パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

電気代の高騰であたふたするホール事情

東北電力が来年4月から家庭用電気料金の値上げを申請した。値上げ幅は32%超で一般的な家庭では1カ月8565円だったものが、2717円増えて、1万1282円となる。この報道を受けて慌てふためいているのが東北のホールだ。そのチェーン店は1店舗当たり年間1700万円ほどの電気代を支払っている。3割アップなら500万円増となる。これに店舗数を掛けた分がコストアップとなる。

この問題は何も東北電力管内だけのことではなく、電気代のさらなる値上げは全国どこも避けられない。

ホールのコストで大きく割合を占めるのは、機械代と人件費。次に光熱費だった。これまでにもデマンド契約を下げるなどの電気代のコスト削減方法はあったが、関心が薄かったことも否めないがいよいよ尻に火がついてきた。

今年9月、西日本でホールの営業時間を8時間に短縮したケースが話題になった。何度か取材を申し込んだがなしのつぶてだった。そのホールが8時間営業から3カ月余りで閉店することになった。後ろ向きの営業政策だったため、取材も受けられなかったものと推察できる。

取材は受けてもらえなかったが、自分の目で現状を確かめるべく、現地へ足を運んだ。一番賑わいを見せていたのは0.2パチコーナーだった。ここまで貸し玉料金を下げると電気代も出ないと言われているが、低貸し主体のホールは、電気代の値上げはボディーブローのように効いてくる。

で、東北のホールに話を戻すと、電気代値上げ対策について社員が話し合った。1列ガラ~ンとした島は冬場はそれだけでも寒々しく見えてくる。その対策に希望者にはストーブを貸し出すとか、工事現場などにあるような大型の扇風機で温かい風を送風するとかのアイデアが出たが、客からしても貧乏くさい。

これまで節電に対してパチンコ業界に要望があったのは、東日本大震災の時などだった。この頃はまだ業界も今ほど業績が落ち込んでいなかったので、本腰を入れるのは後ろ向きだったホールもあった。コロナ禍を経てさらに業績が落ち込んでいるところに、電気代の値上げとなれば、本腰を入れて節電を考えなければならなくなった。

電気代を下げる方法は日報でも何度か取り上げているので「電気代」「削減」で検索すればいくつかのヒントが出てくる。


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そして100店舗規模の食品スーパーを目指す

消費税が10%から15%になるのは、何年後かはともかく、確実に上がることだけは予想され、その先には、さらに欧米並みの20%台突入もあり得る話だ。仮に20%と引き換えに、老後の生活の心配がいらない、というのなら多くの国民は受け入れる可能性は高い。若者が年金を納めたくない心理は、自分たちが貰う頃にはわずかな金額では割が合わないから。

消費税が20%になれば可処分所得が減ることから、レジャーなどの出費が抑えられるのは想像に難くない。それでなくても、給料も上がらないのに、今年は食料品を始めとして、あらゆる物価が上がった。国はこの冬の電力不足の懸念から国民に節電を呼び掛けている。電気代が据え置き時代ならば馬耳東風も、電気代が高騰すれば、自衛手段からエアコンを使うのも控える、というもの。ガス代を抑えるには風呂は2日に1回とか、自らが節約を始める。直接家計に響くことには敏感になる。

消費税が20%時代を迎えるころには、パチンコ産業はどうなっているのだろうか? そんな先を見越しながらホール経営もやっている3代目は、アメリカの大学でMBAを学んだ。海外から冷静にパチンコを見つめる時期があった経験から出した答えは、「消費税20%時代にホール経営は成り立たない」だった。

今でもホールは10店舗以上運営しているものの、軸足は食品スーパーに移している。現在も30店舗以上ある関東の食品スーパーチェーンの買収を狙っているところだ。それが成功すれば100店舗台も見えてくる、という。ホール企業でもスーパーを経営しているケースはあるが、ここまで店舗を持って話は聞いたことがない。なぜなら、ホールのホームページを覗いてもスーパー事業のことは一切出てこないからだ。

