パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

ライトミドルでP人口を増やすSANKYOの覚悟

長らく続いた業界のMAXタイプ偏重志向が、「勝てない」、「楽しくない」の負の連鎖を生むことにもなった。11月からMAXタイプの販売が禁止になるため最後のMAX商戦が過熱気味にもなっている。

従来、1/200~1/300のスペックはヒット機種がありまなかったが、SANKYOがライトミドルで業界を変えることにチャレンジを開始した。

IMG_9498 その思いを伝えるために、6月15日、東京・渋谷の南国酒家迎賓館で開かれた「フィーバーマクロスフロンティア2」プレス発表会には、業界メディアの他に一般ブロガーら200人を招いて、試打会や懇親会を行った。

IMG_9492 ナゼ、今回SANKYOは一般ブロガーを招いたかというと、マクロスの宣伝を書いてくれ、というのではなく、業界が置かれている立場を一般のファンに伝えたいためだ。

IMG_9480 従って、ここでも同機が玉がVゾーン通過で大当たりする1種、2種の混合機である、というような機種説明は業界誌に譲ろう。

現在、MAX機は市場の40%を閉めているが、10月までの駆け込み需要でさらに50%を超えることが予想されている。

MAX機が発売されない来年以降、MAXファンはどうなるのか? MAXファンは出玉至上主義なので、その要求には応えられなくなる。

そこでSANKYOの決意がライトミドルのスペックで1人でもお客さんを増やして行くことだった。

マックス機はライトミドルの2倍も売れた。

ということはライトミドルに魅力を感じてもらえなければ、ユーザーには打ってもらえないし、ホールには買ってもらえない。

5~6回に1回しか勝てないからお客様がパチンコを辞めて行く。4回に1回以上勝てるようにするのがライトミドルでもあろう。

「2014年からライトミドルを出し続けていますが、その結果、ライトミドル販売実績では1位になりました。ライトミドルで稼働を上げ、市場を活性化させたい。当たりやすく、1種、2種のスピード感があるのがマクロスフロンティア2。必ず参加人口を増やします。そのためにもライトミドルをやり続けます」(富山一郎専務)

無題 「パチンコでいい笑顔」

これはSANKYOのコーポレートスローガンだ。勝ちを体験することが笑顔にもつながる。

昔の様に友達を誘える機械に仕上がっていることを業界としては期待したいところだ。


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今こそお客様に向き合う。現場を大切にする

6月10日、東京で開催されたOJISホール経営研究会第12回幹部勉強会より。

■講師
千歳観光 白石良二代表取締役社長

■テーマ
「今こそお客様に向き合う。現場を大切にする」

■イントロデュース
白石社長は入社した千歳観光で店長から社長に上り詰めた経歴を持っいる。店長時代、一人のおじいちゃんが毎日来るようになった。いつしか顔見知りになり話もするようになった。

おじいちゃんは小さな会社をやっていた。引退して老後の生活を悠々自適で送っていた。息子さん家族と一緒に暮らしていた。仕事が生きがいだったために、引退後は塞ぎがちで元気がない。

そんな姿を観ていた息子さんが、たまりかねて勧めたのがパチンコだった。

何度かホールへ足を運ぶうちに少しずつ元気を取り戻し、「きょうはちょっと勝ったぞ」。孫のために「次はお菓子を取ってきてやるぞ」と食卓での会話も増え、ホールであったその日の出来事を楽しそうに話すようになった。

白石店長とも顔見知りになり、「きょうは店長さんと話したぞ」と得意げに話すようになった。

おじいちゃんはパチンコで元気を取り戻すことができた。

数年間は店に通い続けたが、ある日を境にパタリと姿を見せなくなった。

心配した白石店長は常連さんに聞いて回って分かったのが「入院した」ということだった。

それから数カ月後、おじいちゃんの訃報を知ることになる。

と同時に、息子さん夫婦が店長を訪ねて来て「是非、告別式に参列してやってください」と直々にお願いに来た。

告別式で喪主のあいさつがあった。

「家業を引退して元気のなかった父親を活き活きさせてくれたもの。それがパチンコでした。毎日楽しかったことを話してくれました。きょうは父が楽しく過ごさせてくれた店の店長さんんも来て頂きました」

