パチンコ日報

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昨日の敵を今日の友へ

ホールを見渡すとスマホゲームをポチポチしながらプレイしてる方をここ数年見かける様になった。

スロットで言えば1回転60円。ソーシャルゲームにそれ以上の価値を見出している人もいる、そういう事だ。私としては悲しい話だが。

今日はそんなソーシャルゲームと言われる業界からのお話。

先日とあるビジネスニュースサイトで、某引っ張りハンティングゲームと言われるアプリの開発者との対談記事を目にした。

その中の一文だ。

【「食ってるな」と思うのは、パチンコ市場です。一回に何万円もお金を出すユーザーを抱えているのは、パチンコだけですよ。ソーシャルゲームのユーザーは、もともとパチンコのお客さんだったと思います。だから、僕らも、そこを意識して食いにいっています。グイグイ食い込んでいるので。パチンコ業界は相当苦しいと思いますよ。】

こう語っている。

今のパチンコ業界、生簀の魚に餌をやらず魚は居なくなりつつある、出玉という餌が付いていない今の釣り針にかかる新しい魚もいるはずも無い。

それに追い打ちをかける様に逃げた魚を囲おうとしている業界があるのだ。

魚は減る一方である。

食い止める為には簡単な話だ。餌である設定や釘を入れてやればいい。

しかし私の良く知るホールの店長は「しばらくお金を黙って使ってください、そうすれば自ずと設定や釘は良くなります」そんな状態である。

中には頑張って餌をやっているホールもあるがそんな状態のホールは少ない。

設定や釘に頼らない違ったアプローチもある。

逃げた魚を呼び戻す様なソーシャルゲームに対抗しえる新しいゲーム性の遊技機の開発や、ホールでしか味わえないモノや居心地を作るのも手段の1つだろう。

しかし私は違ったを提案をしたい。

「共に戦えばいいじゃないか」

残念ながら今のホールの状況でパチンコスロット、釘や設定に頼らない営業でユーザーを呼び戻すのは難しい。

ここからは毎度お馴染みにはなるが私の戯言だ。

例えばこのソーシャルゲームの版権を使ってパチンコスロットを作ってしまうのはどうだろうか。ボーナス確定画面やフリーズでそのソーシャルゲームのシリアルコードが獲得できる。

既存のユーザーでスマホをポチポチやりながらプレイしてるユーザーも大当たりを喜び、さらにソーシャルゲームでも喜べる、喜びは2倍だ。

先の対談にパチンコユーザーはソーシャルゲームユーザーになりえるとあった。

これは逆も言える事である。シリアルコードが貰えるなら…とソーシャルゲームユーザーがホールへ足を運ぶ事も十分考えられる。

余談だが某ソーシャルゲームの売上の50%はユーザーの0.2%が支えている。

いわゆる重課金者である。


それだけ時間と資金を持った1部の重課金者が優越感の為だけに時間とお金を掛けている。そのユーザーをパチンコスロット業界に呼び込めるかもしれない。

近年新しいユーザーといえば近しい事があった。

パチンコスロットに大型アニメ版権が出始めた頃を思い出して貰いたい。

俗に言う萌台というものだ。

ホールでは見かける事が無かった様なユーザーが訪れ、設定や釘に関係無く終日プレイしていたのは衝撃的であった。きっとこれと同じ様な事が起こる。

このソーシャルゲームとの共闘が今のホールの起爆剤になるだろう。

パチンコとソーシャルゲーム、両者が共に生活の1部となるユーザーが増えてくればホールの状況も良くなる。

その重課金者の陰で我々無課金者もその恩恵に預かれる日も近いかもしれない。

この話、夢物語の様に思えるが実は現実味のある話だ。

このソーシャルゲームの開発者は最後に対談をこう締めている。

【僕はゲーム業界の5冠王を目指しています。まず「アーケード」でトップを取って、「コンシューマー」と「携帯アプリ」で3冠王。あとの2冠は「エロゲー」と「パチンコ」です。いろいろ動いているので、楽しみにしておいてください(笑)】

向こうはもう動き出している。こちらもそれ相応の受け皿を用意しておかなければ先手を取られてしまうだろう…

こちらから仕掛けていく、そんな攻めの姿勢を業界には期待したい。

本来ならホールにパチンコスロットを愛してやまないユーザーだけで溢れかえる、それが理想ではあるがそんな事を言っていられる状況ではないのだ。



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