パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

島設備の耐震構造は?

東日本大震災の時は大阪でも大きなれを感じたが、15日夜9時頃起こった震度7の熊本地震は揺れを感じることもなく、深夜帰宅してテレビをつけて事の重大さを初めて知った。

一夜明けて、高速道路のヒビ割や回送中の九州新幹線が脱線したり、と大きな揺れだったことが改めて分かって来た。

ホール正面のガラスが粉々に砕け散ったホールの写真が読売新聞の一面を飾った。

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震災直後のパチンコ店の模様がユーチューブにアップされている。店内にはコインが散乱しているが、避難することなくそれでも打ち続けている客の姿もある。地震よりも出玉の方が大事ということか。

実際、地震直後に閉店しようとしたら、連チャン中のお客さんから文句が出た、という。

余震が続く熊本市内のホールは、安全点検確認のために臨時休業するホールが相次いだ。

週刊誌記者が熊本市内の状況を取材する中で、ホールのことが気がかりとなった。休業しているホールもある一方で営業しているホールもある。

「営業しているホールは、建物が大丈夫かどうかはどうやって判断したのか。目視なのか? 建物が大丈夫という自信から営業しているのだろうが、その辺りが非常に気になる」

倒壊した建物は古い日本家屋の民家が多かったが、高層マンションの連結部分に亀裂が入っているケースもある。

さらにこんな疑問も生まれた。

「パチンコの島は震度7まで耐えられるのか? 島設備には耐震基準があるのか?」

建物は建築基準法によって耐震基準が決められているが、島設備に関してはそこまで厳格なものはない。

島設備関係者はこう話す。

「150mmのアンカーボルトを4台の1つの割合で打っているので、鉄骨島は震度7でも島が倒れることはないと思う。ただ、木製の島は横揺れに弱いので、倒れる可能性はある」

工事代を値切ったりするとアンカーボルトの本数が少なかったりすることのないことを願う。

次にこの記者が指摘するのが玉箱の箱積みである。コインが散乱している様子がユーチューブにアップされているように、玉が床に散乱することは想像に難くない。逃げる時に転倒することは必至だ。大震災が起こってものど元を過ぎれば熱さを忘れるのと同じで、玉積み問題は業界で議論されることもない。

散乱した玉で滑ってけがをした、という実例が報告されないためかも知れないが、予想される事故を未然に防ぐのが危機管理というものだ。


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意思の疎通が図れなくなると…

ウィキペディアによると大企業病を次の様に解説している。

組織が大きくなることにより経営者と従業員の意思疎通が不十分となり、結果として、組織内部に官僚主義、セクショナリズム、事なかれ主義、縦割り主義などが蔓延し、組織の非活性をもたらす。社員は不要な仕事を作り出し、細分化された仕事をこなすようになる傾向がある。

さらに、保守的で新しいことが前に進まない。自分の縄張り意識が強く、顧客視点の前に社内抗争に明け暮れている。意思決定に異常に時間がかかる。意味の無い肩書き、役職が多い。

業界でも組織が大きくなるとそんな症状が出てくる。

「トップ同士の意思の疎通が滞っています。そんな状態だから今後どうするかもなかなか決まらない。つまり上の方針がぶれているんです」(同社関係者)

かつては破竹の勢いで出店攻勢をかけてきたが、出店スピードも鈍化している。ホール企業が売上高を上げるためには、取りあえず、店を増やすことだ。店が増えれば増える分、売上高はアップする。

出店と共に連戦連勝だったが、それも過去の話になりつつある。地域の一番店と激突すると負けることも珍しくなくなった。

同社がさじを投げて閉店していた店を地元の有力ホールが買い取って再生したケースだってある。綻びが見え始めると共に、トップも従来のやり方が通用しなくなった現実に、方針が定まらなくなってきているものと思われる。

「首都圏のホールの中にも稼働のヤバイホールがあります。稼働が落ちている原因を禁煙ホールだから、とダメな理由を探しています。MAX機を打ってくれるヘビーユーザーの喫煙率を調べたいぐらい。禁煙にしているからドル箱のMAX機の稼働が上がらないではないか、と思いたい」と内部からも不満がくすぶる。

どういう客層をそれによって確保したいのかが見えてこないのかも知れない。

何かと話題のマクドナルドは、分煙だった店舗を昨年8月1日から全店完全禁煙に踏み切った。その理由の一つにファミリー層を囲い込む狙いがあった。しかし、ファミリー層向けのメニューが充実していないため、ファミリー層を呼び込むどころか、かえってタバコを吸いたい昼間のサラリーマン客が逃げてしまったことなどが、業績悪化に拍車をかけることになる。

