パチンコ業界が右肩下がりを続ける原因は、等価交換や等価交換仕様の遊技機などで売り上げを上げることばかりに専念してきた結果である。業界人なら誰もが分かっていることだが、等価・高価交換営業から完全脱却することができず、遊技人口が減りながらも、同じ営業を続けるしかないジレンマに陥っている。
「玉単価・玉粗利をホール関係者は理解しているのかと言いたい。コロナ明けでお客さんが復活してきたのに、その人たちを一瞬で殺してしまった。1パチで1万円も負けたら2度としない。ダメなことが分かっていながらやるからバカだ! 玉単価の上がる機械ばかりを追求する。そんな業界のレベルだから業界が衰退する。娯楽を提供せずにお客さんを痛めつけてきた。それが未だに横行している。客のニーズに合わないことをしている業界が残るわけない」(同)と怒りのモードはヒートアップしていく。
客のニーズと言えば、射幸性の高い機械だ。それを業界は提供してきたわけだが、ニーズに合わないことをした結果ではない、と思いきやこう反論する。
「射幸性を求める一部の人間を煽ってきた結果で、娯楽を求めるお客さんは排除してきた。一獲千金を求めるヘビーユーザーは本来のお客ではない。1円、50銭パチンコを大衆娯楽と業界人は勘違いしている。4円、20円でも昔は遊べた。1円で1万円負けることを大衆娯楽とは言わない。毎日行ける薄利のパチンコ営業で、大衆娯楽を作り上げることがパチンコの復活につながる」と力説する。
セブン機一辺倒になる、ヘソスタートが7個から5個~3個~1個と変遷してきたが、ホール店長は同一機種で3個返しと1個返しがあれば、大半の店長は1個返しを選択する。その方が会社から与えられているノルマを達成しやすいからであろう。
7個返し時代は業界が元気だった。それはリスクが少なく誰もが遊びに行けたからだ。台粗3000円で5万個稼働の時代を思い出して欲しい。1個返しは大衆娯楽とはほど遠い。
ホールオーナー1世の時代は、客離れが起きるとその原因を追及して、粗利を取り過ぎた店長を叱ったものだ。客を付けることに全力投球してきた。
「毎日行けるパチンコ」をコンセプトに大衆娯楽に戻せる営業に挑戦するのは、体力のある全国大手にしかできない。
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