パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

若者のギャンブル離れとパチンコ業界の未来

近年、若者の価値観やライフスタイルの変化が様々な業界に影響を与えている。レソリューションが全国の20代の男女を対象に実施した「若者の生活と〇〇離れ」に関する調査では、特に「ギャンブル離れ(63.3%)」、「タバコ離れ(60.7%)」が顕著であることが明らかとなった。


この結果は、パチンコ業界にとって非常に厳しい現実を突きつけている。2024年時点での一般成人の喫煙率が18.7%であるのに対し、パチンコ・スロットユーザーの喫煙率は約59%と高い。このデータからも、パチンコ業界がいまだに喫煙者に支えられており、若者の嗜好とは相容れない状況にあることが浮き彫りとなる。

今の若者が敬遠する「ギャンブル」と「タバコ」という二つの要素を抱えながら、新規顧客として若者を取り込もうとすることは、業界にとって極めて高いハードルとなる。ホール内は全面禁煙となったものの、加熱式たばこの喫煙を認めるホールも増えており、その独特のニオイを嫌がる層も少なくない。

また、Z世代はデフレ時代を生き抜いてきたため、クルマに対する関心も薄い(39.2%が「関心がない」と回答)。

おカネがないから買いたくても買えないという側面もあるが、そもそも物欲が薄れているのが特徴だ。こうした背景を考えると、現在のパチンコやスロットのように金銭的負担が大きく、射幸性の高い遊技機では、彼らが関心を持つことは考えにくい。

では、どのようにすれば若者をパチンコへと振り向かせることができるのか。そのためには、これまでの遊技機とは異なる新たなアプローチが必要となる。

第一に、射幸性を抑えた遊技機の開発が不可欠だ。現在のパチンコ・スロットは、当たりを引くことで大きなリターンが得られることが魅力の一つとなっているが、この高い射幸性こそが若者離れを引き起こしている要因でもある。過度にお金がかかる仕組みでは、Z世代の多くが興味を示さない。

第二に、ゲーム性を重視した、新たな遊技機の開発が求められる。若者はスマートフォンを通じて手軽に楽しめるゲームに親しんでおり、操作性やエンタメ性の高いものに惹かれる傾向がある。そのため、パチンコも従来のギャンブル性を抑え、よりゲーム性を強化したものへと進化させることがカギとなる。

例えば、対戦要素を導入したり、スキルを活かしてリターンを得られるような仕組みを取り入れたりすることで、ギャンブルではなく「遊び」としての側面を強調できる。

このような新しい遊技機の導入を進めるためには、風営法の遊技機規則の枠外に位置する遊技機の開発が必要となるかもしれない。しかし、これを実現するには、警察や規制当局の認可が不可欠だ。

ここで求められるのは、単に過激な遊技機を認めてもらうことではなく、むしろ射幸性を落としながら、幅広い層に受け入れられるエンターテインメント性の高い遊技機の認可を得ることである。そのためには、業界として一丸となり、メーカーが知恵を絞るだけでなく、政治的な働きかけも必要になるだろう。

若者の「ギャンブル離れ」「タバコ離れ」が進む中で、パチンコ業界が生き残るためには、これまでのような射幸性に頼ったビジネスモデルではなく、新たな価値を提供する遊技機の開発と規制の見直しが求められる。

Z世代に受け入れられるためには、金銭的負担を抑えつつ、ゲーム性を高めた新しい遊技機を導入することが鍵となる。そして、それを実現するためには、メーカーと業界全体が協力し、規制当局との交渉を進めていく必要がある。

パチンコ業界の未来を切り開くためには、単なる「ギャンブル」から脱却し、新しいエンターテインメントとしての地位を確立することが不可欠である。



人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。
記事一覧

コメント[ コメント記入欄を表示 ]

  1. 打っている若者の容姿ときたら(パチスロハイエナ専門)は所謂半グレ。如何にアウトローな連中が現代のパチ屋を「遊技場所」ではなく「シノギ」としか見ていないということがよくわかる。店にいるのはそんな人達ばかりなんだからそりゃ一般客は離れるわな。
    通りすがりの風来坊  »このコメントに返信
  2. ピンバック: 通りすがりの風来坊

    • 大体、パチンコパチスロを金儲けの道具でしか見ていないから無理。金儲け出来れば、客は増えて、増えなければ減る。資産運用目的だからな。
      客なんて  »このコメントに返信
    • ピンバック: 客なんて

    • 情報を簡単に得られる世代には、パチンコ業界は構造的に顧客が最下位に位置していることを分かっている。娯楽や趣味のにかける対価に対するリターンは(成長、交流、資産)など多岐に渡るが、数時間で数万円を浪費するパチンコのリターンは人生の大きな括りのなかでは一時的なのものでしたない。ごく僅かな開発メーカーや店舗法人だけが利益を得る不均等がパチンコ業界の没落の遠因になっている。公営ギャンブルやオリパガチャなどと同様に一定の需要はあると思うが、純粋なパチンコファンが楽しめる環境を提供することが最低限必要だと思う。
      よこ  »このコメントに返信
    • ピンバック: よこ

