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ハネモノ+普通機専門店の可能性とは

そのオーナーは2店舗を経営している。うち、1店舗は200台の小型店舗でオール1円の低貸営業を続けている。

もう1店舗よりも200台の店は低貸しでも稼働は芳しくない。そんな状況で200台を新基準機に入れ替える資金もない。予算に見合う安い新基準機が出回っていないこともあって、1台も新基準機は導入されていない。

新基準機に入れ替えられなければ、廃業も視野に入っているが、このまま座してその日を待つよりも、もう1店舗を閉めないためにもオーナーはチャレンジしてみることを考えた。

そのアイデアはハネモノと普通機だけで運営してみることだった。ハネモノなら機種によって数千円で売買されている。そういう数千円台のハネモノと普通機だけでホールを運営したらどうなるか?

200台を埋めることができなければ、70~80台に減台してでもハネモノと普通機の専門店をやりたいと考えている。

何事もやってみなければ始まらない。やりもしないで諦めるか、やってみて失敗してもいいから後悔しない方を選ぶかだ。

普通機で市場に残っているのは「コスモアタック」と「昭和物語」、「ハッピークルーン物語」ぐらいだが、普通機は確率で動いている一種ではないので、旧基準も新基準もない。検定、認定を受ければ6年間は使い続けることができる。

で、ハネモノと普通機の専門店がこれまでになかったかと言えば、答えはNOだ。

2011年、石川県で全国初のハネモノ・ミニセブン機専門店を謳ったホールが登場している。この店で一番驚かされたのは普通機が34台も設置されていたこと。コスモアタックの前身となる当時発売されたばかりの「フェニックス」が14台に、再認定を取った「ラッキークラウン」10台、検定切れ直前の「エンブレム」10台で構成されていた。

「新基準機は出玉が見込めない。それなら時間つぶしのお客さんのための機械も必要になってくる。普通機を作っているメーカーにお願いしたいのは、とにかくチューリップがパカパカ開くような台。そのためならオール10でなくて、オール7やオール8でもいいから、楽しくなる台を作って欲しい」(ホールオーナー)

で、件のハネモノ専門店はどうなったかというと現在は営業されていない。ハネモノと普通機の専門店を作ったとしても需要がなければそれまで。

というよりも、遊ばせる運営ができるか、そっちも問題。新基準機に切り替える資金もないホールが薄利多売でやっていけるのか、ということだ。



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