パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

セカンドブランドの安い機械で大手以外を支援

これまでメーカーは新台を買ってくれるホールだけが顧客で、中古しか買わないホールは顧客ではない、と見做してきた。しかし、それでは新台を大量に買う大手だけが顧客となるわけだが、シュリンクスピードが予想以上に早いため、これ以上ホール軒数を減らしてはいけないと考えるようになった。

つまり、新台を買う台数は少ない中堅以下のホールを育成しなければいけないことに気づき始めた。

では、どうやるのか?

ヒントになったのが、スマホの3大キャリアが打ち出した低額料金プランだ。菅首相(当時)が「日本のスマホ代は海外に比べても高過ぎる」と噛みついたことに端を発して、ケータイ代の値下げが実現した。

ドコモはahamo、auはpovo、ソフトバンクはLINEMOと、セカンドブランドから安い新料金プランが提供された。

遊技機メーカー各社は大抵がセカンドブランドを持っているわけだから、簡単に言えば、これを活用して格安遊技機を発売するということだ。

そもそも一番手よりも、二番手、三番手、四番手ホールの方が圧倒的に数の上では多い。例えば、一番手が100とすれば二番手は200あるとする。まずは二番手を一番手に昇格させるために、セカンドブランドの安い遊技機で援護射撃する発想だ。

だから販売ルートも従来のものとは別に、二番手以下向けの新たな専用ルートを作る。一番手ホールには、この安いセカンドブランド機は売らないようにしないと意味がないからだ。

とりあえずはホールから不満が多い機械代の値下げにも通じる。

ただ、パチンコは一般的な商売と違って安ければいいというものでもないことは、これまでの歴史が教えてくれる。

安くても客が付かなければそれはゴミでしかない。客が付いて売り上げが上がるとなれば、新台価格の何倍もする中古機を平気で購入するのがパチンコ営業だ。

となるとイメージとしては、中身はヒット機と一緒で、外観は派手な装飾を取っ払ったシンプルなものにするとかか? それならホールもエンドユーザーも納得する。

このセカンドブランド戦略は格安遊技機の提供で、ユーザーを増やしてもらう狙いがあるはずだから、必要以上に利益を取らないように契約書にサインしてもらわなければいけない。

その前にこの計画はメーカーの大胆な経営統合が大前提となっている。



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パチンコホールと地域密着(駐輪場編)

駅前立地のホールの駐輪場は、遊技客ではない人も利用するケースが往々にしてある。過去日報でもこの問題を取り上げている。今回はホール関係者の意見だ。

以下本文

パチンコホールには…
「遊技はしないけどトイレや喫煙所を利用する」という方が結構いらっしゃいます。
そして店舗側の人間はそのことをあまり悪く思いません。

むしろ「ちょっとうれしい」と感じているのではないでしょうか?
「ユーザー以外にも必要とされている」
「これこそ【地域密着】ではないか!」という風に。

ではこれが「駐輪場の利用」だったらどうでしょうか?
こうなると、なかなか難しい問題なのです。

特に駅前店などでは、遊技目的ではない方々がバンバン駐輪場を使って…
結果としてお客様が停めるスペースが無くなってしまう。
そんな現象が起こりがちです。一部の常連様は怒りガチです。

【当店のお客様以外の駐輪は固くお断りします】というようなPOPを貼ることで、ある程度の対策にはなるでしょう。
でも、注意せねばなりません。頭ごなしに注意をしてはいけないのです。

仮に誰かが自分達のホールの駐輪場に自転車を停めて、店の入り口ではなく駅の方に向かっていったとしても…
・勝負する前に腹ごしらえにいったのかもしれません
・コンビニにお金を下ろしにいったのかもしれません
・一緒に打つお仲間を迎えにいったのかもしれません
だから、お声がけは慎重に。

なによりもその人は、遊技をするお客様ではなくても「自転車で移動できる範囲で生活されている地域住民様」であることには間違いないのですから。なるべく丁寧に対応したいものです。

