中小企業の経営者の高齢化がもたらす問題は解決が難しく、後継者不在という理由で廃業を余儀なくされる企業は少なくない。
中小企業庁の「中小企業庁長官 平成30年 年頭所感」によると、今後10年間で70歳(平均引退年齢)を超える中小企業・小規模事業者の経営者は約245万人にも及び、そのうち約半数の127万人(日本企業全体の3分の1)が後継者不足に悩まされると報告されている。
こうした現状を放置すれば、中小企業・小規模事業者廃業が急増し、2025年頃までの10年間累計で約650万人の雇用・約22兆円のGDPが失われるおそれがあるという。
後継者不足を解決するには、まず後継者となる人材を見つける必要がある。
後継者探しの解決策としては、以下の方法が考えられる。
1. 親族などから後継者を探す
2.従業員から後継者を探す
3.知人から後継者を紹介してもらう
4.後継者の求人募集を行うマッチングサイトを利用する
現代では後継者不足に悩む中小企業が多数存在しており、解決策としてパチンコ業界で最近活発に行われているM&Aなどによる事業承継がある。
従業員500名ほどの卸売り会社で部長職を務めるAさん(50)は、年内までに現在勤める会社を辞め、来年からは首都圏で4店舗のホールを運営する企業で社長になることが決定している。
パチンコ業界は全くの未経験。会社経営の経験もない。実家がホールで帰るわけでもない。
どういうことかと言うと、ホール経営者には後継者がいなかった。息子はいるのだが、若い頃からの薬中で頭がやられてしまって廃人同然の生活を余儀なくされている。
そこでホールオーナーは、M&Aで会社ごと事業承継するかの判断を求められる中で、後継者のマッチングサイトを使って、人選を進めるうちに、Aさんに白羽の矢が立った。
M&Aの活発化に伴い、事業承継する後継者の求人募集を行えるマッチングサイトも増加している。
出会いや恋人を求めるマッチングアプリは誰でも知っているが、ウーバーイーツもマッチングアプリを応用したものだが、後継者を募集する分野にまでマッチングの波は押し寄せていた。
ここでいうマッチングサイトとは中小企業の後継者不足という深刻な問題を解決するためのサイトであり、起業意思のある人と後継者不足に悩む中小企業の経営者が多く活用している。事業の内容と起業家の志向が一致すれば、事業承継の実施を図ることが可能となる。
ホールオーナーは、これまでコンサルを複数使ったが、業績も改善されず、八方塞がりの中でマッチングサイトを知った。
Aさんと面談した結果、これまでの仕事ぶりからAさんに賭けることにした。
後継者の見当はついた。来年以降の続報を待ちたい。

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こんな時は……おーい。牛丼。いつものくだらないネタ投下たのんます。
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僕も最近ですが
パチ屋のブログを書いています。
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これからもよろしくお願いします。
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人材がいないからと、記事の様に外部からやってきた人間をトップに据えると
古参の従業員の士気が落ちるだけではなく、酷い場合は新社長派と古参派に組織で内戦をはじめるから達が悪い。
鎌倉時代の僧、明恵が残した「あるべき様には」という言葉が日本にはあります。
これを肝に銘じて、あるべき姿はなにか、多くの人が心の中で望んでいる事はなにかを常に考え、実現する様に動くことが、組織運営の要諦なのだと思います
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