パチンコ日報

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利益を上げることが顧客の怨念を生む

あるエントリーで未承認コメントがある。

「パチンコ屋で働いてる人間は人を毎日不幸にするんだから、たまには人のために働いても足りないわ」

「パチンコ業界は人を不幸にする。金をむしりとり、金をむしりとり、金をむしりとる?その人が不幸になるまで金をむしりとる。クリスマスには不幸を家庭に届けて笑ってる。早く無くなれ業界」

業界人なら目を閉じ、耳を塞ぎたくなるような辛辣な言葉だが、パチンコアンチのいつもの戯言と受け流している限り、批判コメントがなくなることはない。

批判コメントの理由は、昔より勝てなくなったことに起因している。

とあるホールはバブル経済に沸いた80年代末期から、1日の営業集計をする時に1万円札の割合をデータ収集している。1万円札の比率が景気のバロメータになるからだ。

コロナ禍では売り上げだけでなく1万円札の比率も落ち込んだのは、言うまでもないが、コロナ禍が明けた今年の正月営業は、前年対比で1万円札の割合が1割以上アップした。景気回復を数値的に感じることができるのだが、昔なら客から店長に対して「あけましておめでとうございます」というあいさつがもらえたのに、今、客から店長にかけられる言葉は「きょうも●万円負けたぞ」という厳しいものばかりだ。

その怨念が前述したようなパチンコアンチコメントになる。

現在のホール経営者は2代目にバトンタッチしているケースがほとんどと言ってもいいだろう。初代は自分でホール経営を始めて、どんな営業をやれば客足が遠のくかを体得していた。

まだ初代が社長をやっていた時代の正月営業の話。あるホールの店長は300台クラスで、元旦に1800万円の売り上げを叩き出した。通常営業で1100~1200万円だから、正月はやはり儲かった時代でもあった。

で、1800万円の売り上げに対して、粗利は600万円に達していた。

通常営業の粗利は200万円だった。平常営業と正月営業の売上比率からしても、正月営業とはいえ、300万円の粗利が適正なのに、倍の600万円になっていた。利益を上げて褒められるところだが、営業会議の席で社長から、「どうしてそうなったのか理由を述べろ」と吊るし上げられた。

特にバリバリの正月営業の調整をしたわけではないのに「吹かなかった」と弁明するしかなかった。

昔は特に繁盛店ほど利益を取り過ぎると社長から叱られたものだ。今はそんな経営文化はどこのホール企業にも残っていない。新台が稼働するうちに回収する営業姿勢が、アンチコメントになって跳ね返ってくる。

当時のことを知る現役店長も数少なくなっているが、正月だから負けても笑って許してくれた時代を懐かしむ。

懐かしむより、そういう時代の営業に戻すことを業界全体で取り組むしかない。



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