仕入値を安く抑えるには、やはりバイイング・パワーによって決まってくるので、規模の拡大は避けて通れない。ホールの拡大に投資することはなく、その分、スーパーに注いでいる。いずれ、ホールは廃業することも視野に入っているようだ。

カトパンと結婚した話題になった高木勇輔氏は、食品スーパー「ロピア」の社長だったが、ここの規模で71店舗である。

パチンコは新台入れ替え費用だけでも、毎年多額のおカネを要する。昔は新築オープンしても、投資回収期間も短かったが、今や機械代の回収すら困難になっている。スーパーは投資負担が小さくて済む。

ホール経営は、釘調整は違法とされながらも、毎日全国のホールで行われている。こうした問題も長年解決できないようでは、大儲けできることもなくなれば、去って行くというものだ。


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2年後に1ドル400円? その時パチンコ業界はどうなる

5年前から1ドル140円台になると、円安の話を取り上げ、予測が当たることで定評があるお一人様12万円のセミナーには、経営者や投資家など90人余りが参加していた。

今回語られたことは10年スパンで物事を捉え、ウクライナ問題次第では国の財政がさらに悪化して2年後には1ドル400円台、最悪500円台まで行くと予測した。

日銀の金利を上げない異次元緩和は、猫まっしぐらならぬ、日本破綻へまっしぐら状態にある。

イギリスのトラス新首相が辞任に追い込まれたのは、大型減税の発表に対して、世界のマーケットがNOを突き付けた結果が、ポンドや国債の急落につながったのは周知のとおり。

財政が豊かでもないのに大型減税を発表したからこうなった。

日銀は円をジャブジャブ刷るから円の価値はどんどん下がる。日本は第3の経済大国と言われているように、消費税を上げる余地はまだある。1%上げても税収は2兆円増える。金利を上げなければいけない状況なのに、黒田総裁は金利を上げない。金利を上げれば債権も安くなるのに。

世界中で金利を上げているのに、上げなければアメリカもいずれ黙っていない。日本は間違いなく金利を上げなければいけないのに、上げられない。住宅ローンの支払いで破綻者が続出することも懸念される。

円安が止まらず、200円が現実的になった。東京はあれだけ財政が豊かだったのに、コロナとオリンピックで無くなった。イギリスのようになったら円を持っていてもしかたない。金よりもドルを買うこと。10年後には1ドルが200円になっているかも知れない。

日本の人口は減り、国民の生活レベルは悪くなり、国内消費は停滞する。ヨーロッパは贅沢品を買わない。ルイ・ビトンのようなブランド物のバックを持っている人はいない。いずれ日本もそうなる。

日本人の給料は上がらず、韓国にも抜かれた。中国や韓国よりも日本で作る方が安くなっている。

日本が弱くなったのは小泉政権時代。特許の数が世界に遅れを取るようになった。日本の雇用形態をぶっ壊し、契約社員が増えた。会社で研究する人材が腰を据えて働けなくなり、海外に流出するようになったのが、弱体化のきっかけ。

円を刷って日銀が買い取っているが、出口戦略がなければ日本は破綻する。日銀が買うということは税負担。異次元緩和で先延ばしにしているだけ。

税金を上げる議論が財務省から出ている。消費税は20年後には20%になっている。そうしないとバランスシートが成り立たない。

税金が上がるということは、国民はカネを使わなくなる。病院へも行けない人も出てくる。高齢者が増えて医療費は上がる。年金を5年延長ということは、どういうことかというと、年金が減る。そういう日本に間違いなくなる。

おカネのかかるレジャーは行かなくなる。家族でTDLへ行けば最低5万円はかかる。年2回行っていた家族は1回になる。いずれ入場料も下がる。アメリカではラーメン3000円にギョーザを足せば5000円。日本人の給料では海外旅行へも行けなくなる。競馬や宝くじにもおカネを落とせなくなる。レジャーは近場のピクニックか家でゲーム。

