パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

店舗が減ったエリアで大型店を出店して新たな市場を

マルハンが神戸市西区の大蔵谷店(388台)と伊川谷店(400台)を3月10日で閉店して、新大蔵谷店(1007台)をグランドオープンしたのは4月19日だった。拡大路線からスクラップ&ビルドによるエリア強化に舵を切った、ともいえる。

今後300台クラスの老朽化店舗は、新基準機に入れ替える予算も厳しく、建て替えよりも廃業の道を選択することが予想される。弱小店舗は市場から淘汰され、店舗数の減少は加速するが、これを奇貨と捉えているのが、資本力のあるホール企業だ。

エリア内の中小が淘汰されたところに1000台クラスの大型店を建て、一気にエリアの客を奪う作戦だ。

「大手でも老朽化した500台以下の店舗をスクラップする時期に来ている。関東圏で総台数は400台だけど、駐車場が広いので駐車場を潰せば、1000台クラスのホールが建てられる。そういう物件をホール企業の店舗開発部が狙っていて、日参しています。300~400台クラスのホールがどんどん閉まることで、そこに大きな市場ができる。ピンチをチャンスに換えろと発破を飛ばしているホールもあります」(業界シンクタンク関係者)

ピンチをチャンスと捉えているホール企業は、全面禁煙化は新規客を増やす追い風と捉えている。

「タバコを吸わない成人の方が多いわけですから、タバコの臭いイメージが染みついているホール業界には、またともないチャンスです。クリーンな環境の大型店をぶつければ、新規客も誘導しやすい。ただ、適正台数は1000台でしょう。それ以上になると首都圏でも台数を持て余しているところもあります。安い機械を出すメーカーも出てくるでしょうから、大型店を出店するため、資本力のあるところの陣取り合戦になってくるでしょう」(同)

新規出店のカギを握るのはオーナーの決断力の速さになってくる。

無借金経営でも守りに入ってしまうと、大きな案件が来ても即断即決ができない場合がある。返事を躊躇しているうちに他に持っていかれるということはよくあること。

「あるチェーン店の売却話が地元ということで最初に舞い込んだのですが、全店はとてもいらない。繁盛しているところだけを買いたいと言っていたら、他が全店を買い取ることでその話を持って行ってしまいました。そこの判断は凄かった。その後の出店スピードは驚異的です」(ホール関係者)と舌を巻く。

自分たちで市場を作る力があるところが、大型店のノウハウも持ち合わせている。



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日報の考え方に全日遊連が追い付いてきた?

パチンコ専業ではないコンサルの下へ都内のホールから仕事の依頼がきた。

きっかけとなったのが業界専業のミステリーショッパーに仕事を依頼したことだった。1日遊技してレポートを上げる費用は10万円。指摘されたことはごもっともなことばかり。オーナーとしては稼働を上げるためのヒントが欲しかったが、稼働を上げる参考にはならなかった。

事業再生を得意としているそのコンサル会社は、現状把握するために週2日、1カ月で8日間開店から閉店までへばりついた。

そして、客目線での問題点を指摘すると共に「こうすればお客さんはまた来たくなる」と改善点を提案した。

釘を開けるのは当たり前すぎることだが、これまでは開けるタイミングが全く客目線ではなかった。時々出る台があることを見せつけるだけで期待感は高まるというもの。

半年余りでスロットは8%、パチンコは11%稼働が上がった。特に海コーナーは15~17%も稼働を上げることができた。

「業界コンサルのような固定概念を持っていないからいい」(オーナー)

半年契約の後、再び半年契約を結んでいる。

そのコンサルは全くパチンコ業界の知識がないので、ネットでパチンコ関連の情報を収集する過程でぶち当たったのがパチンコ日報だった、という。

日報は4200以上のエントリーが詰まっているが、「表のことも裏のことも分かった。こんなに面白い読み物はない」とオーナーに報告した。これをすべて熟読するのに2カ月もかかったようだ。

話は変わって、全日遊連が「今後の遊技環境に関する提言」を協議している。内容は以下の通り。

1.消費税を適正に加味したうえで、市場価格との等価となる個数で交換する。

2.出玉(メダル)率100%以上の営業形態確率を目指す。

3.ホールと遊技機メーカーが一体となり、お客様が手軽に安心して遊べる遊技環境を整える。

4.消費税問題はホールの適正な粗利を圧迫するという観点から、ホール経営の安定化を図るための施策の一環として、貯玉・再プレイシステムの見直しを図る。

以上の内容だが、これらの問題は日報で訴えてきたことばかりだ。例えば、2番目の100%以上の出率は、散々提唱してきた40玉交換に戻れば難なくクリアできる。脱ギャンブル、本来の遊技に戻すなら現在主流になっている11.2割営業では全然だめだ。理想は16割営業であるが、ギャンブル志向の客離れを恐れて腰が引ける。

