パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

パチンコ業界を引っ張るメーカーが腐ったらその先はない

かつて、日報では次のような指摘をしたことがある。

「機械メーカーは人間の体に巣食うガン細胞のようなもの。ホールを育てることは一切考えていない。自分たちが儲かればそれでいい」

ホールが経営に困っていようが機械代はおかまいなしに高くなる。ハンドルネーム「ケツの崩壊」氏からのメーカーに対する物申すの第二弾が届いた。

以下本文

言葉の綾というか単純に狡いというか…。この業界は他の業界とあきらかに違います。前段階の商品を買ってはじめてほぼ±0(買いたい商品がやっと自由に買える状態)になるのに対し、他の業界はあくまで全社最初からほぼ±0からのスタートなのです。

お得意様というのはそこからプラスαで優先されるのであって、パチ業界のように「何かを買わないとその先へ進めない」とはならないと思われます。例外はあるかもしれませんが。こんなのは常識人なら誰もが理解している事だと思いますが。

ホールは機械が無いと営業ができません。メーカーはコレを武器にしてやりたい放題してきました。他業界のように一般的な「ただの優先」でうまく立ち回ってきたのなら、なぜ今こんなひどい状況なのでしょうかね。

理解できていない業界人がいるようです。

時代背景もあると思いますが、この業界が発展してきた過去の経過を見るとその時代はホールが主導権を握っていました。右肩上がりで発展しましたね。メーカーが頭を下げてホールに機械を買ってもらう時代です。

それが良かったとは一概には言えませんが、歴史を見ると右肩上がりなのは間違いありません。
そして、そのイニシアチブがホールからメーカーへ変わった後、笑えるほどあきらかに衰退の道を歩み始めました。

この業界が進行形で衰退縮小している大きな原因は害悪メーカーの存在なのは間違いないでしょう。業界を引っ張るピラミッドトップの団体が誘導して歩いてきた結果です。悲惨な今があるのはそのトップがしてきた結果ですよね。

あえて言いますがトップとは「遊技機メーカー」団体です。誰が何と言おうとこれが真実であり現実です。

組織は頭から腐る、という言葉を聞いた覚えがありますが、まさにそれです。

もちろんホールに責任が無いわけではありません。1番コメントさんの言い分も理解できます。ですが、やれる範囲というか動ける範囲が狭すぎる状況を作っているのはやはりメーカーだと思います。それにかまけて怠けているホールもあるでしょうけど。

最後に、このエントリーされたコメントは、メーカーの機械の販売方法が更に悪化するかも?的な動画を見てコメントしました。上の方も言ってくださってますが、タイトルのこの業界のチャンスという言葉はハズレだ、なんてのは正直どうでもよいことですので。

書いた身からすれば持ち上げてほしいのはそこじゃない感がすごかったので一言を。あ、あと私はホール側の人間ではありません。

業界の構図を忖度無く俯瞰で熟考すると、こういう答えになっただけですので。

長文失礼しました。



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モバイル事業に参入の先に電子決済

ホリエモンがMVNO事業に参入した。その名も「HORIE MOBILE」。オリジナル格安SIMで、料金は月額2755円(税別)。20GBのデータ使用量と5分間の電話かけ放題も付いてくる。ちなみに、MVNOとはドコモやau、ソフトバンクから回線を借りて通信サービスを提供する会社のことを指す。

HORIE MOBILEの特長は、「ユーザー限定オリジナルコンテンツが無料で利用可能」を掲げている。内容はホリエモンによるビジネス、政治、経済など幅広いジャンルの情報が配信される「デイリーホリエニュース」が主なもの。

プロ野球球団買収では先鞭を切ったのはホリエモンだったが、実際に球団経営に乗り出したのは楽天の三木谷会長が先だった。モバイル事業でも三木谷会長に遅れを取ったが、楽天モバイルは基地局の整備に多額の投資をしながらも、契約数が思うように伸びず、2022年度決算では4928億円もの赤字を垂れ流している。

ホリエモンは三木谷会長の苦境を表向きは心配しているが、基地局を自前で整備する楽天のMNOをどことなくバカにしている向きがある。三木谷会長に先を越されたが、モバイル事業では先に成功してやろうという腹積もりかも知れない。

