パチンコ日報

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パチンコ業界は未開の票田だった


パチンコ業界初の族議員の誕生には至らなかった参院選。業界も初めてのことでわずか半年間と言う準備期間の中で手探りの状態で尾立氏は9万票あまりを獲得した。

これに対して日報のコメント欄には「自民党がぱちんこ業界の組織票は期待出来ないと認識する結果になってしまったのでは、と懸念する」との書き込みがあったが、自民党の見方は真逆だ。

選挙翌日に自民党本部を訪ねた尾立氏や業界関係者は二階幹事長から「初めての選挙にしてはよく頑張った。半年もない期間であそこまで行ったのだから次回は行けるんじゃないか」との労いの言葉を掛けられたようだ。

この言葉は社交辞令ではないようだ。

「パチンコ業界はどこも手を付けていなかった。自民党としては、9万票は新たな票田を見つけたという感覚です。浪人中の先生の中にはパチンコ族議員に手を挙げてもいいという方もいらっしゃる、という噂を聞きます。これまでパチンコのイメージは悪かったがレジャー産業として育成していく。次の候補者が決まれば、その時点で全国のホールの事務所にはポスターを貼ってもらう。まず、2~3年かけて候補者の名前と顔を従業員の方に刷り込ませる。日ごろから投票意識を高めて、会社は期日前投票へ行くようにお願いする。そうやって業界が動けば今回の倍の票は取れます。1議席確定ですよ」(自民党関係者)と太鼓判を押す。

パチンコ業界の族議員と言うのは業界寄りになるために、一般ユーザー票を取り込むのは非常に難しい。ホールとユーザーでは立場が違い過ぎる。パチンコ業界が良くなることがユーザーにもメリットがなければ票には結びつかない。

となると業界内だけに協力を求めるしかない。コメント欄で業界の集票に欠けていた部分を指摘する声があった。

「今回、おだち議員がどこを目指しているのか、自分にはそのメッセージを読み取れなかったし、それは支援した業界自体が何を目指しているのかが分からないのと同義だと感じている。例えば、サイトには規制緩和と記載があるが、どこの緩和をどの程度目指すのか。出球規制、広告イベント規制、演出の表現規制、保通協の検定方法、射倖性の判断基準…個別に丁寧に情報発信すべきでなかったか。また、それはユーザー(ライター軍団、専業ではない)にとってなぜプラスになるのか、明確なメッセージが見えない」

明確なメッセージといえば、今回の参院選では泡沫候補扱いされていた「NHKから国民を守る党」は、NHKのスクランブル化で、受信料を払った人だけが視聴できるようにする。この一点だけを訴え100万票近く集めた。

全体の得票率が2%以上を超えたことで、政党要件を満たし、晴れて政党になった。さらに比例で代表の立花孝志氏が当選。5900万円の政党交付金が支給された。議員が増えるごとに交付金も増額される。

選挙戦術はユーチューブが中心で立花代表は「インターネットが鉄砲とすれば街頭演説は刀で戦っているようなもの。鉄砲の数を増やす戦いだった」と振り返る。ちなみに、議席を確保することよりも「政党要件を満たすことが本当の目的だった」と明かす。

選挙資金と候補者はすべてユーチューブで公募。1口300万円で1億2000万円を集めた。政党要件を満たせば当選者がいなくても政党交付金は支給されるので、そこから借りたカネを返済する説明をしていた。候補者については「確実に落ちる」との前提条件があった。

100万票集めることができれば、既成政党に頼る必要もないが、政治は与党でなければ意味がない。



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