パチンコ日報

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コロナ禍で別れた勝ち組と負け組の明暗


大学を卒業して5~6年が経った同期5人が久しぶりに会って飲み会を開いた。

5人のメンバーの顔触れがコロナ禍での勝ち組と負け組で逆転現象が起こった。

大学を卒業して勝ち組となったのはANAとJR東日本へ就職できた2人。花形産業で地頭がよくなければ、そうそう就職できるものではない。

一方、食品スーパー(東証一部上場)に就職した彼は、大学時代ろくすっぽ勉強もしなかったので、落ちこぼれ状態の負け組だった。後述するが大手ホール企業へ就職した彼も就活ではどちらかというと落ちこぼれていた。

勝ち組だったANAはコロナ禍で経営危機が危惧されている。理由は特に国際線に力を入れてきたことが、コロナ禍ですべて裏目に出てしまった。

「ハワイ路線の目玉として投入した総階建てのA380の3機は一度も飛ぶこともなく、国際線がいつ再開されるかをずっと待ち続けている。倒産するのではないかと言われているが、国際線と国内線を分割して、国際線は日航と経営統合するかも知れない」とANA組が不安を漏らす。

これに同調するようにJR東日本が口を開く。

「ウチは新幹線でも北陸、長野、上越、秋田のように効率の悪い新幹線しか持っていない車内販売はもちろん、弁当会社や駅ナカの売店も全く仕事がない。だって人がいないんだもの」

大学時代は落ちこぼれで仕方なく食品スーパーへ就職した彼は、今や完全に立場が逆転してしまった。

「スーパーは人気のない業種で、頭が良くなかったからそこしかなかったが、今は落ちこぼれで良かったと思う。今年はコロナで売り上げが伸びたからボーナスもだいぶいい」

勝ち組はボーナスも出ないどころか、ANAは大量のリストラが始まる気配だ。ボーナスが出るだけでも勝ち組2人は羨ましかった。

で、彼らが結婚して子供ができたら子供に就職させるのは「食品スーパー」と4人の意見が一致した。理由は浮き沈みがなく一生安定していることが証明されたためだ。

ま、勝ち組の2人もいずれ景気が回復せれば元に戻るだろう。ただ、それが何年かかるかが読めない。

で、ここで大手ホールに就職した彼の話を。

「ウチは内部留保がたんまりあるので、会社が倒産することはない。実際、リストラの話も出ない。今はコロナ前の会社全体では8割ぐらいまでお客さんは戻っているが、地方のホール勤務なのでそこまで戻っていない」と会社の状況を話した後で、爆弾発言が飛び出す。

「業績がどんどん悪くなっているので、業界に見切りを付けて転職することにしていた。新しい就職先も決まってたが、コロナで内定が取り消された。会社にはまだ辞表を出していなかったので助かった」

まだ、暫くホールで働くつもりだが、業界の先行きは悪いことしか見えてこない。

「これからは売り上げを求めるのではなく、効率よく粗利を求める。そのためには無駄なものは買わない。無駄なものは省く。無駄な給料は出さない、と上司からも言われている。今までと体制が大幅に変わりそう」と居心地はよくはない。

コロナ禍で見えて来たことは業界がこれまでどれだけ無駄なカネを使っていたか、ということ。ま、それはそれ相当の売り上げがあったからだ。

パチンコ業界は給料で人材を確保してきたが、売り上げ、粗利が下がればその辺りからも見直しを迫られる。おカネ以外での業界の魅力をどうやって訴えていくか。



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