パチンコ日報

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付加価値がたくさんある店が強い

セブンアイホールディングスが社運を賭けて川崎市の武蔵小杉駅付近に新業態の大型商業施設「グランツリー武蔵小杉」を11月22日にオープンさせる。



商品開発力のあるセブンアイホールディングスは、スーパー単体でも集客力があったためモール展開をあまりしてこなかった。



ところが、イトーヨーカ堂の近くにイオンモールが出店しては、ヨーカ堂の客が奪われてきたが、ここにきて反転攻勢に出た形だ。



グランツリー武蔵小杉には、セブンアイホールディングス傘下の百貨店「そごう・西武」やロフトも出店してグループの総力を結集させた。



イオンがモール展開してきた理由は、イオン単体の業績を見れば分かるように、2014年の上半期の決算では、本業の総合スーパー事業では132億円の赤字に転落している。それを補完してきたのがモールのテナント収入だった。



スーパーだけでは集客もできないので、モール形式にして1日時間を過ごすことができる付加価値で、全国にイオンモールを出店してきた。



イトーヨーカ堂に在籍するAさんは、遅番の日は午前中からホールに足を運ぶほどのパチンコ好きだが、小売業とパチンコ業は似通った部分が多い、という。



最近のショッピングセンターは天井が高いのが特徴だが、ホールも天井を高めに作るようになった。天井が低いとどうしても圧迫感があるが、天井が高いと解放感が全然違ってくる。長時間滞在してもらうためには、この解放感がポイントになる。



小売業の場合、集客や売り上げのポイントになるのが新製品だ。セブンイレブンではセブンプレミアムの新商品を次々に投入して、他のコンビニを大きくリードしている。



「パチンコも一緒で、いくら玉が出ても新台を入れない店には行きません。やはり新しい台が出ると打ちたい。新台を入れても小台数の店では、空き台がないことが多いので、すぐに座れる安心感から大量導入している店を選んでしまう」(Aさん)



Aさんのように新台を打ちたいお客さんは、地域一番、地域最大導入を売りにする店舗を選択する。



イオンの場合、セブンアイホールディングスよりも商品開発力が劣るため、そのマイナスをカバーするためにモールという付加価値でイトーヨーカ堂に対抗してきた。



ホールも出玉、新台だけではどうしても限界があるために、総合的な付加価値が必要になってくる。例えば、お客さんの愚痴を聞いてくれる従業員がいるというだけでも、その従業員目当てにお客さんはやってくる。



こんな付加価値がたくさんあるほど強い店舗といわれる。





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店舗スペースを半分にしてもやっていけるところが生き残れる?

大手シンクタンクの研究員は、セブンアイホールディングスの超優等生である「セブンイレブン」でさえも、少子高齢化の波に抗うことができ「、いずれ曲がり角が来る」と断言する。



イオングループも本業の総合スーパー部門も食品スーパー部門も赤字に沈んでおり、デベロッパー事業部が生み出すテナント収入でかろうじて黒字を保っていたが、そのビジネスモデルもすでに限界に来ている。



どの業界にも襲ってきているのが団塊の世代問題だ。70歳を迎えてくると消費意欲も衰えてくる中で、一人気を吐いているのは健康食品業界だ。膝の関節の軟骨を再生するといわれているグルコサミンのCMを見ない日はない。



少子高齢化時代には新規ユーザーの獲得が何よりも重要になってくる。それができないのであれば「利益率を落としてでもやっていける業界でなければ生き残れない」とシンクタンク研究員は指摘する。



具体的には、店舗を小さくしてもやっていけるかどうか、ということだ。



パチンコ店は1フロアが広く、形も四角くできているのでその応用が効く店舗になっている。



例えば、500台の店舗とすれば、300台を残して、200台分のスペースを他の業種に貸し出すことが考えられる。パチンコ店と相性がいいのはドラッグストアなどが挙げられる。



