2代目隼に乗っているホールオーナーは、3代目が発表されると同時に予約を入れた。3代目を購入すると2代目は不要になる。下取りに出して3代目を購入するのが一般的だが、オーナーには別の考えがあった。
バイク好きのオーナーは、社員とどうしてもツーリングがしたいとの想いがあり、営業本部長にバイクの免許を取るように勧めていた。
オーナーは3代目隼を購入することを決めた時、不要になった隼を営業本部長にタダで譲ることにした。それと同時に大型免許を取る費用もオーナーのポケットマネーで出すことにした。
原付しか乗ったことがない営業本部長は、最初は乗り気ではなかった。大型バイクに興味がなかったからだ。突然降ってわいた大型自動二輪免許の取得命令。しかも、乗るバイクは初心者にはハードルが高い隼、と来ている。
あれから1年以上が経過する。営業本部長は大型バイクの免許を取得して、オーナーの隼を譲り受けたようだ。
オーナーが営業本部長にここまで肩入れするのは、オーナーの娘さんを営業本部長と結婚させたい思惑があったからだ。ゆくゆくは会社も継がせる腹積もりだったことが伺える。
4月半ばに届いたのは訃報だった。営業本部長が隼に乗っていて事故死という知らせだった。これを受けたネタ元は、話を聞くのが辛くて、どういう状況で事故に遭ったのか詳しい状況までは聞かなかった。よって詳細は分からない。
ご冥福を祈る。
隼はスズキのフラッグシップモデルで、最高時速は300キロオーバー。まさにバイク界のスーパースポーツである。
営業本部長のように原付しか乗ったことがない初心者が隼に乗るのは無謀だったのか?
20代の女の子が大型免許を取得した。で、初心者なのに友達とツーリングへ行くのにレンタルバイク屋で隼を借りた。
無謀過ぎた。大型初心者がいきなり隼である。
首都高のカーブでスピードが出すぎていて曲がり切れず、壁に激突。ハイパワーをコントロールする技量も未熟だった。大けがで済むこともなく亡くなられたそううだ。
初心者は技量に合ったバイクに乗る必要がある。隼はセパハンで前傾姿勢がきつい。重量は280kgもあり、初心者が取りまわすには非常に重たいバイクである。
アメリカンのように足つきがよくて重心が低く、立ちごけしない車種から慣らしていかないとダメ。
大型免許を取得して、ハーレーを買いながら、「二輪は危ないから乗ってはダメ」と奥さんから釘を刺されているホールオーナーもいる。ハーレー派はそんなに飛ばすこともないので、安全運転に心掛けながら乗って欲しいものだ。
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