どんな人材を求めているのだろうか?
資格はけっこうゆるい。
求人票には次のように書かれている。
■募集年齢
不問
■応募資格
不問
■スキル・経験
アセンブラ、C、C++、いずれかの言語経験、組み込み系業務経験者。電子回路設計経験
一般の会社と違って保通協の試験員は風営法で一定の学歴を満たしていないとなれないのだ。
ま、送られてきた履歴書を見て、その辺は足切りされるのだろうが、第一九条2には写真の通りの資格要件が書かれている。

高卒はまずアウト。
高専以上の学歴と専門科目を履修して卒業していないとダメ。
大卒でも文系卒ではダメということだが、国家公安委員会が同等の知識があると認めた場合はOKのようだ。
国家公安委員会が認めるとは準公務員扱いではないか。
では、保通協のお仕事とはどのようなことをするのだろう?
メーカーが保通協に機械を持ち込んで申請する時の様子はこんな具合だ。
メーカー側からは4~8人体制が一般的で、持ち込む機械は5台。これに分厚い申請書類が2~3冊。併せて申請物として実装前の生基板やスロットの場合は、各リールテープ、自動的に実射試験を行うための打ち込み機などを提出する。
保通協側からは2名の担当がテーブルに着く。
ここで、まず、申請を受け付けるかどうかのヒアリングが行われる。
試験手数料はパチンコで約142万円、スロットで約160万円かかる。申請を受け付けるとこの手数料は試験を落ちても取られるので、持ち込めるかどうかのヒアリングが行われる。
担当の1人がヒアリングして行き、メーカーは「はい」、「いいえ」で答えていく。
もう一人の担当は、メーカーの提出物を正しいものかどうかをチェックして行く。
ヒアリング時間はだいたい20分程度。それ以上に1時間近くもかかるということはヒアリングにスムーズに答えられていないとか、提出物が足りなかったりとか、何らかの不備が発生した、ということである。
このヒアリングは不備があるかどうかの事前チェックで、試験手数料を無駄にしない保通協の親心でもある。
申請を受け付けたら費用は発生するのだが、申請する前日までに銀行から振込み、振込用紙のコピーを申請時に添付する。
受け付けた機械はそれぞれ担当別に、設計値検査、プログラム解析、構造検査、電気回路検査などを行う。
そして、2カ月以内に合否判定が出る。
保通協の職員は法律に則った検査を行うので、守秘義務があるほか、メーカーから金品を受け取ることも禁止されている。

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