パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

パチンコホールは定年まで安心して働ける職場か?

都内の中堅ホールチェーンからタクシー大手に転職したAさんは、年齢で言えば30代半ば。転職を考えるようになったのは、コロナ禍でホールが休業を余儀なくされた時期だった。

転職理由がこのホール企業の社風にあった。

大卒のAさんは10年以上勤務していたが、役職は主任だった。主任からその上の店長を目指していくわけだが、ある程度の勤続年数を重ねながら、店長になれる人材ではない、と分かった時から、「法に触れないパワハラ」が始まり、それで辞めていく人が少なくない。

どういうことか?

「店長が急によそよそしくなってきます。必要最低限の対応で、ほとんど店長との会話がなくなり、無視されている気分になってきます。30過ぎて『使えない』と判断されるとそんなパワハラが始まります。ついに自分もその対象になった、ということが分かり辞めました」(Aさん)

Aさんは社交的ではなく、人付き合いも得意な方ではなかった。ホール現場がダメなら間接部門もありそうだが、そういう選択肢はなかった。

退職を決めて有給休暇を使いながら二種免許も取った。

現在はタクシードライバーとして働いているAさんは、もう一つの転職理由をこう打ち明ける。

「ホール現場で50~60歳になって働いているホールは、前職も含めてありませんよね。タクシーなら70歳までは働けるし、実際、50~60代の人が沢山働いています。ホール企業の場合、店長になれなくても真面目にコツコツ現場で働ける業界ではないですよね。そもそも新卒で入って全員が店長になれるわけでもない。新卒で入った人は、定年まで働けると思って入っているんですかね? リクルートのパンフレットに定年まで安心して働けることを謳うホール企業を見たこともないですしね」

パートで定年過ぎても雇用しているホール企業はあるが、正社員で定年間近までホール現場の第一線で働いている姿はない。地方に行けばそういうケースもあるのかも知れないが、まず見かけることはない。

「出世コースを外れた頃から転職を考えていました。タクシーは50歳以上の人が沢山働いているので、ここなら定年まで安心して働けます。妻は看護師をしているので私より給料は高い。そういうこともあり、給料よりもずっと腰を入れて働ける会社を選択した結果がタクシー会社でした。前職は居づらくなる会社の雰囲気があり精神的に不安定にもなりました。今はストレスからも解放され、ずっと働ける先輩の手本があるので将来の不安もない」(Aさん)

定年まで安心している働ける業界か? 新卒採用を始めて30年以上が経つパチンコ業界が抱える大きな課題である。



人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える
※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。

接客マニュアル不要論

私はこの「接客」という言葉をあまり歓迎していません。
何かその言葉を安易に使用し、私たちに仕事をしたような錯覚を起こすからです。

ここで言葉の遊びをしても仕方がないのであまり深く申しませんが、ホールでは接客の教育なるものが必ずと言っていいほど存在しています。

その際、技術としてのやり方の指導はしますが、なんのための接客教育なのか、つまりそのあり方について説いているホールは数少ないものです。

やり方はなんでもいいのです。頭をちょこんと下げるも良いし、腰を折って深々とお辞儀をするのも良いです。大切なことは接客技術(やり方)よりお客さんにどのように接するべきなのかをもっと考えるという点です。

パチンコの場合、同じお客さんでもその日の状態は全く変わります。毎日来られていても勝っている日もあれば負けている日もありますね。

勝っている時は良いのです。放っておけば良いのですから。普通に接していてなんの問題もありません。難しいのは負けている時の接し方です。

前回、前々回と顧客が消費する時間と金額に対してそれとなく記事を書きました。
つまり店舗側は顧客の消費金額にもっと敏感になりましょうという持論を書いたわけです

仮に朝一番9時に来られたお客さんが、昼の12時まで一回も大当たりを引く事ができませんでした。

その機械が1時間に平均16000円吸い込んだとします。
そのお客さんが一度も席を立たず黙々と3時間打っていた場合、3時間で48000円のお金を使った計算になりますね。