お客さんの告別式に参列するのも初めてだったが、こうして感謝されるとは思ってもいなかった。

涙が溢れた。男泣きに泣いた。

パチンコという仕事をしてきて本当に良かった、と思った。

パチンコは人を元気にする、パチンコは楽しさを提供できる、と確信した。

やがて社長となった白石氏は「ありがとう」の一言が存在価値である、との理念の下に地域や社会貢献ができるホール企業を実践している。

以下本文

「今こそお客様に向き合う。現場を大切にする」
見方を変えれば、過去が良すぎただけで、ホール軒数が半分以下になるなる可能性は十分ある。

昔は安い金額で遊べる環境があった。それだけに遊技されるお客様が一番困って苦しんでいる。

3万円は持っていなければならないのは敷居が高すぎる。どういう遊びを提供しなければならないかを今こそ考えなければならない。

班長→主任→店長を目指す中、店長はゴールではなく、スタートだ。店長になると現状打破をしなくなる。

店長は機種選定や出玉管理以外でお客様とのつながりを作っていくのも店長の仕事だ。

スタッフと一緒になって、お客様のことをもっと知らなければならない。週何回来て、好きな台、趣味、家族構成などの情報をカルテにして共有する。

釣りが好きなお客様とは同じ釣りクラブに参加するとか、町内運動会に参加するとか自分たちで考え、お客様との関係づくりを行った。

そういう関係が構築できると仕事が面白く、楽しくなる。

リニューアル工事で暫く休業したことがあった。その間、お客様は競合店へ流れていたた。

1人いなくなるとどれぐらい売り上げが下がるか計算してみた。

スタッフと話ができる環境を整え、お客様との絆を太くしていくと競合店へ流れていたお客様も戻ってくる。しかも新しくなった店舗に「ありがとう」といわれた。

先代社長の創業時の理念は「先義後利」。お客様からすぐに利益を頂くのではなく、利益は後からでいい、というのがこの言葉に込められている。

この理念は変わることはない。

ギャンブル性が高まり、大衆娯楽とはいえない現状で、私の周りにもパチンコをやらない人が増えた。

「井戸水は汲み過ぎると枯れる」

高利で吸い上げるとお客様はいなくなる。極端な儲けすぎはダメ。適度な射幸性で取ったり、取られたりでなければ発展はない。大衆娯楽という店づくりをしなければならない。そうでなければ、お客様のおカネもいつまでも続かない。

私は地域に根差した店づくりで、閉店したらお客様から「楽しみがなくなる」「困る」といわれる店を作りたいと考えている。

大手にはない人という魅力を出して。

機械に依存することなく、絆づくりで生き残る方法は多分にある。

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認知症のお年寄りはどう対処すべきか

今やパチンコを支えてくれている主な層は団塊の世代以上の高齢者だ。

常連客のおじいちゃんがパチンコを打っていた。何台か台を変えてところで、従業員を呼んだ。

「財布の中にあったおカネがない」

「いくら入っていたんですか?」

「3万ちょっとはあった」

おじいちゃんはてっきり、財布の中身を落としたものと思い、「おカネの届け出はないか?」と聞いてきた。

従業員が協力してホールの隅々を探したがお札は落ちてはいなかった。

従業員の一人が「全部使っちゃったんじゃないですか?」と店長に進言した。

おじいちゃんは「交番へ届ける」といって店を後にした。

監視カメラの映像を巻き戻して確認してみた。

そこにはおじいちゃんが、何台も移動してそのたびに、お札を投入する姿が映し出されていた。その映像を観る限り、全部使ってしまった可能性が高くなった。

おじいちゃんは全部使ったにも関わらず、財布の中身がないことに落としたものと思い込んでいる節がある。認知症と思われる。

高速道路を逆走する事例が頻発しているが、その多くが高齢者のドライバーであるケースが多い。アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故もしかり。

こうした認知症と思われるドライバーの事故を未然に防ぐために、警察庁は平成14年6月1日の道交法改正で認知症と診断されて人の免許の取り消しや停止措置を取ることになっている。

認知症と診断され、本人もしくは家族が申請を行わなければならないが、申請していなかったからといって処罰の対象にはならない。

高齢者の場合、車を運転する理由は、移動手段の他に、生き甲斐、楽しみ、という理由がある。移動目的なら代わりに運転してくれる人を探すとか、地域の公共交通を利用する、という代替案がある。

やっかいなのは、後者の生き甲斐や楽しみで運転するケースだ。

生き甲斐や楽しみのために交通事故を起こされたのでは、加害者も被害者も浮かばれない。

このケースでは運転以外の楽しみを見つけ出さなければならない。

地域の老人クラブや趣味の講座、生涯学習に貸農園、シルバー人材活動と市町村役場の窓口へ行けば相談に乗ってもらえる。

認知症患者お年寄りが増えることで、ホールでも自分が打っていた台を忘れるケースも出てきている。

車の運転同様、認知症のお年寄りはパチンコ店へ出禁にした方がいいのか、業界も考えなければいけない。



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まだベールは脱いでくれなかった手打ち式パチンコ

想像以上にガードは固かった。

話題の手打ち式パチンコメーカーのA-gonに突撃取材を試みた。といっても事前にアポは取っている。

本社事務所は台東区役所の裏手にあった。別な意味で話題になっているPiDEAが入居しているビルからも近い。

事務所もできたてほやほや。ショールームとなる予定のスペースにはまだ機械は設置していなかった。

会社のロゴは手打ち式ハンドルがあしらわれている。会社のイメージがしやすい。40年ぶりの手打ち式メーカーとしてスタートする意気込みが感じられる。

手打ち式メーカーとして動き出したのが今から3年前。一番苦労したのが実は手打ちハンドルだった、という。

「今は盤面が大きいので強く押さないと玉が届かない。バネが強いと長い時間打つと疲れる。お年寄りでも女性でも疲れることなくスムーズに打ち出せるようにするのが一番大変でした」(石井本部長)

