パチンコ日報

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筐体の巨大化はメーカーの焦りの表れ?

遊技機メーカーが下請けとして使っている開発会社は、パチンコ・スロットだけでなく、コンシューマ向けゲームの開発も手掛けているケースが少なくない。

そんな下請け会社の関係者が今だから話せる話として、パチンコ業界の将来を憂う。

「メーカーさんが儲かっている頃は、随分稼がせてもらいました。とにかくどんぶり勘定で『2億でやってくれ』と丸投げですからね。開発は人件費がほとんど。2億なら8割は粗利ですから、ぼろ儲けさせてもらいました。今は細かいところまで値切ってきます。桁も一つ下がりました。2億だったものが2000万円ですよ。さすがにこれで受けるわけにはいきませんから、そろそろ見切りをつける時です」

この開発会社には発注元だった遊技機メーカーから30代のプログラマーが転職してきた。

「景気の良い時のボーナスは破格でしたが、今の給料は並みの会社です。5年ぐらい前から、業務用のテプラを買うにも稟議が必要になっていました。工場の稼働率はピーク時の8%です」という状況から転職を決意した。

メーカーは開発が命だ。その要となるのが優秀な技術者なのだが、優秀な技術者ほど自分の腕に自信があるので、見切りをつけ新境地を開拓する。

「遊技業界は風営法の制約があるので、自分の腕を揮うには限界を感じている人が少なくない。3Dにしてもこれ以上発展したものが作れない。ストレスを感じている。ファイナルファンタジーなどは数100人のチームでヒット作を作っている。これに携わったことが一つのステイタスになる。遊技機の開発はゲーム業界では実績として通用しない面もあるけど、ゲーム業界を目指す。これから凄いパチンコやパチスロが出る兆候がないから人材が流出している。今のパチンコ業界の開発は、残り物の人材になりつつある」と苦言を呈する。

風営法の縛りの中で、これ以上新しいことができない。開発に行き詰った結果、メーカーがしのぎを削ったのが筐体をデカくすることだった。下請け会社にすれば、それはメーカーの焦りに写る。

「液晶演出が限界に来ているが、面白い遊技機であれば、デカい筐体はいらない。いずれパチスロもでかい筐体が出てくる。ホールはオーバースペックのトイレを作って差別化を図ったが、メーカーのデカい筐体と同じ発想」と言いたい放題である。

ただ、筐体をデカくした理由については腑に落ちる。開発に行き詰ったとしても、筐体やギミックを大きくすることは、遊技者のどの層に訴えたいのか分からない。客は大人であって幼児ではない。




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