その刹那「お客さま、会員カードのお申し込みはお済みですか?」等の言葉が投げかけられた時、私たちはどのような気分になるのでしょうか。

質問をしてみると「ウザい」「台パンしたくなる」「イライラする」「ムカつく」といった非常にナーバスな答えが返ってきます。顧客の心理は絶えず揺れ動いています。

その方々にマニュアルで接客をするということに無理があるのではないでしょうか。

店長はもっと顧客の動向に目をやるべきです。そしてその思考をスタッフ達と共有できたなら、それは接客のあり方を皆で研究し、共有できるきっかけとなると思うのです。


人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。

景品交換所のインボイス制度に対応する自動接客支払いシステムが登場

4パチ、20スロが揮わず、低貸しコーナーが盛況になることでホールの売り上げは減少する一方だ。それに伴い、景品交換所を維持するのも大変な時代が迫っている。

「1日300万円ほどの交換金額でインボイスが始まったらキツイ。これで消費税を払ったらやっていけない。支払いの猶予期間を過ぎた5年目はまともに消費税を払うことになる。そうなると最低労働賃金を割る安い給料で働く人がいない限り、運営できない」(景品交換業者)というように青息吐息の状態だ。

インボイス制度は2023年10月1日から導入される。正式名称は「適格請求書等保存方式」。これは所定の記載要件を満たした請求書を「適格請求書(インボイス)」と呼ぶ。インボイスの発行または保存により、消費税の仕入額控除を受けることが可能となる。

で、インボイス制度とパチンコ業界ではどの部分が問題になるかと言うと、特殊景品の景品交換所でその問題が発生する。

景品交換所は客から特殊景品を仕入れて、それを景品卸会社に転売する流れになっている。客は適格請求書発行事業者でもないので、仕入税額控除を行うことはできない。

ただ、インボイス制度には特例措置が設けられている。それは適格請求書の交付義務免除で、買い手(景品交換所)は、一定の記載をした帳簿のみの保存で、仕入税額控除が可能になる。

インボイス制度にも対応しながら、景品交換所が抱える様々な課題を解決するのが、イミテックが開発した「ISK自販機システム」だ。


導入1号店は3月9日、神戸・新開地に新設された交換所。1000台オーバーの大型店の景品交換所業務の省力化に一役買っている。



賞品の受け取りから現金の払い出しまでをすべて全自動化。お客さんは大型モニターに映し出される実写モデルの案内に従うだけで、一連の交換がスムーズに完了する。

交換所の従業員の仕事はバックヤードでの賞品管理と現金補充ぐらい。何よりも現金の渡し間違いなどのトラブルもなく、精神的に楽に業務に専念できるようになった。大型店で複数の窓口がある景品交換所でも1人で業務を賄える。身体にハンディキャップがある人の雇用にもつながり、SDG’sにも寄与する。

防犯面では手順を案内する大型モニターの上の方に、お客さん自身の姿が映し出される。「見られている」「録画されている」といった意識が働くために、犯罪行為を未然に防ぐ抑止効果となっている。


省力化、セキュリティー強化に加え、インボイス制度にも対応する。

景品カウントの信号をシステム内部で処理することにより、個別の交換取引結果をデジタルデータとして保存する。データはエクセルを始めとする各種税務申告用の取引データに加工することができる。売り上げデータの帳票として保管することで、消費税の仕入額控除を受けることが可能になる。


なお、実写モデルは季節ごとに衣装を変えて接客してくれる。通常はスーツやメイド姿だが、夏は水着、秋にはハロウィン、冬はサンタ姿で出迎えてくれる。

景品交換所のインボイス制度に対応する自動接客支払いシステムのお問い合わせはこちらまで。


人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。

離職率の低い職場環境

採用支援㊙ブログより

従業員の平均在籍年数が長い企業と短い企業には、いくつか異なる点があります。

従業員の退職理由を分析していくと、大半の方は、人間関係を理由に退職しているデータが出ています。

そして、本当の退職理由を述べて退職する方が少ないことが、企業が本当の理由を把握できていないことから、対策を打つ機会を逃し、気づいた時には人材不足に陥っているケースがほとんどです。

その中でも、最も多い事例としては、ベテラン社員の存在です。

長ければ長いほど、職場での緊張感の持続ができず、「長い=偉い」という誤った認識を持ち始める従業員が出てきます。最終的には、ベテラン社員の新人への対応方法が原因で、早期退職へとつながるケースが多くあります。

特に、同一職場で複数の職種で雇用している場合、ホールスタッフは若いけど、清掃スタッフは年配が多い職場などでは、役職者より年齢が高い年配層の勤続年数が伸びれば伸びるほど、役職者よりも年齢や在籍期間の方が強いという状況になりがちです。

