では、なぜこんなにホールが減少してしまったのか? その理由は実にシンプルだ。パチンコホール経営がもはや儲からなくなったからである。
かつてのように熱狂的なファンで賑わっていた頃のような利益は期待できなくなり、経営者たちはさまざまな方法で生き残りを図る必要に迫られている。
そんな中、都内のあるホールオーナーであるAさんは、斬新なアイデアを思いついた。彼の知り合いのホール(250台規模)は、パチンコからドラッグストアへと業態を転換したのだ。
驚くべきことに、そのドラッグストアは、パチンコ時代の売り上げよりも高い利益を上げているという。Aさんもその成功を見て、自分もドラッグストア経営に乗り出そうと考えた。
しかし、Aさんは単にホールをそのままドラッグストアにするのではなく、もっと面白いアイデアを思いついた。
彼が考えるのは、「ホールの中にドラッグストアがある」というコンセプトである。具体的には、現在300台規模のホールのうち3分の1をドラッグスペースにするという計画だ。
残りの2/3は従来のパチンコ台で埋め尽くし、パチンコファンが楽しめる空間を確保する。
Aさんの秘策は、競合するドラッグストアよりも1円でも安く商品を提供することだ。これにより、ドラッグストアの客層が足を踏み入れたことのないパチンコホールに興味を持ってもらい、ひょっとしたらパチンコに挑戦してもらえるかもしれない、と考えているのだ。
つまり、ドラッグストアで買い物をするついでにパチンコにも興味を持ってもらい、最終的にはパチンコを打ってもらえれば大成功というわけだ。
そして、Aさんの計画にはさらに一手、いや二手、いや三手先を読んだ賢い策略がある。
それは、パチンコホール内に「ドラッグスペース」を設けた場合、最終的には「1島だけ残して、ドラッグの面積を拡張する」というものだ。
なぜ1島だけを残すかというと、ドラッグストアで買い物をしてくれたお客さんには、無料でパチンコが打てる特典を用意するからだ。もちろん、無料で打てるパチンコは出玉を換金することはできないが、遊ぶだけでも楽しんでもらえればそれで十分だと考えている。
「これこそがドラッグストアの差別化だ!」とAさんの鼻息は荒い。彼は自信満々で、この斬新なアイデアが新しい時代の経営スタイルを切り開くと信じて疑わない。
さて、このパチンコとドラッグストアの奇妙な融合がどんな核融合を起こすのか、楽しみではあるが、営業許可が下りるかどうかはまだ未知数である。
パチンコとドラッグストアのコラボレーションが、果たしてどのようなビジネスの未来を切り開くのか。Aさんの夢が現実のものとなる日を、誰もが楽しみにしているのである。
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