1号機はすでに保通協の適合を受けていた。

実機はあるのだが、

「今はちょっとお見せすることができません」(同)

営業戦略的にギリギリまでベールを脱がすことはないようだ。

ホール側の一番の関心事は発売時期だ。

「今は年末あたりを予定しています」というように、まだしばらくは先になる。やはり最後のMAX機商戦が一段落した辺りを見計らっているようだ。

価格も未定ながら、25万円以下を目指すことになりそうな気配だ。

「われわれがターゲットにしているのは手打ち式を知っている50歳以上のスリープユーザーですが、若い人には手打ち式という技術介入でゲーム性の作り方で、遊んでもらえるものを目指しています。もちろん4円で営業できる仕様になっています」(同)

手打ち式のコンセプトは以下の3点。

1.釘にからむ玉の動き

2.一発一発に一喜一憂する楽しさ

3.レバーの強弱で入賞を狙う自力感

この手打ち式復活を契機として、スリープユーザーが再び足を運ぶようになれば、それはそれで手打ち式復活の役割を十二分に果たすことにもつながる。

ホール側の関心も極めて高い。

取材当日もホールオーナーが話を聞きに来ていたようだ。

機械を見ないでも注文したいというホールオーナーもいる。

パチンコ業界が完全に忘れ去ってしまった大衆娯楽の原点を思い起こさせてくれる手打ち式を救世主とはいわないまでも、業界復活の足掛かりになることを期待したい。

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セル盤で正確に傾斜を合わせることでできること

台入れ替えを簡略化させるための金具である大工マン。

デモ機 予め大工マンを台枠に取り付けておけば、後は従業員でも簡単に台入れ替えができる。4号機から5号機へ移行する時代、経費節減の一環で島大工の外注費を抑えるために注目されるようになった。

6月1日から健全化推進機構の立ち入り検査で、釘調整問題が一段と厳しくなった今、大工マンがセル盤で正確な傾斜が取れることから釘調整をすることなく、傾斜角度だけで営業計画が立てられる、ということで再び関心が集まっている。

「島工事と台入れ替えを専業としていたので、傾斜によってデータが変わることは以前から分かっていました。今でも大半のホールさんが枠で傾斜を測ってビス打ちしているんですが、この方法では、30キロもある台を取り付けると、その重量で傾斜は狂ってきます。3分5厘だったとしても改めて測るとバラバラです。ホールは3分5厘と思っても、傾斜のバラつきから統一ゲージを採用しているホールで、データにバラツキが出て、スランプが起こる原因になっていました」と話すのは大工マンの総発売元の東京NSYの豊田吉秀取締役社長。

大工マンは台を取り付けすべての重みが整った状態で、セル盤で正確な傾斜が測れるようになっただけでなく、昨年9月に発売された「大工マンEvolution」は、幕板を開けることなく、傾斜調整専用ドライバーを差し込む方法に変わったので、セキュリティー面も強化され、より簡単で楽に傾斜角度を合わせられるようになった。
調整 データ管理を徹底しているホールでは、傾斜角度を全台揃えることの重要性に気づき、傾斜を揃えている。

「傾斜のバラつきによってアンフェアな遊技環境になっていたことが分かった。お客様にフェアな遊技環境を提供するために、全店導入に踏み切りました」(中堅ホール社長)

現在は大手や中堅ホールでの導入が進んでいるが、未だに9割は台枠で傾斜を測っているのが現状だ。

では、傾斜角度を変えるだけでどんな変化が現れるのか?

昨年12月1日から1カ月間「牙狼金色になれ」(20台)を釘調整は一切行わず、傾斜だけで調整した実データがある。

平常はで3分5厘で営業。土日は3分に変えた。するとスタートやベースなどに変化が現れた。

スタートでいうと3分5厘の平均が5.36回とすれば、3分では5.25回に変わった。約0.1回だが釘調整と同じ効果が傾斜角度を変えるだけで得られた。

注目すべきはスタートやベースだけではない。同時に確変中のベースでも、3分では-0.5、特賞1回の平均出玉でも-5個前後という結果が得られている。

つまり、トータルに見て、傾斜の影響は絶大であること分かる。

パチンコ台は設置するときに1度以内の傾斜を付けているが、保通協の型式試験でも同様の傾斜が用いられている。

1度とは傾斜器で測定しなければ分からないほどの極わずかな角度だが、それが傾斜によって変化する。


パチンコ台の高さは約809mm。1分傾くと上点と下点の距離が3.03mmとなる。

4分5厘では3.03×4.5=13.635mm

3分5厘では3.03×3.5=10.605mm

3分では3.03×3.0=9.09mm

これらを角度計算すると次のようになる。

4分5厘
DEGREES(角度)(ATAN(809/13.63)=89.03442で内角は約89.03度で、つまり0.97度寝ていることになる。

以下
3分5厘=0.75度

3分=0.64度

傾斜角が非常にシビアな数字だということが分かるが、これを台枠で測っているということは、未だにどんぶり勘定で営業していることにも等しい。最低限セル盤で正しく傾斜を合わせることが、パチンコ営業の基本中の基本ともいえる。

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