パチンコ日報

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パチンコ業界から見たら夢のような東京競馬場のチラシ

これは東京競馬場の新聞チラシだ。



ここでは競馬の祭典である日本ダービー(東京優駿)(GI)や、オークス(優駿牝馬)(GI)、天皇賞(秋)(GI)、ジャパンカップ(GI)などのGI レースが行われる主要競馬場だ。





公営ギャンブルとして認められている、ということは何でもできることを今回のチラシから読み解くことができる。パチンコ店がやったら行政処分のオンパレードだ。



子供などの家族連れでも競馬場を楽しめるように、19日のオークスの日には、サンリオキャラクターショー、さらに26日の日本ダービーの日には、小さい女の子に大人気のプリキュアショーをぶつけてくる。



子供連れが厳格に禁止されたパチンコとは大違いだ。



子供のころから親に連れられて競馬場に通う習慣を作って、競馬のギャンブルイメージを薄め、大人になったら馬券を買ってもらう戦略ではあるが、パチンコ業界から見れば、夢のような世界だ。





今回のチラシの最大のポイントは、18.19.25.26日のいずれの日にかに、チラシ持参で12時までに入場した全員に、場内の食堂で使える2000円分

(入場料200円いるので実質1800円分)のクーポン券がもらえることだ。



住んでいる地域と来場頻度に答えるだけなので、個人情報を吸い取られることもなく、アンケートにも協力しやすい。



競馬経験者はもちろん、競馬をしたことがない未経験者でも、近くに住んでいる人なら、クーポン券欲しさに、行く人も少なくないのは、容易に想像ができる。



これをきっかけに競馬場に足を運んだ人は、クーポン券で食事するだけでなく、当然、馬券も買うだろう。



2000円分の食事代をサービスしても、それ以上使ってくれればいいわけで、まさに損して得取れ。



ラスベガスのカジノがVIP客には、往復の交通費と宿泊代をサービスするのと同じ原理だ。



むしろ、新規客開拓のために初心者にジャンジャン来て欲しいはずだ。



JRAといえども年々競馬の売り上げは、減少の一途をたどっている。



手軽に馬券が買えるようにパソコンやケータイからでも投票できるようになった結果、競馬場に足を運ばなくなったために、全レースに賭けるファンが減ったことが売り上げ減少につながっている、ともいわれている。



公営ギャンブルVS民間の未公認ギャンブルの差が、これほど鮮明に出たチラシも珍しい。



パチンコ業界が同様のことをやれば、依存症患者を増やすだけ、と叩かれるがJRAがられば叩かれることも少ない。



パチンコ業界でもこんな夢のようなチラシが打てるように、業界改革をしていかなければならない。







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