一番危ない業界の代表格がパチンコ。市場規模と遊技人口のギャップは1人当たりの使用金額を上げているだけ。人口が多い都市は、パチンコ店は残るが、それ以外は全部なくなる。過疎部から商売はやっていけなくなっている。40~50万円する遊技台も買えなくなる。TDLは日本に1カ所しかないので残るが、パチンコとは比べる対象にならない。

以上要約終わり。


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増税はアングラ市場から

岸田総理は5日、防衛費増額について、鈴木財務大臣、浜田防衛大臣と会談し、2023年度から5年間の総額を43兆円規模にするよう指示した。現行の中期防衛力整備計画(19〜23年度)の27兆4700億円程度から1.5倍超となる。

防衛費増額について読売新聞の世論調査では、51%が賛成で、反対の42%を上回っている。ロシアのウクライナ侵攻を始めとして中国・北朝鮮の脅威に対抗するためには今の防衛予算では足りないと国民も感じている。

自民党内では、財源は所得税や法人税を想定し「増税で確保すべきだ」とする意見が主流になっている。防衛費を5年以内にGDP比2%以上に引き上げるなら、新たな必要額は年5兆円。所得、法人の2税で賄うとすると15%ほどの大幅な増税につながり、家計や賃金に影響する。

来年4月の統一地方選を前に防衛費の増税問題がテーマになれば、自民党の大敗が免れない。萩生田政調会長は「全てを税でまかなうとか、来年から増税が始まるような間違ったメッセージを統一地方選前に出すのは大きなマイナスだ」と増税をけん制した。

財源もないのに増税問題が浮上するたびにパチンコが俎上に載る。自民党内では増税対象として10項目ほどが上がっていて、パチンコは増税予備軍のレギュラーの座を掴んでいる。

ま、今回はまたもや世間からの嫌われもののタバコが増税対象となった。

パチンコから税金を取る派の先生の意見は「パチンコを完全合法化して税金を取った方がいい。パチンコは3店方式という曖昧なグレーゾーンがあるから踏み込めなかった。パチンコを100%税金を掛けられる真っ当な商売にするために、ホールの上場を認める。ホールの上場を認めるということは、グレーゾーンではなくなることを意味する。国内で上場したいホールもある。ホールが上場すれば株式市場も活性化するので一石二鳥」というもの。

上場を餌にパチンコを合法化しようとする目論見だが、上場を望んでいるホールなんてほんの一握りで大半は上場には無関心だ。ましてやギャンブル産業は絶対に上場させてはならない業種でもある。

パチンコ業界以外では性風俗などのアングラ市場から税金を取る案もある。無店舗型のデリヘルは規制緩和から届け出制となった。それによって登録業者が増えたが、しっかりと税金が取れるようになった。その流れから、キャバ嬢やホストからの税金の取りこぼし分にもスポットが当てられている。

援助交際から呼び名が変わったパパ活のお手当も本来なら贈与税の対象になる。パチンコよりもアングラ市場から取れる仕組みを考えた方が税収はアップすること間違いない。



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第8話 悲しい話 ③

本音

カルティエの奥さんはいつも控えめでそしていつもニコニコ笑っている印象しかない。スタッフに対しても腰が低いし、言葉遣いも丁寧だ。そんな楚々としたあの奥さんはチビデブパンチのどこを気に入って一緒になったのか全く不思議である。

カルティエが奥さんを大切にする理由は当然のこととして、奥さんがカルティエと一緒に暮らせる理由は甚だ理解が不能な事態なのである。
 
僕は今まで奥さんとあまり言葉を交わしたことがない。いや僕だけではなくスタッフのみんなも恐らくそうであろう。彼女は絶えずつつましく目立たず時にはその存在すら忘れてしまうほどの佇まいであった。

僕は考えてみる。カルティエが新店に行ってあれほど溺愛している奥さんと別れるようなことになれば、本人が言っていたように自分の人生も簡単に幕を閉じるのではないか、と。カルティエの不幸はやはり僕の望むところではない。

「店長、やっぱり新店なんか行かないほうがいいですよ。いや、行かないでください。僕も店長からまだまだ教えてもらっていないことがたくさんあるし、だいいち店長がいなくなったら寂しくなるじゃないですか。僕、店長も奥さんも好きだから。一緒にここで仕事したいです」

