パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

倒産~リストラからの再起をかけて

勤務先の遊技機メーカーが倒産、といえば会社は2つに絞られる。そのどちらかだが、Aさんの部署は開発だった。

第二の人生を自らが切り開き、独立開業できる軽トラの宅配便の世界へ飛び込んだのが、今から6年前だった。

宅配便需要は増える一方だったが、コロナ禍における巣ごもり需要でさらに忙しくなり、現在は12名の社員を抱えている。

Aさんの下へ昔の部下のBさんが職を求めてきた。

Bさんは会社が倒産した時、年齢的にもまだ若かったために、転職が利いた。転職先は同業大手だった。

Bさんはこれで人生も安泰かと思ったが、昨年末、業界を震撼させた例のリストラで職を失うことになった。

リストラが発表される前に、Bさんに対して前職のことを役員クラスが何度か聞いてきた、という。

「ヒット作がなく、開発費ばかりがかかり、優秀な人材が抜けて行った。開発するだけの人材もいなくなり、協力会社も離れて行った」とBさんはありのままに答えた。

その後にリストラが発表されることになる。

「前職に比べるとかなり外注比率が高かった。それが高コスト体質になっていたのではないか。リストラ発表では会社が辞めて欲しくない人材までが手を挙げてしまったのは誤算だったのではないか」と振り返る。

で、Aさんの会社はコロナ禍で仕事が激増している。宅配業界は人手が全く足らない。そんな噂を聞いてBさんはAさんの下を尋ねた。

正社員の道のほか、軽トラ持ち込みで業務請負の形態にすれば1個配って130円。1日100個配って1万3000円。100個というと大変な数の様に思えるが、わけない数だという。

最近のAmazonは置き配を主流にしているので、再配達の手間も減っている。

1日1万3000円として、月25日働いたとして32万5000円になる。ここからガソリン代や車両保険などの経費を引いた金額が手取りとなる。ガソリン代は月に2~3万円なので、手取りで30万円ぐらいにはなる。

パチンコ業界が景気がよければ、こんなエントリーを書くこともなかった。



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ホールの人件費8割削減時代到来か?

元々漸減状態だったパチンコ業界へとどめを刺したのはコロナ禍だった。ホールの業績はコロナ前に比べ2~3割減。酷いところになると5割減というホールも少なくない。

コロナ前に業界が回復するかどうかは未知数。ワクチン接種で一度離れた高齢者が戻ってくるかにかかっているが、2回目接種と稼働率アップの相関関係を示すデータもある。

遊技客が減ればホール軒数が淘汰され、さらにはメーカーの業績に反映される…。悪い流れを断ち切るには、最後は機械頼みになってしまう。

出玉規制や射幸性を高める、と言った従来の手法ではなく、見たこともないような遊技機で若者を惹きつけるものが求められる。

そこに賭けるしかないわけだが、当面ホールが躍起になるのは経費節減しかない。これとて今に始まったことではないが、最終手段は人件費となる。

給料を下げれば社員のモチベーションも下がるので、そこには手を付けられないが、後は最少人数でホールを運営することに落ち着いてくる。

深夜の外食産業で問題になったワンオペぐらいのレベルでホール運営ができないか? そんなことを研究しているホールもある。

業界が儲かっている時は、パチンコはサービス産業、接客産業、とマンパワー教育に力を入れてきたが、そんなことも言っていられない時代になった。

「ホールの人件費を8割削減したい。そのためにセキュリティーを統括できる防犯カメラシステムで対応できないか、との要望がうちの営業に来ています。実際、8割減は可能だと思います。ホールが収益を上げるにはそれしかないと思います」(監視カメラメーカー関係者)

セキュリティー面で言えば、ゴト対策となる。以前からゴトセンサーとカメラの連動はある。それをさらに突き進んだものが求められる。後の機械トラブルは人的対応となる。

人件費の削減では各台計数機の導入で、ホールが手を付けられるところは終わっている。さらなる削減は無人コンビニ、無人スーパーのイメージか。

必要最低限の人員でホールを運営するとなると、必要以上の接客サービスも求められなくなる。そう、口角を無理やり上げた作り笑いの接客がそれに当たる。ホールの接客は負けた客にまた来店してもらう意味合いが込められているので、反感を招くような接客は見直すときでもある。



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増客プロセス設計の中の“既存顧客リピート”

前回は増客プロセス設計の概略をお伝えしました。

今回は、現在の状況を踏まえて増客プロセス設計の中でもお店として土台にしていくべき内容の“既存顧客リピート”の取組みについて触れたいと思います。

現在もコロナ禍の中での新規則機移行が続いていますが、新規則機への移行や普段からの新台入替、検定や認定切れによる機種撤去というのは、お客様が好きだった機種が無くなり、次の来店動機となる機種のレパートリーが探せない状態となったときに『撤去離反』が起こります。

