その昔、ホールコンにはテストモードなるものがついていて、使い方によっては二重帳簿を作ることができた。
特にその使い勝手がいいコンピュータがシェアを伸ばしたのはいうまでもないが、ある摘発を境にコンピュータ部会ではB勘に加担しない誓約書を書いている。
過日、巨額の所得隠しをしていた脱税事件があったが、その手口が明らかになった。
ホール管理コンでB勘を行っていた、というのだ。新聞ではそのコンピュータ会社までは報じられていないが、そのホールと取引のある業者ならどこのメーカーかは分かる。
幸い、弊誌のクライアントではなかった。
そのコンピュータは他社の機器と接続の開示をしないことは有名らしい。
「うちに依頼がきたけど、B勘はできないと断ったらそのメーカーのコンピュータになったよ」とはホールコンメーカー関係者。
そのホールコンを使っている別のホールが、営業中に島から火が出てボヤ騒ぎがあった。幸い大事には至らなかったが、避難騒動に一部の輩が出玉を補償しろ、と因縁をつけ始め、最終的に一律10万円で手打ちした、という。
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