稼働が伸びないと、現場は禁煙にしたことに責任逃れしたいものだ。禁煙でも成功している店舗があるだけに、トップの判断も鈍る。

過去のやり方が通用しなくなると誰だって自信を失う。


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ホール関係者が考える顔認証システムの使い方

ハンドルネーム「●」さんからの寄稿だ。

以下本文

先日の「遊技日本」の記事で、日遊協が推進するのめり込み防止策「自己申告プログラム」のトライアルを実施する事が分かった。

この「自己申告プログラム」は、遊技客自身が1日の使用上限金額を申告し、設定した金額に達すると店舗スタッフが次回来店時にその旨を告知するというもの。利用者の使用金額はホール会員管理システムによって把握する。日遊協は昨年10月に同プログラムの導入手順などをまとめ、昨年12月より有志店舗で順次「自己申告プログラム」を導入するとしていた。

ざっくりと言えば、自分で上限を指定。仮に20000円。それを超えると店員がやってきて「お客様 指定の上限に達していますが大丈夫ですか?」と

こういうことなのでしょうか。

はたして 実際にどのような応対をされるのか興味のあるところです。

アツくなっているお客様に冷静になっていただくという事ですかね。

自分の場合はいつもあと「1000円」なんですよね。今日はいくらのつもりでも。

あと「1000円」

あと「1000円」

それが積もっていつの間にか◯万円。

それに歯止め効かなくならないようにと言う事か。 難しいでしょうね。行動することに意義があるのでしょうが。

これは主に顧客顔認証システムからの発展だろうか。

 パチンコに限らず消費がトレンドではない昨今では、さまざまな買ってくれる「良顧客」「最良顧客」に対してのアピールを分析し、いかにその薄い線に刺さる営業をするかを重要視している感がある。

営業管理に機械から得られるデータもわずかだったころよりは、今は、たしかに便利で、 開けてみなければわからない出玉の波や差玉性能なども、購入前に様々なデータを伺い判断することが出来る。

一部販売メーカーには、営業前提示のデータが設置後と違うとの疑惑のあるメーカーもあるが。

逸れた。

HUTECで言う動線管理なども。

レーザー式測域センサーを用いて顧客の位置をリアルタイムで認識し、入店から退店まで追跡します。 各エリア毎及び台毎で顧客の滞留・立寄り・素通りを測定しデータを蓄積することで、より顧客目線の分析が可能となります。 従来は不完全な点でしか捉えられなかった顧客データが、完全な線で捉えられるようになります。

先日某メーカーマンが顔認証システムを導入している某大手○○○ンで打とうとしたら、「○○さん、何うちの店で打ってんですか?」と速攻店長が来たと話していた。

いわゆる2:8の、2の線。

来店されるとすぐさまインカムで「○○様来店されました」

スタッフ総出で満面の笑みでお出迎え、店長のあいさつも欠かせない。

でも思うのだが、このお客様方はそういう接客を望んでいるのだろうか?

フロア規模にもよるが1500万以上も経費をかけての 認証システムに果たして?とも思う。いずれセキュリティの標準装備にでもなるかもしれないが。

今でもほとんどのホールでいわゆる「監視システム」として、不審客やゴト対策上島に一つ二つカメラがあって録画されている。経年劣化でいずれそのうちに交換するときにでも、いずれはうちにも導入を検討するときも来るのだろうなとは思う。

あれば便利なのだろう。

たとえば、なかなか捕まえられないスリや置き引きなども煮え湯を飲まされている。この辺に使えば高確率で捕まえることも簡単だろう。ゴト師だって業界のネットワークから認証させていけば未然に防げる率も格段に上がるはず。

まぁでもいかんせん、幸か不幸か振り込め詐欺、オレオレ詐欺以降ゴト被害は格段に減った。

なので今はこの毎日来て、月に数百万も打ってくれる「最良のお客様」にどう手厚く接客をするかが、この設備の使いどころになりつつある。

長年見てきて、そういういわゆる月に◯百万も売上に貢献してくれるお客様。特に最上位に位置されるお客様は、そんなサービス求めてない方の方が多い。

そんなことでちやほやされたくて、パチンコに来られてるわけではない。

導入当初だろうか。そちらのお店に通っていたお客様が、「なんか、急に気持ち悪くなった」とひさびさに来られて話されていたのを思い出す。

服装だってたぶん、言われないとわからないほど、そんなきらびやかな格好していない。

それにこういった設備には、必ず「遠隔」だとかの疑いもついて回るだろう。

「不自然」がついてしまう。実際には、なかなかそういった事してる店舗はまずないと言うのが私の印象だ。

私の知る限りお目にかかったこともない。

まぁ、なかにはお客様にもオレが来たぜ?的な方もいらっしゃる。

はたしてこの方向も今後どうなのかなと見守っています。


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待機児童問題解消にホールが一役買う時代

「保育園落ちた日本死ね」はネット社会を象徴するような出来事だった。

保育園に落ちたことに怒りを覚えた主婦のブログが、ネットで話題になるとテレビが次々に紹介された。安倍政権が掲げる「1億総活躍社会」を批判する意味を込めて「どうすんだよ私活躍出来ねーじゃねーか」と書いていたために、民進党の政調会長に就任した民主党の山尾志桜里衆院議員が国会で安倍首相に待機児童問題を追及した。

