タクシー料金が値上げされたからと言って利用客が減るということもなく、むしろインバウンドが追い風にもなっている。運賃が上がれば、必然的に歩合が付くドライバーの給料も上がった。月額で2~3万円の手取りアップとなっている。
「それまでは、今日はこれぐらいでいいか、と妥協していたのに、もうちょっと頑張ってみようと自らがノルマを課すドライバーが増えてきましたね」と話すのは都内大手タクシー会社の関係者。値上げですぐに給料がアップした業種の一つともいえるのがタクシーでもある。
で、タクシー会社の食堂でドライバー同士の会話の中から聞こえてくるようになったのが、競馬やパチンコの話だ。元々ドライバーはギャンブル好きが少なくない傾向があったが、懐具合が温かくなったので財布の紐も緩むというもの。「どこのパチンコ屋が出している」などと情報収集している。
ここから面白い提案をしてくれる。
「うちの会社では認められませんが」と前置きして、タクシー会社の営業所に近いホールへ贈るアイデアだ。
「ドライバーはカレンダーをもらう機会が少ないので、年末に『これ、皆さんでお使い下さい』とホールのカレンダーを配りに来てはどうですか? 事務所に近くの飲食店のメニュー表を置いていたら、出前を注文するのと同じで、カレンダーは1年間家に貼るので、ホールの店名が刷り込まれ、パチンコをやりたくなったら行くのではないでしょうか」
聞き流して終わりかも知れないが、新規客の開拓とは魚群がいるところに釣り糸を垂らすことである。パチンコ好きがパチンコをやろうというタイミングが大事である。
ドライバーでも特に水揚げが多い人は、独自のノウハウを構築しているものだ。つまり、いつ、どこへ行けば長距離客が拾えるか、というノウハウだ。それを皆が思いつくような場所では競争相手が多いだけで効率は悪い。
一つだけ教えてくれたヒントがこれ。
例えば、マルハンなら7日と8日の閉店30分前の景品交換所近く待つと長距離客が拾えるようだ。そんな独自の知識を積み重ねていくことで他のドライバーよりも同じ労働時間で効率よく売り上げを上げることができる。
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