パチンコ日報

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生き残るのは大型店舗よりも小型店舗

遊技人口の減少、消費税アップ、電気代の高騰などパチンコ業界を取り巻く環境は厳しさを増してきています。



大型店は集客するために機械代が高騰している新台を多く購入しなければならず、広告もたくさん打たなければなりません。



しかも、新台による集客力も落ちていて、集客することが難しくなっています。



この他にも、大型店では人件費、電気代、賃貸物件なら家賃や地代、エアコンや空気清浄器などのメンテナンス費用などのランニングコストが多くかかります。



1000台の店舗と200台の店舗を比較すると、1000台の店舗のほうが経費はおおよそ5倍かかります。



右肩上がりのパチンコ業界ならば、客数の増加を見込み、大型化に舵をきるのはいいと思いますが、減少傾向にあるパチンコ業界で大型化するのは、今後どのような結末を迎えるのだろうか?



奇しくも、家電量販店トップのヤマダ電機の2013年9月中間期の業績見通しが売り上げ高9300億円から8970億円へ減額、営業利益は136億円の黒字見通しから一転、24億円の赤字に転落する見通しと発表されました。



ヤマダ電機は家電全体の売り上げが落ちていっているにも関わらず、店舗を大型化し、出店ペースを上げていきました。



その結果が赤字に転落するものになりました。



家電業界はネット販売が勢力を伸ばしたことも、ヤマダ電機が赤字に転落した原因の一つではありますが、大型化により経費がかかり過ぎていることも大きいと思います。



パチンコ業界も遊戯人口が減少しているにも関わらず、店舗が大型化し、ネットのSNSなどが普及していることなど、家電量販店業界に似ています。



いろいろな要素を考えると、今後パチンコ業界で生き残るのは、大型店ではなく、小型店かもしれません。



小さなコンビニエンスストアも大型スパーよりも利益率をあげています。



最近、中小店舗が稼働率で大型店舗よりも良いのを見かけることが増えました。単純に稼働率が利益率に比例しますので、稼働率の高い店舗が生き残る可能性が高いことになります。



200台の店舗なら、ピークでお客様が80名いれば大概の店舗で経営が成り立ちます。



80名のお客様なら、集客するための過度な新台入れ替えは必要ありませんし、無理に広告を打つ必要もありません。



実際、私の116台の小さな店舗は、新聞折り込みなどの広告は5年間で2度しか打ったことがありませんし、機械も月間平均で5台ぐらいしか購入していませんが、稼働率では地域一番店をキープしています。



小が大を食う。



小兵力士の舞の海が倍以上大きい力士に勝利したのを見て、通快な気持ちになりました。



最近、私のような小規模店舗がローコスト運営により、生き残っていくことがあるのではないかと思っています。



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実機を見ないでの発注でいいのか?

最近、年末に向けて、各メーカーの新台リリースが控えており、営業の方からの電話がひっきりなしにきます。



メーカー側の見立てはこうだ。



去年の12月はパチスロの販売が約25万台、約1000億円の売り上げがあったので、今年の12月もかなりの販売台数を見込んでいる。



メーカー側は忘れているかもしれないが、去年の12月はホール側では、いわゆる秘宝伝ショックに牙狼ショックの年になりました。



機械代を埋めるために、割数を落とし、機械代をお客様に負担をさせ、これを契機にパチスロ全体の落ち込みへとなっていきました。この悪いスパイラルを今年も繰り返えそうとしているのか?



目先の利益に走り、お客様が減って、誰が得をするのだろうか?



業界が衰退していっていることを目の当たりにしている若い業界人に対して、年輩の役職者たちはどう思っているのだろうか?



こんなことを考えている時に携帯電話が鳴った。



サミーからです。



『前回の電話で12月に獣王が出ると言いましたが、12月1日からの納品で決まりました。すいませんが、何台ですか?』



私は呆気にとらわれました。



まだ、実機も見ていない。



スペックもリール配列も知らない。



ただ、獣王という名前だけで、何も知らないものを購入しなければならない状況です。



サミー曰く『今日の発注ならば、トップ納品で押さえることが出来ると思います』とのことでした。



エウレカセブン2が1台あたり45万円だったので、値段を聞きました。



サミー曰く『今回の獣王は安くなっていますよ。1台あたり38万円ぐらいです』



安い? ぐらい?



売る側も売る側ですが、買う側もどうなんでしょうか?



