パチンコ日報

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プロ野球の好きなパチンコファンはいずこへ

年齢は30代前半。Aさんはホールでアルバイトをしながらプロ野球の私設応援団に入って、本拠地や関東圏のゲームは毎試合応援に行っている。

私設応援団に入ったきっかけは、転職活動中に気分転換に試合を見に行って、一体感のある応援に魅せられてしまったからだ。

ホールで働き始めて5年。正社員にならないか、という誘いもあるが、それも断り続けている。仕事よりも応援の方が大事で、応援するために仕事をしているようなものだ。

従ってシフトは早番。デーゲームの時は遅番、と野球中心に回っている。

今時、プロ野球にここまで没頭する人も珍しい。サラリーマンでは毎試合応援に行くことも難しい。応援団にはやはり時間が自由になる自営業者が多いようだ。

Aさんの話を聞いたホールオーナーが昔をこう懐かしんだ。

「ナイター中継放送中とポスターを貼りだしただけでも集客効果があった。特に日本シリーズの時は集客効果があったね。当時はプロ野球ファン=パチンコファンだった。ナイター中継を見るために家に帰るお客さんを引き止めるためにも釘を甘くしたこともあった。試合があった翌日は従業員とお客さんが昨日の試合の話で盛り上がった。プロ野球に興味があったお客さんが減った分、パチンコのお客さんも減った」

ここ数年は地上波でナイター中継そのものが少なくなった。理由は巨人戦で視聴率が取れなくなったことが大きい。巨人一辺倒の時代が終わり、スター選手が田中将大、ダルビッシュ有、大谷翔平、とパリーグからも生まれるようになった。

野球ファンがパリーグへも分散するようになったものの、地上波でパリーグの試合を放送することはないが、スカパーならセパ両リーグの全試合を放送している。

無題

プロ野球ファンが減少したというよりも、観たい試合が放送されていないのが原因なのかも知れない。関西ならUHF局が阪神の全試合を放送している。

パチンコ業界では35~50歳の年代が一番抜け落ちてるわけだが、ここは家庭を持っているサラリーマン世代でもあり、プロ野球に関心を示す年代でもある。

「クライマックスシーズンになってもテレビをつけて欲しいという要望もない」

やはり、サラリーマン客が激減したことが、野球に興味を示す客がいなくなったことが原因でもあろう。

小遣いは少なく、遊べる時間も少ないサラリーマンが興味を持つパチンコとは、どういうものなのか。ここを突破する機械の登場が待ち望まれる。


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