こういったケースは、気づいてからでは遅く、未然に防ぐことが必要になります。

具体的には、従業員の面談を毎月行うことや、日頃のコミュニケーションをかかさないことが、非常に重要になってきます。(単なる面談だけで終わらず、都度改善策を打つことが重要です。)

多くの企業では、運営に関わるメインの従業員のみを定期的に面談されるケースが多く見られますが、全ての従業員を面談されている企業は少ないように思われます。

「離職率の高さ=採用コスト上昇」につながるため、採用の基本としては、新規採用することよりも、いかに継続率を高めるかの対策打つことが、何よりも最初に取り組むべき事項となります。

多くの企業では、「人材不足=新規募集」という流れが普通になっていますが、最も重要な部分は、採用した従業員が早期に退職しない環境を先に作っておくことになります。



人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。

第2話 失意 ⑤



新装開店の初日は玉をたくさん出したという理由で閉店時刻をいつもより1時間ほど早く閉めることになったらしい。しかし、疲労困憊で思考能力のほとんどを失っていた僕にとって、そんなことはどうでもよかった。早く終業作業を終えて2階の社員寮に戻りたかった。

終礼を終えたあとに僕は錆びれた鉄製の外階段を急ぎ足で登る。怒りにも似た感情を代弁するかのように足音がやけにガンガン響いた。僕はそんなことに構いもしない。誰とも話なんかしたくない。早く一人になりたい。それしか考えなかった。

部屋に入ってユニフォームを乱雑に脱ぎ捨て、敷きっぱなしのカビ臭いせんべい布団にその身を潜らせる。そしてふっ、とため息をつきながら今日起きたことをまたいちいち思い出す。腹立たしさだけがこみ上げる。このぱちんこ屋も人間もすべてが気に入らない。

そして店の周りには何もなくて、真夜中にすることもない。そんな環境に身をおいている自分にも腹が立ってきた。本当にすることがなく、仕方なしに会社から支給された14インチの古いテレビのスイッチを入れる。

閉店時刻はいつもより早かったもののその後の作業に手間取った関係上、部屋に上がってきたのは午前1時を少し回っていた。いつもならギリギリ間に合う深夜放送の「イレブンPM」も今日はすでに終わっている。別に頭の悪そうな女性の水着姿が見たくているわけではないが、それでも見ないと少し損した気にもなる。

映りの悪いテレビだけが唯一の慰めとは誠に悲しい限りだ。僕はため息をつきほとんどまんじりともせず、この部屋をじっと見渡してみる。西日で焼けたレースのない、ねずみ色した古いカーテン。擦り切れた畳にはいくつものタバコの焦げ跡がある。

何かの霊でも移り出てきそうな壁のシミたち。部屋の隅でたむろする綿ぼこり。そして中古屋で買ってきたセンスの欠片もない家具。三段がさねの緑色したカラーボックスに足の短い、いかにも安物の匂いがするテーブル。これなんか乳児一人が食事をするのに丁度いい大きさだろう。それから数少ない洋服をかけておくのに必要だと思って買ったビニール製のファンシーケース。キリンの絵がこれでもか、っていうくらい全面に描かれている。全くどれもこれも僕の人生同様、さえないものたちの集りだ。
 
僕は小さなテーブルの上に置いてあるショートホープを一本取り出し、溜息と一緒に苦い煙を力なく吐き出す。買った当時は綺麗な赤色をしていたラークのロゴが入った灰皿も既にヤニでどす黒く変色している。そこに山のように積もった吸殻を事も無げに見つめていると部屋の外から僕を呼ぶ声がした。

「坂井さん、今から食堂で一杯やりやせんか?みんな集まってるでげすよ」

木村君の声だ。僕はダンマリを決め込んだ。本当に誰とも会いたくないし、話もしたくない。今まで寂しい憶いは結構してきたけれど、今回のそれは寂しいのではなく辛いのである。世の中のことなんか何もわからない。

親も友達もいないこの片田舎に来て楽しいことなんかなかった。考えてみればこの店に来て僕は腹の底から笑ったことがない。頼る人もいないし、それにみんな何を考えて生きているのかわからない。大学の時はあれほど楽しかったのに。僕はこの店に来て初めて涙が出た。そしてこの店の従業員たちやお客がやけに幸せそうに思えた。



人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。