コロナ禍でしばらく離反している休眠ユーザーのお客様にとっては、長い方で既に1年6ヶ月も来店されていないというケースもあります。

戻られた時には、1年6ヶ月前に好きで遊技していた機種が撤去されているということもあり、更には今現在の人気機種や流行りの機種なども知らない状態です。

もし、来店したときに好みの機種と出会えなければ、「なんかいろいろ変わって良く分からない」「面白いものが見つからない」という気持ちになり、せっかく来店して下さってもそのまま離反してしまう可能性があります。

増客プロセス設計の中の“既存顧客リピート”を促進するためには、『自店に繰り返し来店してくれるお客様に、更にお店との関係性を深めてもらう』ということを目指す必要があります。

リピートして下さるお客様は心理的に“つながりの深さ”という関係性が異なります。
よって、ざっくりと、①関係性が薄い ②関係性が中くらい ③関係性が深い という3段階に分けて施策を準備します。

何の“つながり”を深めて頂くかと言うと、“5つのつながり(お客様と台・お客様とスタッフ・お客様とお店・地域とお店orスタッフ・お客様とコンセプト)”で、前述した撤去離反を起こさない、来店動機となる好きな機種(台とのつながり)が、特にリピートのお客様にとっても重要なものになります。

①の関係性が薄いお客様の場合、他店にも行っていたり、月の来店回数が少ない傾向があるので、自店の台とつながって頂くために、機種を知って頂き好きな機種が見つけられる施策を準備します。

当然ですが、他店との競合機種に関しては、他店と相対的に比較されたときに選ばれるための状好ましい状態ということも検討します。

それ以外にもありますが、①のお客様が②の関係になることを目指します。

②の関係性が中くらいのお客様は、スタッフの方と会話ができる関係になっているとしたら、直接スタッフさんの会話で機種の案内なども可能になります。

また、人間的な部分で「知ってくれている・分かってくれている」という気持ちになる価値提供の取組みも重要になります。

そのようなことを施策に盛り込んで、③の関係になることを目指します。

③の関係性が深いお客様には、これからも楽しみ続けて頂くために、会話も普段から可能なので、個別の対応を実施しながらも好きな機種が常にある状態のサポートや、「お店にとっても大切なお客様」という人間的な喜びも提供する施策を準備します。

ざっくりとですが、お店でたまたまリピートして下さるのを待つのではなく、コロナ禍での新規則機移行段階だからこそ、現在来店して下さるお客様にこれからも来店して頂くための取組みが出来ているかを振り返って見直すことが重要です。
新規獲得も欠かせない施策ですが、新規のお客様が来店したら、そこからリピートして頂く為の準備も両輪として大切です。




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業界が失っている信用を取り戻すには…

日経新聞によると、製造業の業績が一足早く回復しているようだ。

以下引用

企業業績が新型コロナウイルス禍を乗り越えつつある。7月30日までに21年4~6月期決算を発表した約500社のうち、7割の企業の最終損益がコロナ前の19年4~6月期を上回った。ワクチンの普及もあり世界経済が再開、電子部品や自動車の需要が回復している。

引用終わり

製造業とレジャー産業は一緒に比べることはできない。まず、基幹産業である製造業が復活してから、余暇産業であるレジャーはその後の回復となる。コロナが収束してからパチンコ産業はコロナ前に業績は回復するのか? 業界人の大半はコロナ前の8割戻れば御の字、と考えている。理由はコロナとは関係なしにパチンコ産業は漸減状態が続いていたからだ。

戻ってもコロナ前の8割という意味は、業界全体が顧客からの信頼を失っているからだろう。ホールは減り続ける客から粗利を取ろうとするから、ますますパチンコ離れは進む。

ここで日報コメンテーターの意見に耳を傾けてみよう。批判の中に業界復活のヒントはいくらでも転がっている。

「出玉=信用ではないわけで。例えばイベント。いつもこれ位は設定を使ってくれたり今は違法扱いだけど釘が開いてて回ったりするっていうのを、今月は利益が取れなかったからイベント使ってガッツリ回収するというのを1度でもやれば客は裏切られたと思って二度と来なくなる。

サービスや従業員も同様。サービスでも店に合った過剰すぎない対応と従業員をいかに大切にしている店かという事。大手の真似事やコロコロ従業員が入れ替わったり半年や1年に一度店長が入れ替わったりするような店舗は基本常連客が付くことはない。

とある地方の中小ホールが大手の真似事をやっていた事があったが客に反感食って2ヶ月足らずで元に戻したというホールを以前見た事がある。客側が馬鹿にしてるのかと怒ったのが理由と聞いた。そもそも信用を失ったのは業界全体の責任。メーカーの適当な対応や割偽装や作り込みの甘さ。業界の打ち手側を見ない規制作り。警察の面目を潰さない為のアピール作り。身勝手なホール営業と機能していない組合。連携という事すら出来ない業界。