私はスタッフ時代、「あ、この方は遊技目的ではないかもな」という人と駐輪場でお会いした時は…
「いらっしゃいませ!ご来店ありがとうございます!」とお相手の目をまっすぐ見て、満々の笑みで挨拶をしていました。

何度も接する中でそれがベストだという結論に至りました。

「ご利用ありがとうございます!」だとダメ。停めてもOKだと思われてしまう。
「ご遊技ありがとうございます!」でもダメ。ちょっと嫌味っぽくなってしまう。
何事も詰めすぎるのはNG、というお話。

駐輪場整理の作業と同じです。最低限の間隔を設けることが必要なのだと思います。



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東京駅でスマート機100台並べたらどうなるか

2023年はスマパチ元年ということもあって、広告代理店は手応えを感じていた。その情報からテレビ局もパチンコのCMが急増することを期待した。実際、日工組は柴咲コウを起用したCMを流したのを皮切りに個別のメーカーの機械CMも流れた。

ただ、昨年1年間を総括すると見込んでいた広告出稿量のわずか20%に止まった。広告代理店もテレビ局も大いに期待外れの結果となった。

「パチンコ機のCMはテレビには不向きな時代になってきた。ホールの売り上げに直結するような効果的な番組もない」(広告代理店関係者)と敗戦の弁を述べる。

メーカーもメーカーでテレビCMの効果がないことは、一番よく分かっている。無駄打ちする余裕もないのが現状でもあろう。

そもそもテレビ広告とネット広告の出稿量が逆転したのは、コロナ前の2019年だった。年々下降するばかりの紅白歌合戦の視聴率を見ても「テレビ離れ」ということも分かるが、それ以上にネット広告は商品ターゲットに直接訴求できる強みがある。

パチンコ業界が新規開拓で欲しい年代層と言えば10~20代でまさにドンピシャのSNS世代である。ところがこの年代はSNSでパチンコを発信しても響かない。今、パチンコ業界におカネを落としている40代以上は、逆にSNSには弱い。

もっと効果的なおカネの使い方を提案する広告代理店がある。

これは日工組と日電協を巻き込む必要がある。

例えば、東京駅の構内に遊技機を50~100台並べてフリーで打たせる。今はスマート機になっているので、簡単に設置できる。これぐらいのスケール感ならまず、テレビをはじめとする各メディアが取り上げてくれる。

さらにインバウンド客は写真や動画をSNSに上げて世界へ発信してくれる。これを順次全国の主要都市のターミナル駅で展開する。長期間に亘って全国でスマート機に触れることができるので、1回やってみようかという人も現れるはずだ。

テレビCMが死に金なら、これを生きたおカネの使い方という。

イベント系で業界が努力していないか、といえばそうではない。確かに日工組は「みんなのパチンコフェス」、ユニバーサルとサミーは合同イベントを開催しているが、場所は東京なので地方の人はなかなか参加できない。

駅を使って全国を回ることにこのイベントの意義がある。



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利益を上げることが顧客の怨念を生む

あるエントリーで未承認コメントがある。

「パチンコ屋で働いてる人間は人を毎日不幸にするんだから、たまには人のために働いても足りないわ」

「パチンコ業界は人を不幸にする。金をむしりとり、金をむしりとり、金をむしりとる?その人が不幸になるまで金をむしりとる。クリスマスには不幸を家庭に届けて笑ってる。早く無くなれ業界」

業界人なら目を閉じ、耳を塞ぎたくなるような辛辣な言葉だが、パチンコアンチのいつもの戯言と受け流している限り、批判コメントがなくなることはない。

批判コメントの理由は、昔より勝てなくなったことに起因している。

とあるホールはバブル経済に沸いた80年代末期から、1日の営業集計をする時に1万円札の割合をデータ収集している。1万円札の比率が景気のバロメータになるからだ。

コロナ禍では売り上げだけでなく1万円札の比率も落ち込んだのは、言うまでもないが、コロナ禍が明けた今年の正月営業は、前年対比で1万円札の割合が1割以上アップした。景気回復を数値的に感じることができるのだが、昔なら客から店長に対して「あけましておめでとうございます」というあいさつがもらえたのに、今、客から店長にかけられる言葉は「きょうも●万円負けたぞ」という厳しいものばかりだ。

