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九州北部大雨で被災休暇適用第1号


8月28日の九州北部を襲った大雨は、佐賀県では河川が氾濫して家屋の浸水被害が相次いだ。中でも被害が大きかった武雄市では、4店舗あるホールの中で、ワンダーランド、ひばりの2店舗が浸水被害で休業を余儀なくされている。



この水害の影響は関東のホールにも関係することになる。佐賀と関東がどう結びつくのか?

「営業の打ち合わせで29日にホールへ訪問する予定だったんですが、急きょキャンセルになったんですが、その理由が九州北部の大雨だったんです」(メーカー営業マン)

このホール企業は2011年の東日本大震災を契機に災害特別休暇制度を新設した。東日本大震災では社員の実家が全壊するとともに、親族も失った。災害による見舞金の社内規定はまだなかったが、社長はポケットマネーで50万円の見舞金を出した。避難所に支援物資を送ったり、ボランティア活動に人も出した。

災害特別休暇制度では、本人の実家か配偶者の実家が災害に遭った時は、5日間の被災休暇を与えると共に、見舞金を支給することになった。

今回の九州北部大雨で、その第1号が適用された。

佐賀の実家が浸水被害に遭い、アポイントの日に急きょ帰省することになった。

社内規定では家屋が浸水した場合は5万円、家屋が半壊した場合は10万円、全壊の場合は20万円の見舞金を支給する。往復の交通費も全額が支給される。ただし、配偶者の交通費は出ない。

社員の実家は1階まで水没した。社内規定の5万円では足りそうもないので、社長がポケットマネーで30万円をプラスした。

ホールの規模は10店舗未満。社長の鶴の一声でこの制度が出来上がった。社員からするとすごく頼もしい会社に映る。こうした社員に寄り添う制度が帰属意識・愛社精神にもつながる。

大手ホールではなかなか真似ができない制度とも言える。

「天災は忘れたころにやってくる」

これは物理学者であり、防災学者だった寺田寅彦が大正12年の関東大震災後に残した警句で、災害直後の緊張感や心構えを忘れないように気を緩めるな、という意味がある。最近は大災害のインターバルが短くなり、まだ記憶に残っているころにやってくる。

首都直下型地震は今後30年以内に70%の確率、南海トラフ大地震は今後30年以内に80%の確率で起きると想定されている。

追記

水没していたワンダーランドは10月4日に営業を再開した。



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コメント[ コメント記入欄を表示 ]

  1. このホールのオーナー様は素晴らしすぎる。
    これこそが生きた制度、生きた金の使い方。
    メメ    »このコメントに返信
  2. このホールは普通ですね。
    一般企業と肩並べるレベルです。
    パチンコ関係企業はこういう普通ができないので回りも見習ってほしいものです。

    災害があると必ず不適切な行動をとり、世間などから批判非難の嵐になるこの業界。
    近場のライバル店などがアホな行動をとると、それに負けじと同じアホな行動をとる事が多いです。

    記事のような普通の行動を何処かが先陣をきれば、回りも真似するかもしれません。
    災害時、まずは批判非難の的になるような行動を慎むところから始めたらいかがですか?
    通行人zz    »このコメントに返信
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