何処の業界の組合や連合も同様。トップが大手メーカーの社長・会長・などの談合みたいな組織でしかない。この糞みたいな組織の作り自体を変えない限りは信用なぞ到底生まれない」(お花畑か)

「現場の若手店長たちは部長以上の役職に忖度するのが仕事です。なんで稼働が落ちたのか? 信頼を失う戦略を会社がとってきたからですよ。なんでこんなに出玉を出してるのにお客さん来ないのかって? こっちが何年にも渡ってボッタクってる間に競合店は努力して顧客の信頼を得てるんですよ。

たかだか数ヶ月競合店並みに出玉を出したところで変わるわけがないです。はっきりとそれを言えば激怒されます。それでもなんとか落ち幅を食い止めようと現場店長は頑張ってきたわけです。

上層部にはそれがわかりません。はっきり言えば激怒され、左遷されるので、忖度して当たり障りのない理由を考え説明するのが店長の仕事です。それじゃあよくなりませんよね」(現役店長)

「結局、パチンコは娯楽なのか、ギャンブルなのか?ハッキリしません。 娯楽にしては費用がかかり過ぎるし、ギャンブルにしてはショボ過ぎます。結局、長く業界が存続できたのは、「娯楽」という範囲にあったからで、近年の衰退は娯楽の範囲を完全に逸脱してイカサマ「鉄火場」にしてしまった結果と言えるではないかと思います。

地域や顧客層にマッチした経営の有無で業績に差が出るのは、「楽しい娯楽」の範疇にあるからと言えるでしょう。絶対に勝てない「イカサマ賭博」になりはてていたのでは、誰も来なくなるのは、当然のことです。ラスベガス等の「カジノ」でイカサマが御法度なのは、その面から見れば当然です。

娯楽の範疇で考えるのなら、一晩で忘れられる位の勝ち負けに留める事ができる店は残るでしょうが、ボッタクリ(娯楽を超えた完全なイカサマ)になるのなら、廃れるのは必然でしょう。逆に言えば「カジノ」でイカサマが蔓延し、絶対に勝てないような状況になるのなら、廃れてしまうことでしょう。

ちなみに公営の競馬、競輪、競艇の還元率は決まっています。だから衰退していると言ってもパチンコ程に酷くはなっていないように見えるのですが・・・それも信用と言えば言えるのでしょうが・・・・」(Zilion)
以上

分かっちゃいるけどできないで終われば業界は終わる。



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筐体の巨大化はメーカーの焦りの表れ?

遊技機メーカーが下請けとして使っている開発会社は、パチンコ・スロットだけでなく、コンシューマ向けゲームの開発も手掛けているケースが少なくない。

そんな下請け会社の関係者が今だから話せる話として、パチンコ業界の将来を憂う。

「メーカーさんが儲かっている頃は、随分稼がせてもらいました。とにかくどんぶり勘定で『2億でやってくれ』と丸投げですからね。開発は人件費がほとんど。2億なら8割は粗利ですから、ぼろ儲けさせてもらいました。今は細かいところまで値切ってきます。桁も一つ下がりました。2億だったものが2000万円ですよ。さすがにこれで受けるわけにはいきませんから、そろそろ見切りをつける時です」

この開発会社には発注元だった遊技機メーカーから30代のプログラマーが転職してきた。

「景気の良い時のボーナスは破格でしたが、今の給料は並みの会社です。5年ぐらい前から、業務用のテプラを買うにも稟議が必要になっていました。工場の稼働率はピーク時の8%です」という状況から転職を決意した。

メーカーは開発が命だ。その要となるのが優秀な技術者なのだが、優秀な技術者ほど自分の腕に自信があるので、見切りをつけ新境地を開拓する。

「遊技業界は風営法の制約があるので、自分の腕を揮うには限界を感じている人が少なくない。3Dにしてもこれ以上発展したものが作れない。ストレスを感じている。ファイナルファンタジーなどは数100人のチームでヒット作を作っている。これに携わったことが一つのステイタスになる。遊技機の開発はゲーム業界では実績として通用しない面もあるけど、ゲーム業界を目指す。これから凄いパチンコやパチスロが出る兆候がないから人材が流出している。今のパチンコ業界の開発は、残り物の人材になりつつある」と苦言を呈する。

風営法の縛りの中で、これ以上新しいことができない。開発に行き詰った結果、メーカーがしのぎを削ったのが筐体をデカくすることだった。下請け会社にすれば、それはメーカーの焦りに写る。

「液晶演出が限界に来ているが、面白い遊技機であれば、デカい筐体はいらない。いずれパチスロもでかい筐体が出てくる。ホールはオーバースペックのトイレを作って差別化を図ったが、メーカーのデカい筐体と同じ発想」と言いたい放題である。

ただ、筐体をデカくした理由については腑に落ちる。開発に行き詰ったとしても、筐体やギミックを大きくすることは、遊技者のどの層に訴えたいのか分からない。客は大人であって幼児ではない。




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