1000台以上の大型店は将来を想定して、半分に割っても他に転用が効く設計を最初からしておくことも必要になる。



大型店は元々トイレも一カ所ではなく、複数個所にあるので問題ない。



店舗が小さくなれば、機械代もかからない、従業員の人件費も少なくて済む、エアコンの電気代なども安くなるなどのメリットも出てくる。



1000台の店に200人しか入っていなかったら、ガラ~ンとして出していない店に見えるが、300台の店に200人も入っていたら、活気のある店に見える。



店舗を小さくしてもやっていけるかどうか、ということに加え、もう一つ重要なポイントがある。



話は急に飛ぶが、それは換金手数料をきっちりいただくということだ。



全国大手が換金時に3%の手数料を徴収している。最初はお客さんが飛ぶことが懸念されたが、それほど影響はなかった。むしろ、景品を3%安く仕入れることができることのほうが、大きなメリットをもたらした。店舗数も多いのでスケールメリットも出てくる。





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関西パチンコ業界大忘年会のお知らせ

前回、10月に忘年会の募集をかけましたが、時期が早すぎて反応が鈍かったので、再度お知らせします。



昨年からパチ元会さんらとの共催で忘年会を開催していますが、ことしは、下記の概要でさらにパワーアップした「関西パチンコ業界大忘年会」を開催する運びとなりました。年末の多忙な日ではありますが、万障繰り合わせ、ご参加の方お待ちしています。





                       記



開催日 12月12日(金)

時間 午後7時~9時

場所 ホテルメトロTHE21 2Fメトロホール

住所 大阪市中央区宗右衛門町2-13

TEL 06-6211-3555

会費 5000円

申し込み締め切り 11月19日(水)





お申し込みはメールでパチンコ日報管理人まで



kakinaguripress@gmail.com




お名前、会社名、住所、ケータイ番号を必ずご記入してください。

機械選定者にはもっと​給料を出すべきだ

先日、いろんな地域のホールの責任者の方たちと食事をした。



いろんな法人の社長や部長、店長と役職もさまざまでしたが、話題は当然のようにパチンコとパチスロ。そんな中で最近の機械の話しになった。



私がスーパービンゴネオのHooahは熱いと言ったが、誰も同調する人がいなかった。



社長の一人はパチンコもパチスロもほとんど打たないし、打とうとも思わないということでした。私はとても残念な気持ちになった。



彼がジャグラーの違いについての質問をしたので、月間30時間パチンコとパチスロを打ったら答えると伝えた。



私は月間100時間を目標にパチスロを打っていて、どうしても忙しくて月間100時間に届かない時もありますが、1年平均だと1000時間は打っている。



かれこれ20年近く続けているので、トータルでは2万時間くらいはパチスロを打っていると思う。



30時間なんて3日もあればクリアできる時間ですが、1時間も打ちたくないということでしたので、その社長とは話しをしませんでした。



店長に何でスーパービンゴネオを打っていないのかを聞いたところ、金銭的に厳しいとのことでした。スーパービンゴネオやアナザーゴッドハーデスのようなコイン単位の高い機械は5スロや2スロなら打てるが、スーパービンゴネオのような新台は20スロだけで5スロにはまだ設置されていない。



コイン単位の高い新台は給料の高い役職者や部長が打つべきだと言っていましたが、役職者や部長はパチスロにはあまり興味がなく、機械の善し悪しも分からない。結果、誰もスーパービンゴネオを打っていない現状があった。



機械の善し悪しを判断する上では数字によるデータも大事ですが、お客様目線で自分のお金を使ってホールで実際に打たないとわからない。



しかし、若い機械選定者には金銭的に厳しいとの意見があり打とうにも打てない。



機械の選定者には20スロを打てるだけの給料を支給するべきだと痛感した。



1台40万円以上する新台を何台も買い失敗するのであれば、機械選定者が機械のことを熟知するための方法を考えた方が良いと思う。



機械選定者が他店で新台を打つようになれば、調整の厳しさを身にしみると思うので、新台入れ替え自体が減るかもしれません。



それにしても、何も打たない社長や役職者、部長は何とかならないのかとも感じた。





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