パチンコ日報

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スマスロ雑感

スマート系遊技機は衰退するパチンコ業界復活の救世主として期待されている。一足早くデビューしたスマスロは期待通りの出玉を魅せる機種も登場してきた。それを後押しするように12月5日、大都からは「スマスロ HEY!エリートサラリーマン鏡」が導入される。

それを告知するのが中央線などで展開された車内吊り広告だ。


とあるシンクタンクがパチンコ・スロットをやったことのない社員に、この広告を見て何の告知かを調査した。やったことがない人からすれば、「????」。有名なアニメキャラでもない。「スマスロ」と書かれているが何のことかサッパリ分からない。ただ、分かるのは12月5日から導入されることだけ。

この広告は完全にヘビースロッターをターゲットにした告知広告であることは明らかだが、シンクタンク関係者の評価は手厳しい。

「この広告には新規客を開拓する意志がまるで感じられない。スマスロはコアなファンじゃないとその意味も分からず、その説明もない。新しいスロットはコインがないなどの一文を加えるべき。それだけでもどうしてコインがないのか興味が沸く。新規客を開拓しなければならないのに、訴求性がない。ここにパチンコ業界が衰退する原因がある」

車内吊り広告は移動時間中、やることがなくて暇なので、見てもらえるチャンスなのに残念な広告だという評価だ。もっとも、現代人は電車の中はスマホに集中する時間で、中吊り広告もなかなか見てもらえない。

今年1月のことだった。日電協からスマスロのスペックの正式発表がある随分前に、「スロットは安全装置が働いて1万9000枚」というキーワードを聞いていた。それがコンプリート機能であることがだいぶ後になって分かる。6号機で徹底的に出玉規制されて、死に体になったスロットだが、「4号機のような機械が認められるのか」と耳を疑った。

しかし、スマスロがデビューして女性スロットライターは、Twitterで「10万円負けていたけど万枚達成!」とつぶやいていたように、早くも万枚が現実のものになってきている。10万円突っ込んでも20万円取り戻せば、そりゃ、射幸心は煽られる。業界的には嬉しいが、依存症対策のための出玉規制だったはずなのに…。

広告を打つなら、キャッチコピーは「万枚の夢再び」か。もちろんこんな射幸心を煽る広告は論外だが、CR機の時と同様にスマート系にはアメは与えられた、ということだ。

スマート系は依存症対策にも資するということで認められた経緯があるが、射幸心を煽る機械を認めて、依存症対策もあったものではない。

結局、パチンコ産業は射幸心を煽ることで巨大化したが、その射幸心を煽ることで縮小して行っていることを何も学んでいないように思える。



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