  3. ターゲットを既存と新規に分けて取り組むべきだと思う。既存客はギャンブル志向が強いから遊べる機械は打たない。現状では遊べる機械は客がつかないから買わない作らないになってしまう。新規客を取り込むにはメーカーとホールが協力してとあるが”稼働が付こうとと付くまいと”入門編パチンコを一定比率設置することをホールの努力義務にするべきだと思う。その上で各種メディアを最大限使った宣伝、パチンコに関係なく人気のあるコンテンツの採用など、初めてパチンコを打つ人への動機づくりをするべきだ。記事にあるようにタバコの問題も大きい。ゆくゆくは全面禁煙に進む可能性が高いので入門編コーナーは禁煙にするといいだろう。メーカーにとっても一定比率の遊べる機械が設置されると確定するのなら開発する誘因はあるだろう。いずれにしてもこのままで行ったら業界終わりますよ。
    crazydoctor  »このコメントに返信
  4. ピンバック: crazydoctor

  5. いろいろ提案をしても、絵に描いた餅でしょ。この業界は。
    タバコなんて健康に害あるものを吸うはずもない。
    同じように打てば数万円ていど簡単に溶けるハイリスクローリターンの今のパチンコ。若い人が打つはずもない。
    まだ既存客を離さないように考えるほうがいいのでは。
    同じことの繰り返し、焼き畑農業業界  »このコメントに返信
  6. ピンバック: 同じことの繰り返し、焼き畑農業業界

    • 若年層の既存客なんて上述したように半グレのような連中ばかり。
      昔はその手も一般客も共存していたが、逆にいえばハイエナ仕様ではなく、台仕様そのものに期待値があったから共存できたワケで。しかし今は違う。彼らは『遊技』ではなく明らかに『ハイエナシノギ』として打っている。(期待値台をハイエナして一般客から奪う。ゆえに一般客との揉め事も平気で起こす。もうね、悪い意味でヤバすぎてそんなヤツラと一緒に一般客が打てるワケがなく、ホールの客層も明らかに低下している。
      通りすがりの風来坊  »このコメントに返信
    • ピンバック: 通りすがりの風来坊

  7. >第一に、射幸性を抑えた遊技機の開発が不可欠だ。
    台メーカーは、パチンコ店のニーズに合った台を販売します。
    そして現在のパチンコ店のニーズは、ヘソ賞球1個の高速吸込の高射幸LT機。

    >第二に、ゲーム性を重視した新たな遊技機の開発が求められる。
    >スキルを活かしてリターンを得られるような仕組みを取り入れたりすることで、
    >ギャンブルではなく「遊び」としての側面を強調できる。
    合法な技術介入である捻り打ちや止め打ちには、店員張り付き&出禁。
    しかし、明らかに違法であるハンドル固定には、黙認&放置。

    パチンコの現状は、新たなアプローチとは真逆ですが?
    トクメイ  »このコメントに返信
  8. ピンバック: トクメイ

  9. パコチンは遊技なんやろ?「ギャンブルに興味・関心がない」調査結果なんか気にする必要あらへんがな。だいたい土台からして「新たな価値を提供する遊技機の開発」は無理な話やで。

    今どきの開発現場を想像すると「脳汁が出る光り方・鳴り方の最大化と最適化」というデジタル土木作業が大半を占めてそうやん。「今作の突貫びかびかきゅっぽーん、もうできたんか?」

    さらには開発二次受け、三次受け、なんならオフショアを含めた演出テンプレロンダリングも好き放題に起こってそうな気もするで。演出金太郎飴の元凶はどこなんやろね。

    開発陣の若手が「もっと遊びやすく、長く愛される台を」と熱量を注いで提案しても、たまにしか現れん逃げ切り世代の重鎮が「そんな綺麗事で今期の数字が作れるか!もっと脳汁ぱっしゃーな劇物をぶち込め!責任は俺が持つ!(取らんけど)」すん…。と、こんな不毛なやり取りが頭に浮かぶで。

    ここで語られるほとんど全てのゴミアイデアとそれ以上の構想がすでにメーカー内で擦りすぎて禿げ上がるほど検討され尽くされ、それでもなおきゅぽーんぱこーんな新台が店内に押し寄せるということは、それが自ら選んだ答えということなんやで。

    エベレストに挑戦するやつを「危ないからやめとけ」と必死に止めて「わかった天保山にしとく」と丸く収まった事例は人類史上未だかつてないんやで。
    三味唐辛子  »このコメントに返信
  10. ピンバック: 三味唐辛子

  11. 無理無理
    田舎なんかマジで老人ホームみたいなもんですよ
    9割強は高齢者じゃ?っていう感覚です
    ハンチング帽とかアポロキャップ、ベレー帽被ったじいさんに古臭い格好のばあさんだらけですよマジで
    タバコだって一吸い二吸いして即火種落として唾で消してそれをまた箱に戻してシケモクでまた次に吸うようなじいさんとかね
    たまーに行ってもそんなジジババだらけ
    まぁもちろん普通っぽい高齢者もいますけど
    若者なんて一握り
    今のパチンコやらない青年中年らが現役引退して年金暮らしになったらいきなりパチンコを嗜むようになるんすかねぇ
    それともスロットをやるのかな?