その怨念が前述したようなパチンコアンチコメントになる。

現在のホール経営者は2代目にバトンタッチしているケースがほとんどと言ってもいいだろう。初代は自分でホール経営を始めて、どんな営業をやれば客足が遠のくかを体得していた。

まだ初代が社長をやっていた時代の正月営業の話。あるホールの店長は300台クラスで、元旦に1800万円の売り上げを叩き出した。通常営業で1100~1200万円だから、正月はやはり儲かった時代でもあった。

で、1800万円の売り上げに対して、粗利は600万円に達していた。

通常営業の粗利は200万円だった。平常営業と正月営業の売上比率からしても、正月営業とはいえ、300万円の粗利が適正なのに、倍の600万円になっていた。利益を上げて褒められるところだが、営業会議の席で社長から、「どうしてそうなったのか理由を述べろ」と吊るし上げられた。

特にバリバリの正月営業の調整をしたわけではないのに「吹かなかった」と弁明するしかなかった。

昔は特に繁盛店ほど利益を取り過ぎると社長から叱られたものだ。今はそんな経営文化はどこのホール企業にも残っていない。新台が稼働するうちに回収する営業姿勢が、アンチコメントになって跳ね返ってくる。

当時のことを知る現役店長も数少なくなっているが、正月だから負けても笑って許してくれた時代を懐かしむ。

懐かしむより、そういう時代の営業に戻すことを業界全体で取り組むしかない。



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東京の大雪、その時ホールでは帰宅難民が

東京にも雪が降った2月5日の出来事。多摩地区は都心よりも雪が積もる地域で、気象庁からは大雪警報が発令された。

テレビは不要不急の外出を控えるように呼び掛けた他、万一外出する場合、クルマのタイヤは冬用に履き替えるように注意を促した。

多摩地区にあるホールでは午後3時ごろから本格的に雪が降り始めた。テレビで不要不急の外出を控えるように呼び掛けたこともあって、この日のホールはかなりガラ~ンとした状態だった。普段なら夜6時以降もお客さんは来るが、さすがにこの日はゼロ。

そんな悪天候だったにもかかわらず来店してくれたのは、ほぼ全員が常連客だった。家にいてもすることもない。それなら温かいホールで1パチを打って時間を潰す方を選択した方々だった。

軽トラに乗ってやってきたおじいちゃんが、帰宅しようとしたところ、駐車場だけでも10センチ以上の積雪に。ノーマルタイヤでは滑って駐車場からも出られない状態になった。

自宅までクルマでも20~30分かかる距離におじいちゃんは困り果てた。ホールへ取って返し「どうやって帰っていいか」と店長に助けを求めた。

店長の出した答えは「じゃ、送りましょうか?」

お客さんを自宅まで送ることはもちろん初めてのこと。

無事送り届けるとおじいちゃんの自宅は立派な日本家屋だった。

「お茶でも飲んでいけ」ということで家に上がらせてもらった。

おじいちゃんは「タクシー代だ」と現金を渡そうとしたがそれは丁重に辞退した。

ホールに帰ると閉店後の駐車場には6台のクルマが停めたままになっていた。おじいちゃん同様に困っていたお客さんは他にもいたことが分かる。

今回の積雪で店長はアイデアが浮かんできた。多摩地区は、年1回ぐらいは大雪警報が出る環境の中で、送迎サービスを思いついた。

郊外にある超大型店ともなると最寄りの駅から送迎バスを走らせているケースがある。広告宣伝を兼ねて走らせているが、これは毎日のことなので、経費はバカ高いので論外。

年1回あるかないかのイレギュラーな問題なので、ワンボックスカーのチャーターということになる。

その他、スタッドレスタイヤの貸出とか思い浮かんだ。でも、タイヤサイズは車種によって全部違うのであまり現実的ではない。タイヤ交換する整備士だって必要になる。それならホールの駐車場に整備工場を誘致する…。

ま、都会はいかに雪に弱いかが分かる話でもあった。


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