで客が勝てるなどありえないわけだから。

まったく遊べないのが問題。
うまく飼いならせていないのが問題。
客単価が高すぎるのが問題。
要するに記事の一文であるパチンコが本来の“役割を果たせていない”わけだ。
存在意義が無くなってきているんだよ。

ホールの事情など客には一切関係ない。
「ホールの事を考えて金を使ってくれ」
とか
「大型店ばかりじゃなく客がいない店にも遊びに行ってくれ」
なんて事をほざく馬鹿ホール関係者がこの日報にもいるが、客の事を考えられない人間が都合よく求めるな。
仕入れに金がかかるから仕方ないとか知らない。

維持費に莫大な費用が掛かるとか知らない。

それを理由に客を減らしたい(減らすしかない)なら自店倒産、規模縮小、業界衰退を受け入れるしかない。
客増加に売上維持、どちらも取りたいなんて無理。
泣き言いって何かが変わるか?

はたから見れば客を減らす営業をしてるのに客が減って大変だと嘆くのが理解不能。
苦悩もあるだろうが図式は至極単純。
出来ないなら暗い未来を受け入れろ。
無駄に発展しすぎた末路だ。
この現状こそが進んできた道だ。

以上


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満足度0が9割のパチンコ業界に明日はない

ハンドルネーム「殴り書き」さんが吠える。

以下本文

先日のコメントで平均消費金額が時間あたり1000円との情報があったが、それが真実でありそれでもユーザーが減るのならば格差の問題だろうね。

負ける人と勝つ人の差が大きいんでしょう。

負け続ける人を店がフォロー出来ないから人が減る、これは当たり前。因みにフォローしろ!なんて言ってないから勘違いしないように。寧ろフォローなんかせずパチンコから足をあらったほうがその人らにとって良い選択だと思ってる人間なんで私は。

で、ここの業界人の悪い癖は「平均で考える」こと。

ほかのレジャーやアミューズメント施設では、お金を使った分の対価があるわけ。

簡単かつ極端に言うと、他業界だとユーザーすべての人が100の満足度を得られるとしようか。
で、この業界で言うと、1割の人が100の満足度を得るかわりに、9割の人がほぼ0なわけ。

この満足度0のユーザーがいることを無視して平均で100と考えるのがここの業界。消費金額もそう。だから成長しないんだよ。まぁ成長を望んでいないんだろうけどさ。

そんなホール状況を無視して「機械が宜しくない」なんて意見も見たが…、機械に丸投げしすぎでは?

もうなんか色々と無理、無理。ため息。

まぁ店側がこの格差を緩やかにするためにできることは限られる。だがヘビーユーザー確保のためにそういう施策はせずに弱者は切り捨ててきたわけだ。

パチンコは遊技だし生活環境や技術によって変わるのもわかる。だが、この満足度0のユーザーを少しでもなんとか救済しないと客減りは止まることはないだろう。残念ながら無理でしょう。

そもそも胴元が楽して儲けられる賭博産業にロマンなど場違いな気がします。

無理矢理に記事の内容にある「何かを捨てる」に当てはめるなら、今急激に減っている店舗数でしょうか。

まぁこれもそもそも捨てる覚悟や決断など毛頭無く、最後までみっともなくすがったあげくの結果ですから新しい何かが生まれるわけもない。

自発的に痛みをこらえ何かを捨てる事は絶対にしないでしょう。
昔から言われていていまだにできていない記事内の一文と同じです。

ロマンや志がまったくない、とは言い切りませんが、たとえあったとしても営利企業だからという盾を利用して実行しない何かしらの理由を作って終わりでしょう。

ここにもいますよね、社員の生活を預かっているからだとか偉そうに言って何もやらない方が。
間違ってはいないんでしょうけど結局それって自分達で選んできた結果だから自分達の責任ですからね。

どっちにせよ実行できない理由を作り上げたのは自分達。実行できるのにやらない理由を考えて楽な道を選んでいるのも自分達。

そんな集合体だから自分以外の誰かに期待したところで同じ穴の狢で何も変わらない。そんな方々になにかをなせるとは思えませんから。

まぁ幻想を信じるのは構いませんがね。


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第4話 爪痕 ⑧

凄絶なる理性

「なんか湿っぽい話になっちまいましたねえ」

木村くんが人差し指でこぼれそうになった涙をそっとはじいてみせる。

「お前はまだいいよな。実の親がそばにいてよ。俺の親はいま刑務所にいるんだぜ」

そういった関口さんが缶ビールの残りをぐいっと煽りポツポツと語り始めた。
 
彼の家は生まれつきの貧乏であったという。物心ついて時から彼には父親の記憶はなく、むしろ母親と二人で暮らすことに何の違和感もなかったらしい。貧しいながらも母親と幸せな幼少期を過ごせたことが唯一の財産ではなかったかと彼の話をすべて聞き終えたあとで思った。

国から生活保護を受け貧しい生活を続ける中、その生活の破綻の始まりは彼が中学校を卒業する間際に起こった。今まで酒など飲んだことのない母親が、夜遅く酩酊の姿で帰宅したのを今でもはっきりと思えているという。普段の母親からは想像もつかないほどの醜態で、泣きわめき自分の不幸を罵り、気分が悪いと言って嘔吐を続ける母親を見て、関口さんはただその場に立ちすくみ何故かそんな母親に嫌悪感を抱いたと言う。
 