    本当、いつも楽観的ですよねこの業界は
    まぁ、キリギリスのように大好きなその日暮らしをいつまでもやってりゃいいんじゃないっすか?
    それがお誂え向きですわ
    新規  »このコメントに返信
  12. ピンバック: 新規

  13. 言ってる事に矛盾が多過ぎる!もう何十年もパチンコ打ってるけど今が一番酷いね…
    ホールがね、長く楽しく打つ客を望んで無いんだよ!メーカーもホールに沿った機種ばかりを出す。三万くらいじゃ1時間くらいで溶けるね、昔はその辺の線引きがちゃんとしてたよ、CRくらいまではね…
    誰が打ちたいか?
    三浦昌士  »このコメントに返信
  14. ピンバック: 三浦昌士

  15. 当たっても右打ちもろくに出来ない台が多すぎです パチは回らないし一撃必殺みたいな台ばかりで当たってもすぐ帰るから客が滞留せず過疎化のイメージに拍車をかけてる 
    勝ち負けのスピードを追求するなら競馬とか競艇には絶対に太刀打ちできない
    遊技に立ち戻ってせめてイチパチならまったり遊べるような場所に立ちかえるべきでは?
    ミサカプロ  »このコメントに返信
  16. ピンバック: ミサカプロ

  17. ソシャゲの方がコスパいい
    トクメイ  »このコメントに返信
  18. ピンバック: トクメイ

  19. 現在のパチンコ店のニーズは、ヘソ賞球1個の高速吸込&高射幸LT機なので、
    「金銭的負担を抑えつつ、ゲーム性を高めた新しい遊技機の導入」には消極的になる、と思います。
    トクメイ  »このコメントに返信
  20. ピンバック: トクメイ

  21. 地方に住む者です。高齢者が多いのは確かです。低貸しは特にですね…正直な話今のご時世でパチンコ…パチスロ以外にも公営ギャンブルも盛んになり若い層のお客さんも増えてるみたいです…実際にオートは知りませんが競馬…競輪…競艇は売上が上がってます、なぜか?100円から購入出来て遊べるからだと思うしスマホで購入出来るから自宅でくつろぎながらでも遊べるからいいのだと思いますよ、しかし今の現行機種で遊べる感覚がある機種は無いに等しい…私は羽根物好きだったけど羽根物も遊べる感覚無しでしょ?そして一番が機種の金額だと思ってます、要らない物を沢山つけて高額になってませんか?高額な機種を購入したら商売だから店側も機種代を稼がないとダメだし…機種を作るメーカーもそろそろ高額機種とかやめたらどうかな?
    結局何処から回収するかって私達ユーザー側ですよ、お客さんに歓迎とか出来る構図ではないよね、客離れが進めば進むほど新台入れ替えが苦になり回収…回収になるやん、
    パチンコ店だけの問題じゃ無くてパチンコ業界全体で考えるべきだと思います…メーカーもパチンコ店もそして協会さんもです。
    名無し  »このコメントに返信
  22. ピンバック: 名無し

  23. 1時間で数万円も溶けて当たり無し、仮に当たっても単発駆け抜け即終了。そんなの誰が打ちたいと思う?ドMかよ
    だはー  »このコメントに返信
  24. ピンバック: だはー

  25. ひとつ言えることは、遊戯という体でも喧嘩してるのに、対人になんてしたら、、、
    少なくともその場で戦うはなしですね。
    となるとやはり、ネット。
    でもある意味ネットカジノ的な要素も強まって、うーん。難しいですね。
    しすえて  »このコメントに返信
  26. ピンバック: しすえて

  27. お金を持っていない若者が、数千円で小一時間遊べるというのが、パチンコへの入り口でした(それでもゲームセンターで遊ぶよりは消費スピードが速かった)。羽根モノや一発台の打ち止め制やデジパチのラッキーナンバー制があることが、プロと初心者の棲み分けになっていました。最初はプロが目利きして良い台を押さえるけども、打ち止め終了、開放時は同一人物が遊技できない(抽選など)ので、初心者は出る可能性の高い開放台を打つことで勝ち体験ができたのですよね。一日中打ってもらうことが前提の現代パチンコは、タイパ重視のZ世代には受け入れられにくいでしょう。
     »このコメントに返信
  28. ピンバック: 獣

  29. CRになった頃までパチンコは遊べる台があった。昔のようにハネモノもビックシューター、たぬ吉、フィーバー機が1番良かった。少しは昔の機械みたいなのを作れない物なのか?
    たぬき吉くん  »このコメントに返信
  30. ピンバック: たぬき吉くん

  31. CRになった頃までパチンコは遊べる台があった。昔のようにハネモノもビックシューター、たぬ吉、フィーバー機が1番良かった。少しは昔の機械みたいなのを作れない物なのか?
    たぬき吉  »このコメントに返信
  32. ピンバック: たぬき吉

コメントする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA