パチンコ日報

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新台依存症からの脱却

ピーアークがもっと遊べるパチンコとして1パチをスタートさせたのが2006年4月。最初は冷ややかな業界の反応だった。そもそも売り上げが4分の1に下がることに懐疑的だった。同年11月、イーグルが北海道で先鞭を切ると、翌2007年に1パチが全国へ波及するのに時間はかからなかった。2007年と言えば9月に4号機が完全に市場から撤去され、5号機ショックで業界は暗黒時代を迎えていた。

その時の過去記事がある。

2007年6月20日付

1円パチンコが業界の危機を救う

1年前にピーアークがスタートさせた1円パチンコの輪が徐々に広がりつつある中、大阪にも第1号の1円パチンコ店が登場した。

西成区玉出のクレイジーチャンスがそれ。6月15日からスタート。店内は1円と4円コーナーに別れている。

1000円で1000発。これだけの玉があれば、甘デジなら1回目の大当りを引き当てることができる。理論上、4倍の時間遊べて、大当りのチャンスも4倍増える。

1000円あれば、十分遊べることになる。

1円パチンコは1箱出ても1000円にも満たない。換金してもたいした金額にはならない。そうなると時間消費型目的のお客さんがホールに戻ってきて、ホールが活性化する可能性がある。

少ない金額で遊べるので友達や家族を誘い合ってホールへいけるようになる。

換金目的ではないので、一般景品の充実振りが求められるが、その分、特殊景品の出庫が落ちるので、換金手数料も下がる。

機械は中古でいいので、粗利も決して悪くはない。

乱暴な言い方だが、5号機ショックは1円パチンコで救え。

まず、ホールにお客さんを戻して、利益のことはその後考えればいいのではないか。遊べる遊技機の発想をちょっと変えればいい。高い新台を取りそろえる必要がない1円パチンコの輪を広げることが業界の進む方向だ。

以上引用終わり

当時は日報も1パチを推奨していた。

あれから17年…。水は高いところから低いところへ流れるが如く、4パチから1パチへの流れを止めることができない。

「ウチのホールで4パチと1パチの両方を打つお客さんの割合は3%です。1パチから4パチへ行くお客さんはわずかに1.5%です。一度1パチに落ち着くと4パチには戻れません。あの時、1パチを推奨したコンサルを恨みますよ」(ホール関係者)

当時は等価が主流になる中で、生まれたのが1パチだったが、1パチを始める前に立ち止まって交換率で対応することも一つの手だった。しかし、等価に慣れたお客さんは、例えば勝った時に1万発出したら等価なら4万円なのに、2.5円交換で2万5000円ではバカらしい。1パチから4パチへ戻れないのと一緒で、等価から2.5円交換には戻れない、という現実がそこにある。

その結果、大半のホールが4パチで稼働を上げることを諦めている。

これに対してコンサルは4円の稼働を上げるには「新台をどこよりも大量に導入すること」を勧めるばかり。パワーゲームを制した一部のホールは4円でも稼働させることに成功しているが、それが正しいやり方なのかは疑問だ。

「新台は覚せい剤。切れるとまた買う。ホールは新台依存症に陥っている。理想はいくらでも言えるが、4円客を戻すことはできない。スロットは天井があるから打ち込めるが、スロットはギャンブラーと専業が打つばかりで一般客はお手上げ。コンサルの話は機械の話ばかりで、契約を切ったが業績は変らなかった」(同)

このあたりにもパチンコ業界が抱える病巣があるように思える。まずは、業界が他業界に率先してギャンブル依存症に取り組んでいるのだから、ホールは新台依存症からの克服に勤めなければならない。



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