なぜ、こんな話をしたかというと格安スマホの販売に食指を動かしている遊技機メーカーがあるからだ。しかも、ホールを販売代理店にして販売する構想を描いている。

楽天モバイルが日本郵政とタイアップして、郵便局を販売窓口にしたことに似ている。ただ、これはうまくいかなかったようで、280店舗ある郵便局の販売窓口のうち、200店舗を閉鎖して80店舗に縮小する。

では、なぜ、今、格安スマホの販売なのかというと、玉貸しを電子決済するためのようだ。さらには貯玉もスマホの中に入れてしまう。会員カードも不要になる。

情報が断片的で詳細は見えてこないが、そのためにわざわざ格安スマホの販売までする必要があるのかという疑問もわく。

貸し玉の電子決済はホールでの検討課題になっていることは事実だが、ここで、そのためのイニシアチブを取るということのだろう。

財布のひもを緩める手段としても注目されている電子決済ではある。キャッシュレス非対応の店舗では売り上げが上がらないとも言われている。なぜなら現金を持っていない客を取り込めないからだ。


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中小が生き残るための隙間とは

あるパチンコホールチェーンが地元密着営業を鮮明に打ち出すために、景品を地元の商店から買って、それを提供している。金額的には500円までの端玉景品で、毎月、地域の店舗を開拓して新しい景品にしている。圧倒的にまんじゅうやケーキ、パンなどの食べ物が多いのだが、ホールから歩いて行ける地域の商店街なので、そのうちネタも尽きてくる。

地域の商店に交渉に行くのは店長の役目なのだが、ある店舗の店長が開拓した景品の提供先が、布団店だった。これまで、花屋さんとかはあったが、布団店は異色だった。

で、景品に選んだのはシーツやまくらなどだった。金額にして1カ月で3万円分のそれらの景品が完売した。このチェーン店では会員カードを、景品を提供した店舗で提示すると割引サービスをしてもらえるようにしている。

会員カードを持ってまくらを買いに来たことに何より驚いたのが、布団店の社長だった。

「590円のまくらでしたが、さっそく5%引かせてもらいました。パチンコ屋さんで景品に扱っていただいたおかげで、リピーターになっていただいた。ありがたいことです」と顔をほころばせる。

個人経営の酒店がどんどん店仕舞いして中で、個人経営の布団店も状況は同じ。この布団店も創業44年の老舗店だが、売り上げはピーク時の半分。売上げの柱だったブライダル布団が売れなくなった。家族経営で細々と営業を続けていた。

転機が訪れたのは15年前だった。

「1週間で3人のお客様から『貸布団はないか』との問い合わせがありました。当時、地元に貸布団をやっているところは1軒もありませんでした。これは『行ける!』と直感が働いて始めたのが貸布団業でした」

貸布団が必要な場所をあぶりだした。すると葬儀会社に需要があることが分かった。お通夜で不意に泊まる人が出てくる。葬儀会館では、ある程度布団は常備しているが、それでも足りないケースが出てくる。町の集会所で葬式をする場面では、布団そのものを置いていない。

布団屋の社長が葬儀会社を開拓する時に使ったセールストークがこれだ。

「大手は5時で営業が終わりですが、うちは9時でも10時でも走らせてもらいます」と小回りが効くことをアピールした。その結果、葬儀会社の取引先は30社に増えた。

貸布団業を始めて社員も4人増やした。昼間の配達は社員が担当しているが、夜9時以降の注文は社長のケータイに転送されるので、社長自らが配達に走る。

「幸い、私は酒が飲めないのでいつでもハンドルが握れますから。布団はライトバンに常時積んでいますから、あとは走るだけです」と屈託がない。

貸布団業を始めてから、一般家庭を対象に布団の丸洗いが新たな事業に加わった。貸布団のシーツなどを大量にクリーニングに出すようになってから、丸洗いを安くしてくれるルートが見つかったためだ。

この社長の行動を見ていると中小企業が生き残るヒントがいくつかある。大手と競合しない隙間が自分の土俵になっていることや、隙間ビジネスから派生する新たなビジネスの誕生である。パチンコホールでも何らかの参考になりそうだ。



