パチンコ日報

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社員から通報されないために会社側がすること

週刊誌のライターがホール社員と話す機会があった。

年齢は20代後半で、役職者ではない。

ホールの規模は3店舗の中小ホールで、話は2月19日から21日までの3日間開催された都遊協主催のファン感謝デーのことから始まった。

「セットを余分に買って出さなかった。景品を宴会の賞品にするために、取っている。せっかく買ったのだからお客さんに還元したらいいのに」という愚痴から始まり、社内事情を喋りはじめた。

店長はメーカーから色々物品を貰っている、という話はパチンコ業界に限らず、どこの業界でもある話なので聞き流していた。

「店長が使える経費でちょろまかしている」

「店長の知り合いがよく遊びに来ていて、勝って帰ることが多い。パチンコもスロットも両方勝っている」

設定漏えいでもしているかのような口ぶりである。店長にも不満を持っている様子は伺える。

「遠隔もやっているみたいだ」

爆弾発言だ。それが本当なら大事だ。「みたいだ」ということは本人も確証を持っているわけではない。

かつて、遠隔があったことは事実なので、完全否定はできない。ただ、量定基準が厳罰化され、営業許可が取り消しになる時代にそんなリスクを冒すホールがあるとも思えない。

ライターもこの社員の話が色々なところに飛んでいくので、どこまで本当で、どれがウソや噂話なのか分からなくなって来た。

話の核心はここからだった。

この社員は同僚の20代のスタッフに好意を持っていた。ところが、オーナーの息子がこのスタッフと付き合い始めてしまった。相思相愛だった。完敗だった。この時の嫉妬心が一連の暴露話の原動力となっていた。

ハンドルのモーターを交換した時も変更届を出していなかったなど、ホール側にも突っ込まれるだけの脇の甘さがあった。

ホール規模の大小ではなく、法令順守は風俗営業者として最低限守らなければいけないことだが、ついつい部品交換などは無承認でやってしまいがちだ。

しかし、社員は会社のそんな細かいところまで見ている。そういうことがルーズだと社員もルーズになってしまう。

この社員はすでにホールを辞めるつもりのようだ。

最後の爆弾は店長が釘調整を行っている現場を写真に収めていることだ。

円満に辞められなかった場合は、いつでも警察へ送る準備だけはしている。

こういう社員を生まないためにもまず、ホール側が襟を正すことだ。


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