パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

大手ホールからタクシードライバーに転職した女性の事情

都内のタクシー会社に一人の女性が入社した。年齢は29歳。転職活動する中で選んだのがタクシー会社だが、若い女性のタクシードライバーは珍しい。10月に入社し、ベテランドライバーが付き添う研修期間中でも月収30万円が保証された。今は独り立ちしている。

実家は文京区で都内の地理にも詳しく、忘年会シーズンで忙しく走り回っている。すでに5年選手クラスの売り上げをたたき出している。

タクシー会社を選んだ理由は給料だけではない。「クルマの運転が好き」というのも大きかった。では、どれぐらい好きかと言うと大学生の時にA級ライセンスを取得して、サーキットを駆け巡っていた。

タクシー会社に入社する前に、自分なりに現状を調査した。女性ドライバーのタクシーが来るまで待って乗車して、生の声を直接聞いたりした。そこで見えて来たことは「女性ドライバーが有利」という情報だった。35歳のドライバー歴10年の女性ドライバーによると「名刺を渡しておくと、夜はロングのお客さんが固定で付く。チップもくれる。給料も良くなる。入社して損はない」ということだった。

なぜ、日報でタクシー会社の話かと訝るかも知れないが、そう、彼女の前職はパチンコ業界だったからだ。大手ホールだった。新卒入社だから7年間ホールに勤務していた。

辞めた理由は「入社当時はイケイケドンドンの活気があったが、去年は最悪だった。新卒もドンドン辞める。寿退社する相手もいなかった」とのこと。

パチンコ業界を選んだ理由はOB訪問などの就活が嫌で、エントリーシートを200社あまり出したが、箸にも棒にも引っかかることなく、内定をもらったのが大手ホール2社からだった。ちなみに大学は駅伝が強く、監督がテレビのバラエティー番組によく出ていたあの有名大学である。地頭はいい。

この断片的な話から見えてくることは、貧すれば鈍するとはよく言ったもので、業界が右肩下がりになると、優秀な人材は入ってくることもなく、業界改革のための新たな知恵も生まれてこない、ということだ。

特に働き盛りの30代、40代が将来像を描ける業界にし直さないと、人材流出は今後も歯止めがかからない。実際、周辺の関連業者もパチンコ業界を諦めて、新たな道を選択している。

どの機械を買えば売り上げ、粗利が確保できるか、そのことに血道を上げているようでは進歩はない。



人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。