咄嗟に出て来た僕の言葉、それは本心だった。
 
普段はカルティエの悪口を言って悪態ばかりついていても本当は、僕はこの人が好きなのだ。見てくれは決して良くないけれどカルティエには温もりがある。豪快で粗野に見えても実は繊細で絶えず周囲を気に掛けている。

スタッフのみんなもカルティエを酒の肴よろしく面白おかしく揶揄するけれど、それは決して悪口などではなく言ってみれば愛情の裏返しなのである。僕は自分の思いを吐露すると何故か感極まってしまった。

「ねえ店長行かないですよね。行かないでくださいよ」

鼻の奥がつうんとして目頭が熱くなる。思いがけずの涙声だった。

「俺 この店に入ってまだいくらもたっていないっすけど、仕事もろくにできないっすけど、ここで店長から教わったこと、たくさんあります。仕事がきつくて何回も辞めようと思いました。ホールでお客さんと接するのが嫌で、嫌でたまらなかった時もありました。普段は怒ってばかりいるけれど僕が本当にダメになりそうな時、店長は必ず助けてくれました。それにみんないい人たちばかりだし、単純にここが好きなんすよ。俺は他に行くところも無いし、店長と離れるの嫌です。だからここにいてくださいよ。ね、店長」

涙はとめども無く流れた。止めようとも思わなかった。自分で口にしてからカルティエのことが本当に好きなんだと実感した。

「坂井、おまえ馬鹿じゃねえのか。さっき行かねえって言っただろ。行かねえよ」

カルティエはもう泣くなと僕の両の肩をそのごつい手で優しく包んでくれた。

「半端なのはお前だけじゃねえよ。俺だって普段は威張り腐っているけど将来のこと考えたら不安で不安でしょうがなくなる時がある。どんなに店の為に働いたっていいとこ店長どまり。これから六〇の定年までずっとここで働くなんて想像もできねえし、かといって今すぐどっかに行く宛てなんかあるわけもねえ。そんなこと考えたらおめえ、俺だって夜も眠れなくなる。若い頃お袋の言う事聞いてもっと勉強しときゃあ良かったぜ。そうすりゃあもうちっとましな人生だったかもしれねえしな。だけどそれも今となっちゃ後の祭りってわけよ。今更後悔したって糞の役にも立たねえしな。けどよ、坂井。俺はここで働いて救われたなって思うんだ。それはな、俺も含めて半端者で仕事もからっきしダメで根性無しの集まりだけどよ、お前らいい奴ばっかりだもんな。俺はそんなお前らと仕事できることを本当に嬉しく思ってるぜ」

カルティエの目も潤んでいた。
 
泣きながらふと心にこだまする言葉がある。

「いらっしゃいませいらっしゃいませ、いらっしゃいませ。本日も当ホールぱちんこローマへご贔屓ご来店いただきまして誠にありがとうございます、ありがとうございます。ぱちんこ必勝法は一に頑張り、二に粘り、三四がなくて五に根性。くるくる回るかざぐるま。色鮮やかな盤面にゃあ、踊る踊る銀の玉。本日もお客様のご来店を心よりお待ち申し上げておりました。ぱちんこはこの世の憂さの捨て所。はい、お父さんもお母さんも、おじいちゃんもおばあちゃんも、はいそれから隣のお兄ちゃんお姉ちゃん、よってらっしゃい見てらっしゃい。日ごろのストレス解消にほんの少しの息抜きにとはい、よってらっしゃい見てらっしゃい。本日もいたる所にご幸運が、いたるところにラッキー台がお客様に甘い甘い吐息を投げかけてのお迎えでございますれば、はいどうぞ奥へ中へ、中へ奥へとぐっとお進みお入りくださいませ。さあ、いらっしゃいませいらっしゃいませ、いらっしゃいませ」

カルティエから教わった呼び込みマイクの一節が今日はやけに物悲しい。

つづく


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