パチンコ日報

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従業員のコロナ感染を発表するホールと隠すホール

ゲリラ豪雨に見舞われたと8月のある日、ホールスタッフのA君は雨宿りのためにホールへ駆け込んだ。

その時、店内の壁に貼られていた紙に釘付けになった。

表題は「従業員の新型コロナウイルス感染者の発生について」。

そこには感染が判明した日付と従業員1名が感染していたことが書かれていた。

店の対処方法としては感染が判明した当日の夜から早朝にかけて店内外の掃除と消毒を実施し、翌日から平常営業していることを明らかにする内容だった。

感染力が強いデルタ株により、全国で1日に2万人単位で感染者が増えている現状だが、いつまでも巣籠生活をしていくわけには行かない。政府がどれだけリモートワークを叫ぼうとも、協力も限界。誰がいつ感染してもおかしくない状況だ。

この張り紙を見た1週間後、それはA君が勤務するホールで現実のものとなった。

主任「実はスタッフがコロナに感染した」
A「え、どこの店舗ですか?」
主任「え?」
A「あ、ここですか?」
主任「うん、そうそう」
A「対外告知しないんですか?」
主任「うちはしないね」
A「競合店は店頭に貼り出していましたよ?」
主任「そうみたいだね。ウチはウチのやり方があるから。ネットとか誰かに話するとか無しで」
A「…..」

このやり取りの後にA君は「思ったことを上に言えなかった私は弱いでしょうか」と悩んだ。

「なんですか、うちはうちのやり方って。パチンコ業界はクラスターを発生させてないから安全?いやいや、極端に言って隠蔽でしょ。保健所に報告はしたようですが、感染者が出たパチンコ店が、何も知らずに来店するお客様への告知なしはどうにかしてますよね?

うちのやり方は感染拡大防止より、店舗利益ということなのですね。そりゃ生活するために仕事は必要ですが、必要最低限、お客様へ感染拡大防止や危機管理の共有はできないんでしょうか」と憤るが、それを上に言えなかった自分が情けない。

さらにこう続ける。

「飲食業界が自粛している中、感染者を出しているホールが堂々と営業しているのは表に出てこないからじゃないですか? 今一度世論から叩かれたらどうするんですか? そこまで行かないと気付かないでしょね。感染者が出た場合の本来やるべきこと。それが社会的責任です。情けない」と唇をかみしめる。

パチンコ業界に限ったことではないが、ここは企業コンプライアンスの問題である。事実を包み隠さず公表することが信頼にもつながる。



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