パチンコ日報

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千葉北のユニバーサルデザインが業界スタンダードになる日…

五体不満足の著者である乙武氏が、銀座で予約していたイタリアンレストランに車椅子を理由に入店を断られたことをサービス業として対応がまずいことをツイッターで発言したことで、ネットではレストランに非難が集中する一方で、乙武氏に対しても車椅子で入店できるかを一言確認すべきだった、と賛否両論が渦巻いた。



現在は当事者同士が和解しているので、これ以上この問題に触れて欲しくないようだが、エレベーターが止まらない2階にあるこじんまりした店舗で、人手も少なくぎりぎりの状態で店を回していたので、店側は断ったようだが、客と店の立場では、えてして店側に非難が集中しやすい。



店は結構、急な階段が続く。



38キロの乙武氏を抱きかかえて、2階に上げて欲しかった、ということだが、万が一階段を踏み外して怪我でもさせたら、その時責任は誰が取るのか?



電動車椅子を歩道に放置しておくこともできず、重量のある電動車椅子も2階に運ばなければならない。



この一件から、パチンコ業界も学ぶこともある。



車椅子のお客さんが来店したときの対応を何割のホールが従業員に教育しているのだろうか?



身障者用トイレを備えているホールでは、障害者への接客対応を研修しているのだろうか?



たまに車椅子のお客さんを見かけることはあるが、たいていが島端の角台だ。



遊技椅子を外しても台間狭いと、今度は両隣の客が迷惑になるので、台が自由に選べない。



マルハンの千葉北店はユニバーサルデザインで、車椅子のお客さんでも、どの台でも車椅子のままプレイできるように対応している。



この企画に参画したのが、大阪にあるミライロという会社で、社長自身が車椅子生活の障害者でもある。同社は建築物のユニバーサルデザイン化に伴う企画、設計などをアドバイスするコンサルタント会社で、完成後の建物も障害者の社員が車椅子でチェックする。



健常者目線で車椅子に乗っても、使いにくさが気づかない部分が結構ある。



千葉北店では設備に対応しただけでなく、ユニバーサル接客研修も行った。これはお年寄りや障害のあるお客さんに対する接客術を学ぶ研修で、座学と実地研修で3日間も費やしている。



アパレル業界では車椅子のお客さんが試着する場合、体に触れたりするので、マニュアルがある。



健常者でもいつ障害者になるかは誰にも分からない。事故でいつ車椅子生活になるとも限らない。



それまで、健康だった人が、脳梗塞で倒れ、大好きなパチンコをリハビリを兼ねて車椅子を使って来店してケースもある。



マルハン千葉北店のようなホールが、業界スタンダードになる日が来ることを望む。





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