パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

店の閉店で廃棄台のことを考えたホール

1月、都内のホールが完全閉店した。



使える台はチェーン店に移動したが、古い台は廃棄処分するしかない。新台の時は40万円近くするものをみすみす廃棄するのはもったいない。



そこで廃棄する台の有効利用について、社員の間で話し合った。



その時に出たアイデアの一つが、「お客様にプレゼントする!」。発案者はお客さんにも喜ばれると自信満々だったがすぐに却下された。



理由は「店に来なくなる」。



台だけプレゼントしても玉がなければ遊べない。遊ぶためには補給装置を必要になる。



おカネに余裕がある人がパチンコ好きのおじいちゃんのために、自宅で中古台を打てるように、簡易島と補給装置を付けてプレゼントした。台数も4台ほど付けた。同じ台ばかりでは飽きるからだ。



最初のうちはおじいちゃんの仲間も来て、遊んでいたが、そのうちまったく打たなくなった。理由は「おカネがかかっていないので、打っても面白くない」。これでは、メーカーのショールームで打つのと同じ。麻雀だって賭けるから面白い。



ということは台をプレゼントしたら店に来なくなるというのは、一瞬であって、間違いでもある。



正社員の一人はスロットの廃棄台を会社からもらって、家で遊んでいた。飽きて捨てる時は粗大ごみになるのだが、捨てる時に1000円のシールが必要になる。



そこで表に「ご自由にどうぞ」と書いて置いていたら一晩でなくなったことがあった。



そんな話をしているうちに、社員の間で廃棄することはもったいない、という意識が芽生えるようになった。



なぜなら、32インチの液晶は3万円台まで値下がりし、10年以上は使えるのに、40万近くで買った機械は、3年あまりで廃棄処分になってしまうからだ。



ホールに勤務しているが、パチンコ台が最後はどのように処分されているのか、知っているものは誰一人としていなかった。



爆裂4号機が闇スロ市場に流れて問題になっているように、本来、適正に処理されなければいけないので、お客さんにプレゼントは別の意味でもNGだ。



廃棄台はただ単に捨てられているわけではない。



一番高価な液晶や基板はリユースで再び遊技機に使われるほか、質のいい液晶はカーナビやDVDプレイヤーへと生まれ変わる。さらに、鉄クズ、木くず、破砕樹脂、破砕基板はマテリアルとして再び素材に生まれ変わり、それ以外のものは燃料としてサーマルリサイクルされている。



遊技機が高い、高い、といわれるのはそれ以上に利益を生んできたからだが、利益を生まない内に廃棄されるようになって久しい。3年間使えて、利益を生めば、ホールからも機械代が高いと文句は出ない。





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合理化、デジタル化がパチンコを潰す

活気の感じないホール内のシマが視覚に入る、何故だろう?



たしかに、パーソナルシステム導入以降、フロアーはスッキリしている。無機質というか殺風景というかパチンコ独特のワクワク感、ドキドキ感が感じられない。



人件費などコスト削減の名の下で、システムを導入し、ドル箱をなくしたホールが増えている。

災害時の避難経路確保にも役立ち、合理的で良いことではある。



しかし、パチンコの大事なことを失っているような気がする。



視覚、聴覚、嗅覚などと共に、お客同士の妬みや優越感という人間が持つ、本能的な感覚や感情を刺激することこそ、パチンコの醍醐味だった。



法律上の規制は「客の射幸心を著しく煽らないこと」となっている。逆をいえば、適度の射幸心を煽ることは、致し方ないこと、となる。



以前、ホールの前を通る時に、店舗内から聞こえるBGMと台と玉の混じった音、覗き込んで見ると、重量感ある玉箱を何箱も積み上げている人々。



「よーし俺もドル箱を積んでやるぞ!」という感覚。



店の中では、誰かがドル箱をひっくり返して、床中が玉だらけになったり、スタッフさんが磁石棒で回収して行ったが、足元に残った誰かの数個の玉を自分の玉のように自身の台に使ったり、とさまざまな場面があり、このようなアクシデントも含めて「パチンコ」なのです。



