パチンコ日報

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射幸心を煽っても売り上げが上がらない宝くじとパチンコの共通点

12月23日の締め切りを前に、宝くじ大好き5人のジャンボきょうだいがサンバに興じながら歌い踊るテレビCMが流れ続けた。


宝くじ好きの長男は妻夫木聡、優しい性格の長女は吉岡里帆、天然キャラの次男は成田凌、お調子者の三男は矢本悠馬、今どきギャルの次女は今田美桜を起用したのは、今まで宝くじを買ったことがない若者に振り向いてもらうのが狙いだ。

宝くじの2021年度の売上額は、前年度比0.3%減の8133億円だった。宝くじの売上額は2005年の1兆1047億円をピークに漸減基調に転じている。

宝くじの1等金額が1億円になったのが1994年。2004年に2億円、2013年に5億円で前後賞合わせて7億円、さらに2015年に7億円に引き上げられ、前後賞と合わせると10億円に達した。

夢のような10億円。一生遊んで暮らせるような金額で射幸心を煽ってきたが、その効果も表れていない。

売上減の理由は宝くじ購入の主力層が高齢化したことや、2001年に販売開始したスポーツくじtotoに顧客が流れたことなど複数の理由があるようだ。インターネット販売やクレジットカード決済対応への遅れで、若い世代の取り込みに失敗したことも響いた、とされている。

こうしてみると、宝くじとパチンコは似た者同士とも言える。課題は中心客層の高齢化で、いずれは鬼籍に入っていく。売り上げ増・ファン人口増のために射幸心を上げているのも一緒だが、共に増加にはつながっていない。

今の若者はギャンブル嫌いが多い。当たる確率の極端に低い「夢の一獲千金」を狙うよりも、「損をせずに着実にリターンを確保する」風潮も影響している。そういう意味でも宝くじとパチンコは古い体質から脱却できていない。

「パチンコは博打性がなければお客は打たない」とはホールオーナの弁。それは一部は当たっているかも知れないが、曲がりなりにもパチンコは遊技と言っている以上、その考え方は間違っている。本当に面白いゲーム性で遊ばせるのが遊技というものだ。

射幸性を上げる手法は、一部のヘビーユーザー向けでしかない。本来、賭博性が低い宝くじやパチンコでは、競馬のように売り上げ・ファン人口増にはつながらないことを学ばなければいけない。加えて、宝くじもパチンコも若者からは見放される昭和の遺産なのかもも知れない。

答えは射幸性を上げても効果がないということだ。


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