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社内暴排セミナーで分かった密接交際者

2011年8月、島田紳助が芸能界から引退を余儀なくされたのは、暴力団関係者との親密な関係が原因だった。同年10月1日から施行された暴力団排除条例に抵触することを恐れて先手を打った形だった。

改めて暴力団排除条例とはこうだ。

暴力団関係者と会食やゴルフで一緒にプレーするなど親密に付き合い、社会的に非難される関係が確認された場合、警察やそれぞれの自治体が「密接交際者」と認定。企業名や個人名を公表する、というものだ。

島田紳助が芸能界を引退したのは、それだけではない。「今後暴力団との関係を断ち切る」と吉本興業に明言すれば、謹慎処分で済んだのだが、紳助は暴力団との関係を断ち切ることを拒否したために、引退するしかなかった。任侠の世界で世話になった大恩人を裏切ることは許されない。右翼の街宣活動に悩まされていた紳助に、無償で手を差し伸べたのが暴力団の会長だった。一度関係を持つと縁を切ることができないのが暴力団の世界でもある。

暴力団排除条例の施行から10年以上が経過した。

あるホールが捜査四課のOBを講師に招き、暴排セミナーを社内で開いた。

暴力団がどういった方法で近づいてくるか、実例を交えながら講演した。

講演中、警察OBは聴衆者にも目を配った。

講演が終わって、オーナーに「2人怪しいのがいます」と伝えた。

なぜ、怪しいかというと、話が核心に迫ってくると、講師である警察OBの方を見ることもなく、目線を下に落としていた。長年の経験から“刑事センサー”が反応した。

警察24時でも警ら隊員がパトカーで街を流している時に、対向車の不審者を一瞬で見分け、職質すると覚せい剤を所持していたりすることがある。その時もパトカーを見て、一瞬目を逸らせたとか、些細な動きを職人技は見逃さない。

警察OBの忠告を受けて、オーナーは興信所を使って2人をマークすることにした。

1人は1カ月ほど、もう一人は2カ月半かかったが、飲食店で暴力団関係者と会っていることを確認した。その後しばらく泳がせてみると設定漏洩などの不正を働いていることが発覚した。

警察OBの暴排セミナーをホールで開催することは、暴力団との関係を持たないことはもちろんだが、内部不正の抑止力になる効果もある。一度関係を持つと紳助のケースでも分かるように世話になった分、関係はなかなか断ち切れなくなる。



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