「放送枠はいくらでも空いているんですが、残念な結果でした。CMは業界では“消えモノ”とも呼ばれています。一回流れると消えてしまうからで、いかに爪痕を残すかが大事。1週間に100本と1000本では認知度が全然違いますからね」(キー局関係者)と肩を落とす。
先陣を切ったSANKYOがチョロチョロ、ニューギンが忘れた頃に流れている印象で、後のメーカーは見たことがない。遊技機のCMが茶の間を席巻することはなかった。
CM効果を狙うのであれば、以前のようにスポット広告を朝から晩まで流すことも必要だろうが、メーカーの懐事情もあり、ショボいもので終わった。ホールの援護射撃にもならない広告ほど無駄なものはない。効果がないからCMも打たなくなる悪循環のパターンだ。
出稿回数の不満はCMづくりにも向けられる。
「ホール向けのプロモーションビデオをそのままベタで流している。CM制作にもおカネをかけていない。これでは新規客どころか、スリープユーザーの掘り起こしにもなっていない。知名度の高いタレントを使えとまではいわないが、目を向けさせるためにもタレントは使うべき。これは広告代理店も提案しているがおカネがかかるので、受け入れられていない」(同)
ちなみに、2021年度のCM女王は広瀬すずだった。CM契約数はアサヒ飲料、資生堂、スズキ、ソフトバンク、富士フィルムなど14社にのぼる。若手女優では一番知名度も高い。以下、2位は今田美桜、3位芦田愛菜、第4位清野菜名、第5位指原莉乃、第6位渡辺直美、第7位橋本環奈、第8位川口春奈、第9位深田恭子、第10位本田翼と続く。
広瀬すずでCMのギャラは7000~8000万円とも言われている。業界が儲かっている時なら出せない金額ではない。新台広告の寿命は短い。タレントを使わないのは制作費が跳ね上がるからだろう。
「ラジオCMは作業しながら聞いているので、耳に残りますが、テレビCMは目に残らなければなりません。タレントを使うのは画面に目が行きやすいからです。遊技機だけを流しても興味がなければ目にも止まりません」(同)と手厳しい。
さしずめ、新庄ビッグボスを新台の広告塔に使えば、注目度は大いにアップすることだろう。新庄の遊技機を作るのは時間がかかるが、広告のイメージキャラクターとしてなら使えそうだ。
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