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業界初の3Dマッピングをホールで上映

プロジェクションマッピング(3Dマッピング)が一躍有名になったのは東京駅や大阪城をスクリーンに上映されて以来だ。立体感のある大迫力の映像が見る人の度肝を抜いた。



11月からのイルミネーションシーズンを迎え、スカイツリー、すいだ水族館、東京ディズニーランド、横浜ランドマークタワー、大阪城、ユニバーサルスタジオジャパン、ハウステンボスなどでプロジェクションマッピングが上映される。



開催場所は公共の場所やテーマパークで上映されているように、まだ、一般の商業施設では馴染みが薄い中、パチンコ業界の先頭を切ってプロジェクションマッピングを企画したのが、滋賀県に本社を置くイチバン・コーポレーションだ。



11月1日から3日間、彦根市の「ICHI-BAN本店」の立体駐車場(55×21m)をスクリーンに3Dマッピングが上映された。





「民間企業でやっているところはないので、やるなら今しかなかった」と話すのは3Dマッピングを企画した高橋芳周専務。



ところが、新台50台分、という費用を聞いてすぐに断念する。



しかし、すぐには諦めきれなかった。取引先のFTコーポレーションに3Dマッピング業者を探してもらったところ、予算の範囲内で収められるところが見つかった。



映像はすべてオリジナル。制作期間は1カ月以上かかった。1回が8分の長さで、30分おきに5回流した。







当日は駐車場を一般開放してパチンコをしない市民にも楽しんでもらった。子供連れの家族の姿が目立ち、立体的に動く映像に子供たちから歓声が上がった。



「滋賀県下初、ということで地域の人に楽しんでもらいたい、ということとブランディングの目的もありました。ホールを10店舗、飲食を10店舗をやっているので、採用を含め知名度を上げたいと思います」(高橋専務)



こういう企画ができる背景には同社の自由闊達な社風に由来するものがある。社内では役職者を役職で呼ぶことが禁止されており、「さん付」で呼ぶフラットな雰囲気を作り出している。



社員のやる気を引き出すために、上からの細かい指示はなく、自分たちがやりたいことを申請すれば、費用対効果でOKが出る。







3Dマッピングを実施する際、細かな注意点がある。



「黒い壁はダメです。今回、駐車場の壁面は金属の格子ですがOKです。建物と同じ引きが必要なのである程度広い駐車場が必要です。何より、音響も重要になってくるので、音を出せる場所が条件となります。大雨や雪の日は上映できません」(FTコーポレーション村木常務)





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