ハロウィンやクリスマスシーズンになると、スタッフがコスプレで接客するホールは少なくない。
では、なぜコスプレをするのか、実際に行っているホールはこんな理由を挙げる。
「通常の会話は『出る』、『出ない』の声が多くなっており、お客様を飽きさせないことが非常に難しくなっている中、少しでもお客様の視点を変える必要があります。ハロウィンやクリスマスの仮装は、スタッフも制服を変えることで、良い刺激になり、常連のお客様との会話にもつながります」(Aホール)
「10,11月は業界的に稼働が落ち込む月となるので、盛り上げる意味も込めています。自店のウリの女性スタッフの紹介の意味も兼ねてお客様との会話のきっかけづくりにしています」(Bホール)
「当店ではバレンタインデー、七夕、ハロウィン、クリスマスの年間行事としてコスプレを実施しています。お客様の楽しみの一つにもなっています。スタッフも衣装が変ることで、身だしなみを可愛くしたり、と意識が上がって、相乗効果を発揮しています。コスプレは店内の雰囲気も変わり、常連のお客様との会話のきっかけづくりにもなり、コミュニケーションの回数が上がります。何よりもコスプレしているスタッフに会いに来てくれるお客様もいらっしゃいます」(Cホール)
いずれのホールにも共通しているのはお客さんとの会話のきっかけ作りで、これにより、一層コミュニケーションを図っていく狙いがある。
実際、コスプレしてみて、スタッフの感想も聞いてみよう。
「ちょっと恥ずかしかったけど、こんな衣装を着ることがないので、楽しめました」
「普段の制服と違って新鮮さが出てよかったです」
「カワイイ服でテンションが上がり、業務も楽しくできました」
「たくさんのお客様にカワイイねって言われました」
「普段話をしたことがないお客様から声を掛けられ、話すようになりました」
やはり、コスプレのキーワードは「カワイイ」だ。衣装がカワイイから女性スタッフもテンションが上がるというもの。
ところが、あるホールでクリスマスのコスプレを巡ってひと悶着あった。
そのホールは女性スタッフは赤いミニサンタの衣装に、赤いクリスマス帽子といういで立ちでクリスマスコスプレを実施しようとしたところ、一人の契約社員が断固拒否をしてきた。
アルバイトを経て契約社員になり、初のクリスマスコスプレだった。
店長は「じゃ、帽子だけでも被ってくれないか」とお願いしたが、これも拒否してきた。女性スタッフの意志は頑なだった。中年になってサンタコスプレをやってくれと言えば、恥ずかしいから「嫌」ということになるが、若いスタッフからはミニサンタの衣装は好評で、拒否する理由が分からなかった。
結局、契約社員はクリスマスコスプレをすることはなかったが、後日、店長宛に一本の電話が入った。
それは彼女が所属する新興宗教の弁護士からだった。
その新興宗教はキリスト教を邪道として捉えている立場から、店長の命令は「パワハラに当たる」という内容だった。
お寺の坊さんでも家では子供のために、クリスマスを祝うケースもあるように日本人は宗教に対して守備範囲が広いというか寛大だ。
で、結局、ホール側から10万円の和解金を提示して示談は成立した。店長にしてみれば、彼女がキリスト教を敵視する新興宗教に入っているなど知る由もない。
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クリスマスコスプレ事件簿
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