その日以降酒を飲んで帰ってくる日が続き、時には男を家の前まで連れてくることもあった。やがてその男は家に上がり込むようになり、当たり前の顔をして彼の家に泊まり込み挙句の果てにその家に住み着いた。もともと無口で内向的な性格の関口さんは、文句の一つも言えずただ耐えるしかなかった。  

ただいるだけなら良かったのだろうが、その男はやがて関口親子に暴力を振るうようになる。それでも耐えるしかなかったのだ、と関口さんは付け加えた。彼は自分の家の状況を考え高校進学ははなから考えていなかった。特にその男が家にいつくようになってからは、卒業式が来る日だけを心待ちにしていた。

埼玉の工場に就職が決まっていたため、卒業したらその日に家を出る決心をしていたのだと言う。しかしその目論見は意外な結末によって反故にされる。卒業式が終わり、式に来てくれない母親を恨めしく思いつつも卒業の証を一刻も早く母に見せたくて、彼は家路を急いだ。

家の近くまで走っていくといつもと違う、何か怪しい胸騒ぎが彼をせっつく。家の前は人だかりで騒然としていた。ただならぬ雰囲気が彼を圧倒する。と、自分の家の中から救急隊員が大声を張り上げ 「どいてください!道を開けてください!」と緊張の面持ちで走り抜けた。

彼は恐る恐る家の敷居を跨いだ。部屋には力なくへたりこんでいる母親がいた。母の顔や体全身にはおびただしい量の血がベッタリと付着しており、膝下には包丁が無造作に転がっていた。返り値を浴びて真っ赤になっていた母親の顔だけが不思議なくらい真っ白い色をしていたと関口さんは努めて冷静に語った。

「結局貧乏暮らしの母親が金欲しさに飲み屋で仕事を始めて、タチの悪い男にひっかかり、とどのつまりが刃傷沙汰におよんだ。よくある話さ」

最後に苦しそうなうすら笑いを浮かべてそう言い切ると、関口さんは無言で部屋から出ていった。

「坂井さん、関口さんかわいそうでげすね。あの人の話、あっしは初めて聞いたでげすよ。でも貧乏って人を狂わせるって知ってましたか。もしあっしが坂井さん家みたく金持ちだったら暴走族には入ってなかったでげすね、うん、間違いねえ」
 
僕には返す言葉がなかった。と同時に人間は悲惨な過去を背負っていても平然と生きていけるものなのか、と信じること自体が難しかった。僕にとって木村くんの 話も関口さんの話も映画やドラマの中での話でしかなく、自分の生きているこの空間とは縁遠いものとしか捉えていなかった。

それなのに彼らはそれを平然と受け止めて生きている。いや、決して平然なんかではないとは思うが少なくとも僕の目にはそう映った。心にぽっかりと空いた大きな穴をどうやって埋めて生きているのだろうか。彼らの生きる原動力とは一体何なんだろうか。そんな苦労を知らずに生きてきた僕には想像すらつかない。

つづく


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つわものどもの夢の後

首都圏で全盛期には10店舗のホールを経営していた。300台クラスでも日売りが1000万円もあった時代だから、10店舗もあれば1日の売り上げは1億円に達した。年間なら360億円の売り上げになった。

で、どういう営業をしていたかと言えば、1000万円の売り上げに対して粗利は400万円。かなり抜きまくっていたが、それでも時代が許してくれた。

「カネが黙っていても貯まった。儲かって仕方なかった。クルマや家を買っても、買ってもおカネが湧いてきた」(オーナー)と述懐する。

儲けたカネで遊びという遊びは全部やった。韓国には年がら年中遊びに行っていた。ただ、唯一手を出さなかったのは賭け事だった。韓国でカジノへ行くことはなかった。ホール経営者なら胴元が一番儲かることぐらいは分かっている。ギャンブルにのめり込めば、全財産を失うのに、時間はかからない。

英雄色を好むと言われるように、愛人も沢山いたようで、隠し子は23人にも及んだ。

儲けたカネは遊ぶだけでなく、投資に回した。80社あまりの会社の役員に名前を連ねていたが、ほとんどの会社は消滅している。一番続いたのは30年ほど続いた飲食店ぐらいだった。投資も失敗に終わった。

先日、最後の1店舗が閉店してホール経営からは退くことになったオーナーの年齢は77歳。事業意欲を失った理由はエイズだった。女遊びができなくなると事業意欲も減退した。

女遊びに愛想を尽かした奥さんとはすでに離婚していた。

残ったのは自宅の土地と建物ぐらいだった。

子供は11人(男4人、女7人)いたが、誰一人として会社を継ごうとしたものはいなかった。父親の背中を見ていたら会社を継ぐ気にはなれなかったのかもしれない。

このオーナーのような軌跡をたどった経営者は珍しくはない。ホール経営以外に力を注いできた当然の結果だろう。

山田塾が指摘する通りである。

「世の中の理を知り尽くしている経営者であるならば、失敗に至るプロセスを熟知しているので豊かになるほど身の回りを質素にされることでしょう。パチンコ店も身の程を弁え、娯楽産業としての分際を知っていたならば、ここまでの悲惨な状況にはならなかったのではないのかと思う次第です」

フィーバの登場によって業界は大きく成長したが、衰退期に入ってもう10年以上が経過した。後は本当にパチンコが好きな経営者がメーカーも含めて残って、業界を正常な形に再生してもらいたい。



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