3番目の遊技機価格もしかり。「高い、高い」と文句を言いながらも買うホールがあるから、メーカーは値下げは全く頭の中にはない。低価交換仕様で20万円台の遊技機が早急に求められる。

貯玉、再プレイにしてもホール経営を理解していない警察は、手数料を取ることをまかりならないという。等価営業で手数料は意味がないが、低価交換営業では手数料を取らないことにはさらにホール経営を圧迫するために、システムを外すホールも出ている。

これらの問題をクリアして最終的に16割営業に着地することが業界が生き残る道だろう。



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高齢者の免許返納時代に無料送迎バス

連日にわたって報道される高齢者ドライバーによる交通事故。高齢者は加齢と共に身体能力も認知・判断・予測能力も徐々に低下していくわけだが、中でもアクセルとブレーキの踏み間違いと思われる暴走事故が後を絶たない。

事故を起こしてもずっとアクセルを踏んだまま運転席から降りてこない高齢者の動画なども報道されている。認知症が進行する中で車を運転されては、いつもらい事故の被害者になるかも分からない。

元上級官僚が起こした池袋の母子2名の死亡事故を受けて、都内では高齢者の運転免許証の返納が相次いでいるが、交通機関の発達していない地方ともなると日常生活の足が断たれることにもつながり、都会のようには行かないケースもある。

北海道の冬場は車が唯一の移動手段となる。夏場なら自転車で行けたとしても、冬場は使い物にならない。高齢者が車を使えなくなるということは冬場のホールの稼働に直結する。

「車の運転を家族に止められて、来られなくなったお客さんは何人もいます。運転を止められて家族の人に送り迎えしてもらっているお客さんもいます。お年寄り夫婦が軽トラを運転して来ていたのを息子さんに止められ、息子さんが往復3000円のタクシー代を出しているお客さんもいます」と話すのは温泉地で有名な場所にあるホール店長。

高齢者に支えられているホールにとって冬場の足がなくなるということは、死活問題でもある。その分、経費の抑え込みも怠らない。

「北海道の経済は弱いですよ。1日フルに働いて7000円ほど。1カ月で14万円。これではパチンコも打てません。ウチはこの5~6年の間で新台は100台も買っていません。昔は1年で1回転していたことを考えると本当に新台は買えなくなりました」(同)

この状態で冬場に高齢者が車で来られなくなるのを手をこまねいて見ているよりは、マイクロバスを走らせる方法を考えたらどうか。

大手の郊外ホールが駅とホールを結ぶマイクロバスを運行しているが、これは動く広告と捉えている意味合いもある。



中小ホールが参考になるのは、大分県津久見市の「セントラルパーク津久見店」が走らせている無料シャトルバスだ。バスと言ってもワンボックスカーなので、ハードルは低い。

津久見市の人口は約2万人。若者の90%は高校を卒業すると就職や進学で町を離れる。人口は60代以上が主流で、うち、30%が一人暮らし。老老介護の町でもあり、商店も次々に閉店。活気のない町にあえて出店して6年になる。

無料バスは、夕方6時が最終バスという土地柄からスタートさせた。最初は1桁台の利用客しかいなかったが「タクシー代が助かる」と今では1日40人以上が利用している。

北海道なら4~5店舗で構成されている単組で共同運航する方法を取れば、1店舗当たりの負担も軽くなる。

高齢者の免許返納時代に必要なサービスである。



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4円で貸した玉を2円で買い取れば倍の玉を出せる

名古屋のとあるホールがパチンコ業界未経験のコンサルを呼んで研修会を開いた。オーナーにすれば業界が縮小することを打破するために、既成概念にとらわれない意見が聞きたかった。

まず、コンサルはパチンコ業界の女性客の割合が少なすぎることを指摘した。しかし、業界が無策だったかといえば、答えはNO。90年代、パチンコ業界が一番輝いていた時代は若い女性客を集客するためにカップルシートを設けるホールも結構あった。女性客が気軽に入れるよう、パチンコホールらしくない意匠に工夫を凝らしたものだ。景品にはブランド物の化粧品などを取りそろえた。