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スロプロでも8000万円残せば立派な仕事

パチンコ日報の過去記事で一番読まれているのが、「スロプロ歴25年のベテランが引退するワケ」だ。今から5年ほど前のエントリーだが、息長く読まれ続けている。

スロプロが食えなくなったことは、コロナ前後からの閉店ラッシュを予見する意味合いもある。それだけホールも名ばかり特定日で、彼らの期待値稼働を裏切ってきたように、開店プロや軍団にいい思いをさせる無駄に気づいたのかも知れない。

ベテランスロプロは5年前にスロットが壊滅状態になることを予言して足を洗った。

このエントリーに対して、引退したスロプロを擁護するコメントが匿名で寄せられたので、紹介する。

以下本文

ここで批判してる人って自分で稼ぐ力ないんだろうなと実感しました。

投資家や、自分で何かしらの事業をしている人なら分かると思いますが、自分が投資で資金増やしたり、事業やってお金稼いだり、つまり自分の力でお金を稼ぐことと、会社から安定したお給料を貰い続ける事の違い。

どんな方法でお金を稼ごうがその人の勝手だし、世間からの印象は悪くとも犯罪じゃなければ何やってもいいかと。

8000万が本当なら、きょうび8000万の資産を持ってる人なんて一握りだし、それを実現させてるのが自称パチプロであっても、それは努力とストイックさの賜物だと私は思います。

まともの職についた方がいいよとか、仕事しないやつは…とかいう人達は自分がちゃんと社会の歯車として国を支えている自信あります??

人は皆自由です。
どんな仕事をしてもいいじゃないですか。その人にはその人しかできないことがあるのです。パチンコで8000万残すのもその人しかできないこと。素晴らしいじゃないですか。
少なくとも僕は羨ましいですよ。

上司に頭ぺこぺこ下げて、言いなり、生涯脳死状態でカツカツの安定生活をするのもその人の自由なんですよ。

子を産み育て、一般的な幸せな生活を送りやすいのは間違いなくこっちだろうからこの生活はこの生活で素敵なことなのです。

どっちがいいかなんて本当に人それぞれだから、誰が悪いとかこの仕事が偉いとか底辺だとかそんな争いは止めませんか。




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お客さんから「ありがとう」といわれるためにホールがすべきこと

パチンコ店のライバルは、競合他社、というのは時代遅れだ。顧客が比べるすべての企業が競争相手になる。

例えば、帝国ホテルでは1杯1900円のコーヒー、1杯3000円のカレーを提供している。そこには誠心誠意尽くす奉仕料が含まれているから、客からの不満も出ない。

一方、パチンコはコーヒー代で帰る人はいない。普通に1万円ぐらい落として帰ってくれる。さすがに、パンチパーマでくわえタバコの従業員が表回りをしていた時代に比べれば、接客レベルは格段に向上したが、それは同業他社を比較してのことだ。

若年層を取り込むことができず、パチンコ店のコア層であるシニアはあと10年もすればいなくなる。さらに売り上げは落ち込む。そういう状況が分かっている以上、ホールは顧客の流失を防ぐ努力をしなければいけない。

デパートではどこも同じような商品を販売している。しかも定価販売が基本のデパートがどこで差別化を図っているかというと、それは人の力でしかない。

最後に差別化するポイントは人間力になる、ということは頭では分かっているが、パチンコ業界の場合、未だに機械営業に頼っている。コロナ禍以降ホールも新台購入に慎重になったが、新台がなければ商売にならない。少ない稼働で機械代を回収するために、釘を閉めることで、客離れに拍車をかけることが分かっていても、だ。

単純接触の原理がいうのがある。心理学用語で「個体間の親密さは、接触回数、接触頻度が多ければ多いほど増す」。接客業に応用すると、しょっちゅう会っていると相手に好意を持つようになる、という原理原則だ。景品カウンターは勝っている人がハッピーな気分で来る場所なので、相手に好意を抱かせる絶好のチャンスである。

好意を持つようになれば、少々の苦情も一瞬で吹き飛んでしまう。相手の立場に立って相手のことを考えれば、一層の好意を持ってもらうことができる。

従業員がホールで働いていて一番嬉しいことは、お客さんから「ありがとう」の言葉をかけてもらうことだ。

そのためには、より、お客さんを好きにならなければならない。

店長は毎日、ホールに出て常連客の顔を見て、積極的に会話をすることだ。それを実践しているホールは稼働が高い。そんな基本を教えられることもなく、事務所でデータとにらめっこの店長が多すぎる。



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