パチンコ日報

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ぱちんこ回想記 第3玉 ぱちんこが狂わす夏休み

こんにちは。みさお般若です。週2で抗がん剤治療を頑張しているのですが、どうしても体調不良になる事があるのでその時はお話の続きを書くのが遅くなったりする時がありますので御了承くださいませ。それでは「D-51」探しに西へ、北へと歩く中学1年生の夏のお話のつづきです。

パチンコした事によって、いろんな意味で人生狂った人は世の中に何人いるのだろうか?私がこうしてパチンコ日報さんでぱちんこのお話を書いていますが、意外にもこのぱちんこ回想記『パチンコなんかしない方がいいですよ』ってのがお話のゴールになります。

私自身ぱちんこを打つのが早すぎた事により、中学1年生から大分荒れた学生生活になりました。

でも今レトロパチンコ、レトロパチスロを扱う仕事をしているのは、きっとこんなぱちんこ人生だったからであろう。死ぬ間際にぱちんこに携わって幸せだったのか?の答え合わせが凄く気になるところだ。

少し背伸びをしてみたかった。子供なのに早く大人になりたかった。そんな気持ちもあった。年上の人達とばかりつるむようになり、この夏休みはいろんな事をした。

「D-51」探しを始める。とりあえず自転車で行ける範囲のホールを思い浮かべてみる。買い物に行く際、親と一緒に車で移動中に通った道にホールがあった記憶を辿ってみる。

そうだ! 隣町に1軒あった! 朝起きて部活に間に合わなければ自転車に乗り隣町へ。30~40分かけて辿り着いたパチンコ「ラッキーニューセブン」。地元の「平和ホール」より少し大きな120台ちょっとの設置店。駐車場には車が多数ありとても入りづらい。

外から中を覗くとかるく50人以上はいるじゃないか。胸の鼓動が高鳴る…。そしてビビりながらもいざ入店! 道路側入り口から入って左側には初めて見るパチスロ台が並んでいた。

しかし、まだこの時の私にはパチスロなんてどうでもよかった。とにかく羽根物コーナーである。昔のホールの大体がどっちかの端がスロットなら、その反対の端は羽根物コーナーだった。

羽根物コーナーに入ってみるとそこに設置されていたのは「ビックシューター」(平和)と「マジックカーペット」(三共)だった。

お探しの物はこれじゃないんだよな…と思いつつも少し打ってみようの冒険心。しかし、12歳の財布の中身は残り2000円弱。ぱちんこ大賞で人生初のストレート負けのトラウマが脳をよぎる…。

「ビックシューター」の役物と「マジックカーペット」の役物を見比べてみると、回転体をくぐり抜ける難関があり、くぐり抜けて下のステージに落ちてからもうひと勝負のビックシューターの方が辛そうに見える。

なので「マジックカーペット」に決めた。両替を済ませて適当に着席。羽根のヤシの木が実に可愛らしい。打ち始めてすぐに隣のおじさんが大当たり。気分良かったのか話しかけてくる。





「お兄ちゃんの台は昨日打ち止めになってるから今日はダメかもな!」

打ち止めってなんだ? 言われて上を見ると、幕板に3000個打ち止め定量と書いた紙が貼ってある。分からない事は聞いてみるタイプの人間なのでおじさんに色々と聞いて情報収集。

3000個出たら終わりとの事。出た台は次の日は出ない。あとは電圧がどうのこうの(笑)

ヘラヘラしながら打っていると、私にも当たりが来た。今でも覚えているが2チャッカー入賞して壺から蛇が出てくるような音とともに、羽根が開き3個拾った玉はの2個が中央から真っすぐにV入賞! 2個入った事により出玉も2倍!とはならなかった。


隣のおじさんに背中をバチバチ叩かれて祝福。1R目スタート。軽快に拾わせた玉はカーペットの上に貯留されて一斉に下段ステージへ。その瞬間、先ほどまで静止していたVゾーンがなんと左右に動く! え!? Vって動くの!?と思っていたら1Rで呆気なく終わる。

ただこの1Rパンクした事に謎だった私は、隣のおじさんにまた色々説明してもらう。1Rごとに1個はV入賞しないと終わってしまう事。それがパンク。またまた勉強になった。

おじさんは大きなドル箱(3000個箱)あと少しで、満タンになるくらい玉がある。どうせならこのまま色々と聞きながら打ってれば、勉強になると思い続行。そして残り300円…。また2チャッカー入賞から拾いV入賞! パンクの勉強も兼ねて役物の中の玉を凝視する。

「Vに1個入った!」

2R目がスタートすると、羽根物のゲーム性を理解できた事に凄く喜んだ。1Rクリアしただけなのにおじさんと握手する。

「まだまだ気が抜けないぞ!」

「分かってるって!」

こんな事言いながら、パンクせずに無事8R目までやって来た。8Rが始まると1~7Rで流れていた音ではない。

「おめでとう! 最後のラウンドだよ」とニコニコ顔でおじさんが教えてくれた。


そうか8Rで終わりなのか。Vに入ってればずっと続くと思っていた謎まで解決した。お金も無かったので完走してすぐにヤメ。景品カウンター前のジェットで玉を流して初めての文鎮を手渡される。

そのまま外に出て行くと、敷地内にあったプレハブの小窓を開けて交換してる人がいた。私も後ろに並び、ドキドキしながら待った。自分の番が来て文鎮を渡した。何も言われずに千円札1枚と500円玉1枚渡された。

プラマイゼロの勝負だったが、色々勉強になって負けなかったから気分は勝ったようなものだった。お金を財布に入れてタバコに火をつけて浸っていたら、少年野球をしていた時の監督とバッタリ会ってしまう。

「こんな所でタバコなんか吸って何してんだよ!まさかパチンコしてたんじゃないだろうな!」

監督さんはうちの実家のお客さんでもある。優しかったけど見た目は「普通の人」には見えなかった。

「パチンコなんかしてないですよ~」と引きつってたであろう笑顔で否定するも、監督のマジな表情を見ると大人には通じなかったようで。この監督とバッタリ会った事が後に問題になる。

つづく



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