2010年のサラ金の総量規制で収入ゼロの主婦が気軽に借金できなくなって、女性客の比率が下がっていった。

「パチンコは20~30代の若い女性はほとんどいません。40代から少し増え、50代~70代が一番多い。スロットはジャグラーコーナーにいるぐらい。しかもジャグラーが誕生した時から打っているような年齢の女性しかいない。スロットは特に女性が近づかない遊びになっている」(コンサル)

コンサルは街中で男女50人ずつにパチンコ経験の有無を聞いた。男性は8割が経験ありで、女性は7割が経験なし、という結果だったことを踏まえて、「女性客を増やす努力を業界はやっていない」と改めて指摘した。

業界人にとっては分かり切ったことで、頭の痛い問題でもある。新規の女性客を増やすと言えば「これ以上依存症を増やしてどうする!」とアンチからは叩かれる。

業界人には分かり切った指摘はまだ続く。

「JRAが清々しいタレントを起用してCMをガンガン流しても、自らが足を運ぶ女性はいない。タバコの臭い、騒音、品の悪い客が多いから女性客は入りづらい。特にタバコは若い人ほどダサイ、と思っている。喫煙率が低下する中で、タバコを吸う人は今や自己管理ができない人と思われている。ホールでの喫煙率は50%近くで高い。タバコを吸う人の工夫しかしていない」

業界人からすれば、そんなこと言われなくても来年4月からは全面禁煙になるとしか思っていない。

タバコの臭いの障壁は取り除かれるが、長年壁に沁みついた臭いはちょっとやそっとでは消えるものではない。喫煙室を設けるだけでなく、室内全体の消臭作業も必要になってくる。

では、どうすれば遊技人口を増やすことができるのか?

「ホールの地道な努力で増やすことは限界がある。一番の起爆剤はモノ。つまり、革新的なパチンコ、スロット台が登場するしかない。そういう遊技機が出れば圧倒的な力で加速していく」

最後はメーカー頼みか…。

でも、ホールにできる努力はないのか?

「単店でできることは玉をジャンジャン出すことじゃないでしょうか。4円で貸した玉を2円で買い取れば、倍の玉を出すことができます。まず、勝てる回数を増やすことが重要。玉を出す快感が得られる。一番効果があるのはそこでしょう」

日報では40玉交換推奨だったが、50玉交換である。40玉でも業界は無理だと諦める中で、50玉である。業界コンサルではないので、50玉に根拠があるわけではないが、倍の玉を出すという発想である。

新規客なら出玉の楽しさを喜んで打ってくれる可能性はある。高射幸性に慣れ切ったギャンブル志向=おカネを沢山使ってくれるお客と決別も図らなければならない。




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業界の未来のために業界人ができること

おだち源幸さんが参議院選挙で立候補された。
P業界に寄り添うと公言された初の立候補者。
当選された暁には、どんな働きをして頂けるのか楽しみでもある。
まずは21日に1票を入れたい。

ただ不安もある。
業界関係者の知名度だ。
ホール関係者の中で、名前を知らない方々も存在している。
名前を知ってホームページを見て、あれ?と思った業界もいた。

おだち源幸さんのホームページには、



猟友会の仲間へ、
税理士の先生方へ、
公認会計士の先生方へ、
行政書士の先生方へ、
福祉の分野で働く仲間へ、
相続診断士の方へ、
パワーリフティング業界の方へ、

と、書いてあるが、
パチンコ業界の文字が全くなく、びっくりする業界人や、他にもおだちさんと言う立候補者がいるのか?と調べ直す業界人も実際いた。

このエントリーを見たおだち源幸さんの陣営は、早くパチンコ業界の方へ、と追加しないと、大切な1票を逃すことになりますよ。

おだち源幸・パチンコ、で検索すれば様々な記事が出てきますが、
それだけではおだち源幸さんの本音は分かりません。

そこでご紹介したいのは、おだち源幸さんのパチンコ業界向けのツイッターです。

まずはおだち源幸さんに1票入れからじゃないと何も始まらない。
おだち源幸さんが当選して初めて扉が開く。

多分、おだち源幸さんが当選すれば、
その後は、ホール業界からの立候補者も出るでしょう。
全日の幹部や幹部経験者が名乗りを上げると思います。

おだち源幸さんへ

応援しております。
当選して欲しいと思います。

P業界の現場の仲間は、最初検索して行き着くのは、おだちさんのホームページです。
そこからP業界向けのツイッターへリンクを貼って下さい。

ご健闘を祈ります。



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