活気、活力がホール内に漲っていました。



ファンは仕事帰りや休日の朝には、ホールに行くまでワクワクしてました。



これが大衆娯楽という”パチンコ”の原点でしょう。



合理化、デジタル化ということで、一番大事なこの感覚をないがしろにしてきているように実感している人が多いのではないでしょうか。



パチンコも風営法もよくわかっていないようなコンサルタントのアドバイスかわからないが、遊技台の遊び方もろくに説明できないようなスタッフに無機質で気持ち悪い両手を前に組んだつくり笑顔の挨拶が、お客への店のサービスだと勘違いしている。



市場は何兆円とあるそうですが、キャバレー、ピンクサロン、ラブホテルと同じ風俗営業です。

「性的好奇心や射幸心を著しくそそることのないよう」に、ぎりぎりの線で行う営業です。

公安委員会規則のルール内で行う大衆娯楽の提供です。



ちょっと如何わしいぐらいの方が面白く、それこそが大人の遊びでしょう。



合理化、デジタル化は良いことだけではないように思えます。



封入式はより無機質で殺風景なホールの姿にするのではと心配です。



日報読者の皆様はいかが思われますか?





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ホール業界自らが封入式を導入することが生き残る道?

メーカー関係者の関心事は同業者のどこが生き残るか?



1万台以上コンスタントに販売できればしばらくは安泰だが、それ以下の台数となると厳しい。今、頑張っているメーカーでも黄色信号が点る。



「中高年にしか受けない機械やMAX機以外に売れないメーカーは要注意。人気シリーズ以外に色々出すけど売れない。人気MAX機も甘デジはサッパリ売れない。もちろん、当該メーカーがそのことには一番分かっている」(上位メーカー関係者)



メーカーが生き残るためには、これ以上ホール軒数を減らさないことだ。そのためにホール側が率先して行わなければならないのが「エコパチ導入」と指摘する。



どういうことか?



「これ以上業界に規制がかけられないようにするには、行政から指導される前に業界が自主的に行動することが求められます。一番恐れているのは確変と3店方式が規制されることです。そうなると業界は完全に終わってしまいます」



これまでパチンコ営業では利益コントロールのために、当たり前の行為だった釘調整を警察は「不正改造」と指摘するようになったぐらい時代が変わってきた。



既成事実が認められない時代にさしかかって来ている。



警察が釘調整に「NO」を示しているのなら、ホール側が率先して封入式パチンコを導入して、最終的には釘調整も行わない営業姿勢を示さなければならない、ということだ。



全遊協時代のホールは自主規制によって、台数から定休日、交換個数などがしっかり守られていた。これは共存共栄を目指す先人の知恵だったが、いつしか自由競争の流れの中で、自主規制が霧散して行った。



自由競争に慣れきった業界体質が、歯止めが効かない業界となり、そのたびに警察から規制を掛けられる羽目になっている。



警察が釘調整に踏み込んできた、ということは、いつ3店方式に言及して来るかは予断を許さない。



確変は遅々として進まないプリペイドカードの普及に業を煮やした警察が、普及促進にCR機に限って確変を認めてしまった警察の黒歴史でもある。



「今、まだホールの体力も残っていて、ユーザーもいる。今、エコパチを導入することで、これ以上規制されることにはならないので、生き残る最後のチャンス。業界が弱体化してしまってエコパチでは手遅れになってしまう。ホール側からメーカーに釘調整がいらない機械を要望して欲しい」と訴える。



サラ金のグレーゾーン金利と3店方式は相通じるものがある。サラ金業界と同じ轍を踏まないためにもホール業界が自ら動かなければならない時に来ている。







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そうじのおばちゃん物語

ホールで20年以上そうじのおばちゃんをやっているAさんは、歳は70歳を超えている。



後輩の60歳過ぎのおばちゃんと2人でホールの掃除全般を行っている。



店舗は郊外型で掃除用の洗濯機2台が屋外に置いてある。うち1台が壊れた。それで洗濯機を買うために店長と話をした。



おばちゃんは2層式に拘っていた。



「おばちゃん、全自動の方が便利じゃないの?」と店長は新品を買うにあたって、おばちゃんに尋ねてみた。



洗濯機は雑巾を洗濯するのに使っているが、2層式のメリットは脱水時間を加減できるところにあった。おばちゃんによると完全に脱水しない方が、雑巾が使いやすい、ということを店長に説明した。



それで店長はホームセンターへ行って2層式の洗濯機を買ってきたのだが、洗濯機が故障したことで、初めておばちゃんとじっくり話をした。



おばちゃんは、店長がこの店に来るよりも随分前からこのホールで働いているのだが、掃除をしている箇所が、店長がそこまで掃除していたのか、と感心するところまで目を行き届かせていた。



