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30年後のホール経営は? その4


ホール業で「多角化経営をやっています」と謳うけれど、コンビニ経営や、フランチャイズによる飲食店を数店舗で規模が経営の骨格になっていないケースが多い。

マルハンの店舗に併設したマルハンダイニングは、売り上げ規模を160億円としているので、成功していると思います。

会社設立から17年。マルハンのホール規模が317店舗(2020年3月期)ですから、併設や隣接させれば、パチンコユーザーを相手に十分商売になりますよね。

しかし将来、ホール業に陰りが出たら、共倒れになる可能性もあります。

多角化って中々大変です。前述した山佐やさくらコマースも何年もの積み重ねで成功しているわけです。

私がサラリーマン時代の上司の実家が、都内を中心にガソリンスタンドを20店舗運営していました。

ガソリンスタンド以外に小さな不動産業も営んでおりましたが、5年前にガソリンスタンドは全て売却して閉鎖しました。

東京を中心に首都圏にありましたから、資産価値は非常に高かった。

ガソリンスタンド数を減らす方針を決めたのは、初代プリウスが発売された1997年。今から23年前です。

上司はこの年を境に、20年後にハイブリッド車が主流になり、30年後に電気自動車が主流になる。「家業のガソリンスタンドの将来は縮小するだろう」と予測をしたそうです。

予測よりは、多少進行が遅れていますが。今はガソリンスタンドはゼロになりました。

ガソリンスタンド跡にビルやマンションを建てたりして、不動産業が主流になりました。このケースは、多角化とは違いますが、衰退していく業種から転業した成功例です。

それ以外では、人気蕎麦店を経営しています。所有するマンションの1階に店舗があり、食べログでは3.8の高評価。オーナー自ら、蕎麦屋に修業に入り、独自の手法で味を創り出しました。オーナーの趣味が蕎麦だったのです。

逆の例があります。

まだ数店舗のホールだった時に、不動産業、飲食店、スーパー、食品加工業、と多角化経営を展開しています。

しかし、ホール業が右肩上がりで急激に業績が上がったため、他の業種は廃業しました。

将来を見据えた時、ホール業を家業にすることを望んだ訳ですが、このホール企業の跡継ぎは、ホールが儲かっている時に多角化を縮小したことを悔やんでしたこといます。

本来ならば、儲かっている時だからこそ多角化を推進するべきだった、と。「目先の売り上げ規模や利益に目がくらんだ」と父親や祖父へ恨み節を炸裂させいます。

これからの時代、大半の業界関係者は、ホール経営は一筋縄では行かないと思っているでしょう。
資金力のあるホールは立地の良い場所を中心に、ホール数を増やす反面、弱小はホールを減らしたり廃業する時代です。

積極的にM&Aをしているホール企業の中には、将来の不動産価値を考慮してホールを買収しています。
将来、テナントビル経営が可能なホールを安く買収しています。

ある銀行支店長の話。

銀行はおカネを貸す先がなく、今はマイホームローンと不動産投資ローンが稼ぎ頭の一つになっています。
他には、担保を取れる案件ならば積極的に融資です。

あるホール企業は、借入金を中心に買収しています。銀行も有望だと思う不動産には積極的に融資を行っています。

逆に、将来性が無い分野におカネは貸しません。

2000台規模のホール開業の際には、簡単に融資をしてくれた銀行が、今は簡単に貸さない例もあります。

超大型店の稼働の落ち込みが原因です。

つづく



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