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ニッチな客層を追求した結末

ハンドルネームというより、タイトルのような「ニッチな客層を追求した結末」さんの遊技人口が減り続ける考察である。ギャンブル層へ特化した業界の姿に物申す。

以下本文


2:6:2の法則に倣って考えると、

2:(依存症を含む)ギャンブル層

6:ある程度の時間を消費した結果±1万円~2万円で納得する普通の層

2:演出や接客に納得できれば良い層(本当にこの割合いるかは疑問だが)

ギャンブル層の人たちは、10万以上の勝ちを求めたり、10万投資して11万出すのが快感という人が多くいると仮定する。

業界はこの層の客が求める機械や営業に“客が求めているから”と邁進した、これは厳然たる事実である。

結果、普通の層以下の人たちが付いていけずに離脱、もしくは遊戯機会が激減する。

さて、本文のサラリーマンだが、ほとんどは普通の層であると推測すると、今の機械や営業方法がすでに業界が求めた層から外れてしまっている。

逆にいえば、来店を拒んでいるともいえる。

本来年を取れば取るにつれ機械の細かいスペック等は本来は気にしない。若い頃はコンポやテレビ、ビデオの性能を限りなく引き出そうとしたが、だんだん“聴ければ良い”“映れば良い”に変わっていくのと同じである。

店内で前日・前々日凹んでいる台に座り、“そのうち当たるだろう”と適当に打っても昔はそれなりに出たし、持ち玉で相応の時間を消化できた。

しかし今は理論武装しなければ打てる状況にないこと、“そのうち当たるだろう”が“いつまでも当たらない”に変わった。

業界が8割の層を切り捨てて2割の層を取ったのだから店に来なくなったのは必然で、それが現在の遊戯人口に反映されているだけである。業界がもっともらしく唱える“広く薄く利益を取る”戦略は、この時点ですでに崩壊してしまっているのである。

組織において優秀な2割の社員だけを残すと、その中で再び2:6:2の組織になるといわれている。

では残された2割のギャンブル層だが、ここでも2:6:2の図式になっていくと仮定すると、今後も業界は上位2割の層を対象にした戦略をとるのか、もしその路線を突き進むのであれば“財布に20万は入っていないと、とてもではないが遊べない”と言われる「遊戯」になっているのであろう。

6割以下の8割の層を向いた戦略を取っていても、2割の層の客はある程度残ったと推測できるのに、残念な業界である。


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