サミー曰く、今回の獣王は4万台ぐらいということなので、4万台×38万円ぐらいで152億円の売り上げになります。



152億円の売り上げの営業が電話の1本で済んでいるので、かなりの利益率があると思います。



しかも、獣王はサミーのオリジナルキャラクターなので、メーカーの争奪合戦により高騰し続けいる版権料もありません。



これで本当に良いのでしょうか?



売る側のメーカーも買う側のホールも何の真剣さを感じることが出来ません。



何か、力が抜けてきました。



もう少しだけ、真剣にパチンコ業界のことを考えてもいいのではないでしょうか?



悲しくなりました…。







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何故、それほど新台入れ替えをするのか?

何故、それほど新台入れ替えをするのでしょうか?



誰のために新台入れ替えをしているのでしょうか?



大概のホールはお客様のためだと答えるでしょう。



私にはメーカーのために新台入れ替えをしているようにしか見えません。

凄いペースで新台をリリースするメーカーにたいして愚痴を言うホール関係者がいますが、それはホールが新台を買うからです。



ホールが新台をあまり購入しなければ、メーカー側はそれほど新台をリリースすることはなく、需要と供給のバランスで、ホールが新台を欲していれば、当然のように、メーカーは新台を販売します。



メーカーも企業なので、一円でも多く利益を出したいと思うのは、資本主義社会では当たり前なことです。



1台あたり45万円以上するような新台の償却をするために、お客様の負担を増やすことを、お客様が望んでいるのでしょうか?



新台をたくさん導入しているホールは年々、お客様が減っているようにしか見えません。



あれだけ、新台を購入して、どんな割数で営業すれば、損益が合うのかが疑問で仕方がありません。



どんなマジックを使っているのか知りたいものです。



今後、電気代の高騰や消費税アップなどの支出が増え、遊技人口が減少していっている中、生き残るためには経費を減らしていくことが必要になります。



経費の中で最も比率の高い機械代を落とし、売り上げの減少を乗り越えいかなければならないと思っています。



未だに、新台をたくさん購入しているホールの考え方は、私には全く理解出来ません。



ライバル店には絶対に負けたくない気持ちなんでしょうか?



それとも、新台を導入しなければ、お客様が誰も来ないんじゃないかと夢の中でうなされているのでしょうか?



まわりの店舗が新台を導入しているので、まわりの店舗のように、新台を導入しなければならないという強迫観念があり、新台を購入しているんでしょう。



確かに、新台を望んでいるユーザーもいますが、新台を望んでいるユーザーはそれほど多くはなく、新台を大量導入しても、それほどお客様は増えていません。



それよりも、新台入れ替えを抑え、お客様に還元しているホールのほうが、圧倒的に支持されています。



新台を導入するということは、既存のお客様に支持されている機械を外さなければならず、常連のお客様を失うことにもなります。



一度、勇気を出して、新台入れ替えを抑えたら、景色が変わると思います。



ホール間同士が新台の設置台数で競い合うのではなく、お客様目線で新台入れ替えをすることが、店舗や業界の繁栄に繋がると思っています。



ホールやメーカーは目先の利益にとらわれず、業界の発展のためにも、新台入れ替えを減らしていくべきではないでしょうか?



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半列評価の機械はバラエティでの導入で充分

中小店舗では機械を半列評価した場合、バラエティに1台での導入で充分だと思います。



半列評価ということは、その機械自体をあまり評価していないことになります。



今年の半列評価の機械を私見で振り返ってみました。



緑ドンキラメキ!炎のオーロラ伝説



忍魂弐烈火ノ章



回胴黙示録カイジ



デビルメイクライ4



アントニオ猪木が伝説にするパチスロ機



新鬼武者再臨



どれも、さほどの集客力もなく、短命に終わる結果になりました。

そもそも、半列評価を下しているので、短命の結果は予想通りだったのかもしれません。



機械の値段は北斗の拳や吉宗、半列評価の緑ドンや忍魂も同じです。



ならば、ビッグコンテンツの機械を多目に購入した方が、コストパフォーマンス的に良いのですが、半列での導入から、失敗した時の金額が少なく済むという弱気な考えが働き、どうしてもそちらを選択していまいがちになります。



