改めて暴力団排除条例とはこうだ。
暴力団関係者と会食やゴルフで一緒にプレーするなど親密に付き合い、社会的に非難される関係が確認された場合、警察やそれぞれの自治体が「密接交際者」と認定。企業名や個人名を公表する、というものだ。
島田紳助が芸能界を引退したのは、それだけではない。「今後暴力団との関係を断ち切る」と吉本興業に明言すれば、謹慎処分で済んだのだが、紳助は暴力団との関係を断ち切ることを拒否したために、引退するしかなかった。任侠の世界で世話になった大恩人を裏切ることは許されない。右翼の街宣活動に悩まされていた紳助に、無償で手を差し伸べたのが暴力団の会長だった。一度関係を持つと縁を切ることができないのが暴力団の世界でもある。
暴力団排除条例の施行から10年以上が経過した。
あるホールが捜査四課のOBを講師に招き、暴排セミナーを社内で開いた。
暴力団がどういった方法で近づいてくるか、実例を交えながら講演した。
講演中、警察OBは聴衆者にも目を配った。
講演が終わって、オーナーに「2人怪しいのがいます」と伝えた。
なぜ、怪しいかというと、話が核心に迫ってくると、講師である警察OBの方を見ることもなく、目線を下に落としていた。長年の経験から“刑事センサー”が反応した。
警察24時でも警ら隊員がパトカーで街を流している時に、対向車の不審者を一瞬で見分け、職質すると覚せい剤を所持していたりすることがある。その時もパトカーを見て、一瞬目を逸らせたとか、些細な動きを職人技は見逃さない。
警察OBの忠告を受けて、オーナーは興信所を使って2人をマークすることにした。
1人は1カ月ほど、もう一人は2カ月半かかったが、飲食店で暴力団関係者と会っていることを確認した。その後しばらく泳がせてみると設定漏洩などの不正を働いていることが発覚した。
警察OBの暴排セミナーをホールで開催することは、暴力団との関係を持たないことはもちろんだが、内部不正の抑止力になる効果もある。一度関係を持つと紳助のケースでも分かるように世話になった分、関係はなかなか断ち切れなくなる。

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ピンバック: 日報読者
警察に相談しないで親友に相談したからでしょ。
ピンバック: 匿迷人(牛丼痛行人)
任侠団体の様に、社会のレールから外れた人を受け入れる仕組みが肝要だとおもいます。
徳名人
ピンバック: 牛丼通行人
未来的にはこの業界は受け入れる側ではなく、任侠団体の様に他へ受け入れられる側だと思います。
暴力団との関係などなくとも、店長自ら独自に打ち子を雇うのがパチンコ業界。
肉体関係を迫り見返りに情報漏洩。
めずらしい事件では無い、この業界にとっては。
業界人は、これは一部の例外だと主張したいだろうがね。
残念ながらこの業界は色々な事をしでかしてきた消えない過去がある。
今後も無くなることは無いだろう。
頭が腐っているから下部も同様に腐る。
優秀な人材は早々に見切りをつけ離れる。
他の企業でやっていく自信がない人間たちだけが自然と残り集まり、さらに企業が腐っていく。
優秀な人材が入ってきてもすぐいなくなるか、もしくは朱に交わればなんとやらで腐っていく。
受け売りだがこういう図式だそうだ。
不正が無くなることは無いとは思うが頑張っている一握りの人間はいる。
残るなら頑張って欲しいものだが、可能なら他業界へ転職を勧める。
ピンバック: ケツの崩壊
不正を働いた従業員さんは店長クラスだと思うんですけど、なにが原因で不正に手を染めてしまったのでしょうかね(•ㅂ•)?
本部がなにかにつけて現場に口を出してきて、せっかく役職に就いた物のなんかやり甲斐が感じられなくなった。
頑張って数字を上げても給与に反映される事が無いと感じる。
私が思うに原因はこんな所だと思うんですけど( ´ー`)y-~~
話題機種をコンスタント&大量に現場に投入出来る法人さんの本部ならともかく、そうで無いなら現場に営業に関する権限は可能な限り持たせ余計な口出しはしない、数字を上げたなら上げたなりの恩賞をキチンと与える。
みたいな感じにした方が良いんじゃないですかね?
別に不正を働いた従業員を庇うつもりは有りませんので誤解なきよう願います^_^;
何故かコロコロと名前が変わる、もと役員の戯言(*^^*)
ピンバック: サファイア