この待機児童問題は全国的な問題ではなく、地方は不足していない地域もある。都市圏では認可保育園が全く不足しているために、今回のブログ発言が起きる。その原因は土地が見つからないほか、規制緩和していない理由がある。

さらに、保育士の賃金の低さが改めてクローズアップされた。

手取りで15万円ほど。長時間労働で資格がいる割に給料が安すぎる。コンビニのバイトと大差がなく、これでは保育士になっても長続きはしない。

待機児童をゼロにするには、義務教育化することが手っ取り早い話だが、国の財源が捻出できないとかいっている。

こうした状況を踏まえて、東京都下のとある自治体の市議会議員がこんな構想を巡らしている。

「大規模ホールを作る時に条例で託児所を設けるようにしたらどうか、という考えを持っています。都内では保育園を新設するにしても場所がありません。ホールはある程度広い敷地を確保して建設するので、スペース的には余裕があります。ある程度の広さの宅地開発する場合、その中に公園を設けなさい、という条例がありますが、それに近いイメージです」

ホールに託児所とは一番親和性が低いように思えるが、この議員の場合は全く逆の発想だ。保育園不足にホールが一役買うことは社会貢献につながる、という発想だ。

もっとも、パチンコ業界ではホールに託児所を設けている先例はある。

業界大手がホールの多層階複合施設の別フロアで託児所を運営している。もちろん、保育士の資格を持ったスタッフが子供たちの面倒を見ている。ただ、こちらは託児所なので時間制で子供を預かるシステムだが、託児所の延長線上に保育所がある。

大分のセントラルは保育所を事業として展開している。

預かる年齢は生後6カ月からで、保育日は年中無休。月額料金は2万6500円~。一時預かりの場合は1時間500円とかなり割安な料金となっている。

最近は企業内保育を取り入れている会社もポツポツと出来ているが、企業内保育を兼ねて、認可保育園を目指すのもいいだろう。そうすれば、子育て世代の女性を働き手として確保することもできる。

保育士の給料もホール社員並みに引き上げれば、コンビニのバイトよりも高くなり、保育士の確保もできる。

ホールと親和性が高いのはデイケアサービスと思われているが、子育て中の女性を働き手として確保するには、案外保育園の方が親和性が高いともいえる。



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メーカーもお菓子を食べればいい

「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」

これは中世、食糧難で飢えに苦しむ人民を見てマリーアントワネットが言ったとされる言葉だ。

この言葉を使って、本日私は大手メーカーへお願いをしたい。

メーカーは大きくなり過ぎている。ひと昔前メーカーの規模は今ほどでは無かった。景気も手伝い業界の規模と共に大きくなってしまった。
近年では大手ゲームメーカーを買収したのは記憶に新しい。

しかしここ10年、5号機への移行、広告規制等の影響もあり、業界は厳しく縮小傾向にある。

メーカーは新台を乱発する様になった。ホールも求めた事でしょうがないのだが。それに伴い機械代回収の為ホールの状況も悪くなった。

ユーザーの数が激減した理由の1つである。

大きくなり過ぎた食いしん坊のメーカー、それを残されたパンである既存のユーザーだけで支えるのは難しい時代になったのだ。

飢えているメーカーはパンの代わりとなるお菓子を探して頂きたい。そこから収益を得る事も考えていかなければユーザー、ホール、そしてメーカー自身が共倒れする事になる。

食べる事のできるパンは底を尽きかけているのだ。

ここからは私の戯言と思って読んで頂きたい。

先日ホールを見ていると、稼働してない台は「省電力中」と寂しく表示さていた。本当に何も生んでいない台である。

例えばこの画面にCMを入れてみるのはどうだろう。パチンコ、スロットと親和性の高いものなら効果は絶大だ。

タバコ、競馬、酒、風俗関係、ざっと挙げたがパチンコスロットとリンクしそうなものは山ほどある。

リールの図柄自体が企業ロゴ…そんな面白い台も出てくるだろう。

広告媒体として認知され成功すれば、今は版権を買う時代だが逆に使って欲しいと手を挙げる企業も出てくる。

メーカーは現在、大型版権に関しては「買わせて頂いてる」状態だ。スロット等に使われるオリジナルの演出等も使えば使う程お金がかかる。

しかもその演出も版権元の下請けが作る2級品、最近の新台だがそんな話も耳にした。

その力関係が変わりメーカーが版権を「使う」形になればユーザーの求めるクオリティの高い演出の使用も可能だろう。

メーカーは広告媒体としての価値を高めようとロング稼働するしっかりとした台を作り広告収入を上げる、ホールとユーザーはその恩恵をしっかりと受けまた業界が盛り上がる。

あくまで理想の話だが。

私の戯言はさて置き、他の企業から収益を得る事が出来れば筐体価格も下がり、ホールの状況もその分改善される。

ホールが活気を取り戻せば離れていったユーザーも戻ってくる。

ホールに毎日活気があり皆で笑っていた時代がまた来るかもしれない。

全てはメーカーのお菓子探しに掛かっている。


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