お店は評価通り機械を購入してしまいますが、機械は評価に見合った値段設定にはなっていません。



ジャグラーと大漁はほぼ同じ値段です。



これが、ジャグラーが50万円で大漁が20万円なら迷うところになりますが、同じ値段ならジャグラーを多く購入した方が間違いなく得です。



半列評価の機械はメインにはなりづらく、所詮は脇役止まりです。

脇役がヒットしたところで、店舗に大きく影響を及ぼすこともなく、ヒットしたら、後から増台すれば、それで済みます。



半列評価の機械はミドルコンテンツがほとんどなので、集客力もさほどなく、大ヒットすることもほとんどありません。



また、半列評価の機械はゲームセンターニーズもあまりなく、外れた場合は中古価格が暴落しますので、導入には大きなリスクがあります。



これからリリースされるエウレカセブン2と花の慶次も半列評価です。



エウレカセブン2と花の慶次では北斗の拳にとって代わりメインになることは考えづらく、サブの役割にしかならないでしょう。



サブの役割というなら、半列導入ではなく、バラエティに1台での導入にしておいて、良ければ増台というスタンスがリスクが少ないのではないかと思います。バラエティでの導入は、よほどの機械以外は失敗はなく、リスクはほとんどありません。



エウレカセブン2と花の慶次をバラエティでの導入で抑え、北斗の拳に代わりメイン機種になる可能性の高い吉宗を多く導入した方がいいと思っています。



我々ホール側やメーカー側は、デビルメイクライ4やエウレカセブン2、緑ドン、忍魂弐といったミドルコンテンツに期待していますが、一般ユーザーはそれほど関心がないことに、早く気付くべきです。





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5スロは遊技人口を増やす最期のキラーコンテンツ

5スロを初めて打った時に感じたのは、5スロコーナーのなんともいえないゆったりとした空気感でした。



20スロコーナーはどこか殺伐とした雰囲気があるのにたいして、5スロはほんわかした雰囲気があります。



この空気感の違いはカジノでも感じました。



カジノはテーブルによって、賭けられる金額が違い、レートが様々で、200円から賭けられるテーブルもあれば、1万円からでないと賭けられないテーブルもあります。



200円からのテーブルはのんびりとした雰囲気ですが、1万円からのテーブルは殺気立っていて、ディーラーがちょっとしたミスをしたようなもんなら、ものすごい勢いで睨んだりもします。



私はカジノには滅多に行かないのですが、行く場合には予算を決めて行きます。その決めた予算だけを財布に入れて行きますので、最初は安いレートから入ります。



最初から高いレートのテーブルに入り、負けが込んでしまったら、すぐに予算がなくなってしまい、終わってしまうからです。



時間配分を考えながら、張っていく金額を決めていきます。



カジノは200円から賭けられるテーブルがあるので、カジノをしたことのない若者や女性が気兼ねなく、カジノを楽しみ、間口が広く、プレーヤーが増えたんだと思います。



カジノが1万円からでないと賭けられないものだったとしたら、間口が狭まり、衰退していったでしょう。



このことはパチスロにも言えるのではないか?



ゲームやSNSで慣れ親しんだ若者には、受動的なパチンコよりも能動的なパチスロのほうが、受け入れられやすいと思います。



20スロで遊技するためには、それなりの金額を用意しなければならないので、若者や女性に敬遠されがちになります。



5スロだと、低予算で遊ぶことが出来ますので、間口が広がり、パチスロを打ったことのない若者が入りやすくなります。



自分の店舗は20スロだけで営業しているのですが、将来のためにも5スロを導入したいと思っていますが、20スロだけの営業で、まずまずの稼働をしていて、5スロをする必要がないという意見。



5スロを導入したら、20スロのお客様が5スロに移動してしまい、売り上げが落ちてしまうんじゃないかという意見などがあります。



そういうお店側の都合ばかり考えてるのではなく、お客様に5スロニーズがあるのであれば、お客様のためにも、5スロを導入するべきだと思っています。



実際、5スロコーナーは20スロジャグラーコーナーよりも客付きの良いことが多く見受けられます。



また、5スロを導入することによって、パチスロをしたことのない若年層を取り込むことが出来るかもしれません。



20スロは緊張感があり、ドキドキして面白いのですが、5スロののんびりとした雰囲気も良いものです。



その時の気分や状況などで20スロや5スロの選択肢があればいいと思っています。



5スロを始めたいと思ってから2年、設定を入れない、つまらない5スロではなく、面白い5スロコーナーをスタートします。



5スロは遊技人口を増やす最期のキラーコンテンツなのかもしれません。





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