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常連客の貯玉引き下ろしで分かった閉店

駅前単独店での話しだ。

貯玉していながら、それを引き下ろすことなく、遊ぶときは必ず現金で玉を借りる主義のおじいちゃんの貯玉は、金額ベースで160万円に達していた。

ある日、おじいちゃんが10万円分ずつ引き出し、精算するようになった。それが連日に亘って行われたものだから、常連客の間でも“変な噂”が立つようになった。

変な噂の正体は「閉店するのではないか?」ということだった。

常連客からの噂を耳にしたスタッフは、恐ろしくて上司に確認する勇気はなかった。閉店するということは無職になることを意味するからだ。

スタッフは気心が知れたメーカーの営業マンに、噂の話をした。できたら営業マンからそれとなく聞いて欲しい、という思いだった。

営業マンは早速動いた。

単独店の営業本部長はオーナーの息子さんだった。同年代で何でも話せる人間関係を構築していた。

本部長の返事は「来年閉める」というショッキングなものだった。

旧規則機を完全撤去する来年1月末を潮時と考えているようだ。

件のおじいちゃんは、オーナーが店を始めたころからの常連で、オーナーとは特に仲が良かった。おじいちゃんはオーナーからいち早くトップシークレットの㊙情報を聞いていた、ということだった。

建物は自社物件だった。

このまま自社でホール経営を続けるよりも、賃貸に出して家賃収入で暮らすという判断だった。

稼働が低下、今の売り上げで社員の給料や福利厚生費を払い、経営に神経をすり減らすのがしんどくなった、と言うのが本音のようだ。

賃貸に出す場合は、月250万円の家賃にすることは決まっている。

「息子の代を含めて後、50年ホール経営を続ける気力がなくなった。建物は後20年で解体する時期になってくる。家賃収入でやった方が楽」(オーナー)

ホールの不動産案件を主力で扱っている業者は、売り物件だけで30件を抱えている。

「売り手と買い手の条件がなかなか合わない。まとまるのは2割以下といったところです。まず、売り手の希望額で売れた案件はゼロです。来年は売り物件はもっと増えるでしょうから、売り手はどんどん買い叩かれて不利になると思います」(不動産業者)

売却、M&Aをする場合は、買い手のことも考えなければならない。旧規則機を使い倒した後で、一斉に売りに出しても、買い手が食指を動かすことは少ない。

賃貸に出す場合もそれは同じことが言えるが、地方から見れば、まだ遊技人口がある大都市圏ならチャレンジするところは出てくるかも知れない。




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