このおばちゃんたちがいなくなったら、掃除の指示を出せないことに店長は気づいた。



おばちゃんの時給は850円。



店長が想像していた以上の働きぶりに、店長は社長に掛け合って臨時ボーナスを出してもらうことにした。



この話を聞いて、社長も快諾。冬は10万円、夏は5万円のボーナスを支給することを決めた。



社長自身、20年以上も働いているおばちゃんとそんなに話をすることもなかった反省を込めて、店休日の前にはおばちゃん2人に温泉へ行くようにおカネも出した。



「私たちはこの歳で働かせてもらっているだけでもありがたいと思っています。それだけでも十分なのにボーナスまで頂いて本当に感謝しています。後、10年は体が動くまで働きます」



おばちゃんとじっくり話してみると、実はお客さんのことを従業員よりも一番分かっていたのが、おばちゃんたちだった。



お互い地元同士で顔見知りなので、店での不満は一番話しやすいおばちゃんの元に届いた。でも、そんなお客さんの不満を店に伝えるべきではない、と思って掃除だけに専念してきた。



「昔のように玉積みができなくなった」



「昔は5000円ぐらいで当たって1日遊べた」



「消費税が8%になって生活費を削ってまでパチンコができなくなった」



「常連が来なくなったので自分も潮時だ。今日で辞めようと思っている」



そんな生の声がおばちゃんの耳には入っていた。



店長や従業員はそれまで、そうじのおばちゃんとしか捉えていなかったが、気配りが足らなかったことに気づき、そうじのおばちゃんを大切にする気持ちが芽生えた。



同じ職場で働く人への気配りもそうだが、お客さんへの気配りを忘れずに。





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出玉、勝ち負けだけで客はパチンコを打っているのではない

40代の女性が気が付けば、いつも顔を見るようになった。時間はほぼ決まっていて午後2時から夕方までの2~3時間。



1パチで遊んで帰る日々が続いた。



それが、パタッと来なくなった。



1カ月を過ぎても、2カ月過ぎても来ることはなかった。



その女性客のこともすっかり忘れかけた半年が過ぎた頃に再び遊びに来るようになった。従業員も気がかりになっていたので、女性スタッフが声がけした。



すると、様々なことが分かった。



この女性は、この地に引っ越してきたばかりだった。結婚はしているが子供はいなかった。年上の旦那さんが脳梗塞で倒れ、自宅で看病に追われていた。



唯一、自分の時間ができるのが午後2時から夕方までの2~3時間だった。



そこで始めたのがパチンコだった。



「頭を真っ白にできるのがパチンコ」と女性客。



半年間姿を見せなかった理由は、旦那さんが2度目の脳梗塞で倒れ、看病の甲斐もなく天国へ召された。



葬式も終わり一段落ついたが、誰もいない家は寂しすぎた。ましてや、引っ越してきたので近所に知り合いもいない。



それで、またパチンコをするようになった。



「心の隙間を埋めるのに、パチンコが一番。嫌なことを忘れられるのがいい。周りに人がいるのもいい」と女性スタッフに打ち明けた。



パチンコをする理由は人様々だ。



勝ちたいとか出玉だけを追い求めているわけではない。この女性客のように寂しい心の隙間を埋めるために、人が沢山いる場所で、頭の中をリフレッシュさせるためにパチンコをする人だっている。



ただ、業界として反省しなければいけないのは、売り上げの上がる射幸性の高い機種ばかりを求めすぎたことだ。



射幸性に走り過ぎたための結果が現在の遊技人口だ。



4円のMAX機の稼働が悪いといってもそれが1円の売り上げをはるかに凌駕すれば、4円MAX頼みになる。まず、この考え方を改めるべきだが、それはこれまでの借金がチャラにならなければできないことでもある。



4円の稼働が取れないのは、景気回復していない表れでもあるが、頼みの綱の1円までが稼働を落とし、将来を不安視しているホールオーナーも少なくない。



一物一価の関係で1円も等価にしているホールも少なくないが、遊べるはずの1円が等価では遊べるわけもない。



16割分岐で成功している1パチ専門店もあるわけだから、自店の客層をよく見極めて、1円で客が飛ぶ前に切り替えて、遊べる環境にすることだ。





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