根っからのモモキュンファンだったので、興味を惹かれてその台に座った。1/381のMAX機とは知らずに。
ところが、お座り一発。500円で潜伏確変を引き当てたため、とめどもなく大当たりは続き、最終的には5万発も出た。ビギナーズラックで20万円だ。
これをきっかけに朝一で毎日来るようになるのだが、翌日も1000円で確変を引いた。ただ、、今回は2回で終わった。
しかし、パチンコは簡単に当たるものと思うようになる。
最初に勝った20万円を元手に通うのだが、1週間で20万円がなくなった。
「パチンコってこんなものなんですか?」という疑問に店長が応えるべく、パチンコのレクチャーを始めた。
甘デジとMAX機の特徴と違いについても説明した。
「モモキュンは私が好きなマンガだったので、座ったんですが、本当にラッキーだったんですね。じゃ、自分はやらない方がいいですね」という言葉を残して、パタリと来なくなった。
このことをパチンコ業界はどう受け止めるべきか。
せっかく、パチンコに興味を持ってくれた20代の若い女性層は、貴重な存在だったが、すぐにパチンコから足を洗ってしまった。
パチンコで一番大切な「勝つ」という体験をしながらも、勝ち金がすべてなくなったところで、それ以上追っかけることはなかった。「彼女は依存症になる前にパチンコから卒業できてよかったじゃないか」というアンチの声が聞こえてくるが、ここは単純にパチンコが面白くなかったかも知れない。
せっかくパチンコを始めたファンを引き留められなかったパチンコには何が足らなかったのか。確変を引けば、連チャンするが、それが本来のパチンコの面白さなのか?
予期しない解散総選挙でIR推進法案が今国会で廃案になってきた。来年の通常国会で再提出となる。
日本でカジノが解禁されることで反対派の一番の理由が、依存症問題だ。パチンコと違ってカジノは賭け金は青天井で、一夜にして全財産を失うこともあるだけに、特にその辺は徹底されるものと思われる。
家族や第三者が入場禁止の措置を申告すれば、本人を入場できなくできる制度を導入することも可能だ。
パチンコ業界の依存症対策もカジノに準じるようになるかも知れないが、それは、それで準じてもらうにしても、依存症を増やすのではなく、本来のパチンコの面白さでファンを増やさなければいけない。

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