行く店は決まっていた。地域でも優良店と誰もが認める地域一番店。おばあちゃんのご主人は5年ほど前に他界したが、生前は夫婦揃ってパチンコ店へ通った。特に外食した後での、食後のパチンコが夫婦の楽しみでもあった。
おばあちゃんは、4号機全盛の時は、吉宗や番長が好きだった。3カ月で100万円勝ったこともあった。
この時の100万円に小遣いから5万円を足して、ヒロヤマガタのリトグラフを購入した。
おばあちゃんは、賃貸用マンション2部屋と駐車場を所有していて、不動産の家賃収入だけで20万円あった。年金もあるのでパチンコ代には不自由しなかった。
この10年の戦績は驚くことにプラス! 大きく負けた月はなかった。
かといっておばあちゃんが釘を読めるわけではなかった。
データを見て、後はすべて勘で台を選んだ。それなのに負けなかった。
おばあちゃんがパチンコ店へ足を運ばなくなって2カ月が経った。
理由は、立て続けに負けが続いたからだ。
地域一番店といわれるマイホールの平日の昼間の稼働が著しく落ちている、という。
その影響からか、ホールは釘を閉め始めた。
台選びのポイントを1000円スタートにしているおばあちゃんによると、回らない機械が増えたそうだ。
1日に2万円、3万円、と負けが続いた。おばあちゃんと顔なじみの常連さんの姿が一人消え、二人消えて行った。話し相手の常連さんの姿がくしの歯が抜けるようにいなくなった。
そして、最後に残ったのは自分一人であることに気づいたときに、パチンコ熱が一気に冷めた。
おばあちゃんはパチンコだけでなく、常連さんといっしょに過ごすことが好きだった。
おばあちゃんがパチンコを止める気になったのは、負けが込んだからだけではない。友達がいなくなったからだ。
お金があってもパチンコを止めたくなるお年寄りがいることをパチンコ業界は気づかなければいけない。
加えて、危険信号を感じるのは、おばあちゃんが40年来ひいきにしていた地域一番店超優良ホールが、昼間の稼働を落とし、釘を閉め始めたことだ。
粗利確保を焦るばかりに、懐が寂しくなっている客に「来るな」と追い討ちをかけているようなものである。
釘を閉めれば、閉めた分、客は飛ぶご時世である。
強い、といわれていたホールにもほころびが見え始めた。

この老婦人のお話と直接リンクする話ではないのかもしれませんが。
新台入替が集客目的のイベントとしてはほとんどその効果が期待できなくなった、そんな実情がもはや定着しつつあった今日この頃。
「入替自粛」に突入して3週間余り、特に4円パチンコの稼働が急激に落ちています。
イチパチとパチスロはこれに比べるとずいぶんましなようです。
稼働状況の変化やその事情は千差万別でしょう。
各ホール様においては自粛明けに一斉に入替を実施するのでしょうね。
いつも通りのことが繰り返されます。
いま実際に現れている現象を真剣に検証することこそ営業現場の方々にとって楽しいお仕事につながるのだと考えるのです。
ピンバック: 憂人
入れ替えしか集客力あげれない店はアホ
入れ替えでくる客なんか上客ではない
今平日の昼下がりになんのイベントでもないのに来てくれている客こそを大事にしないと
ピンバック: アリゼオ
こんな例もあります。
そこそこの繁盛店
入場方法は入れ替え時のみ抽選
他は並び順
並び順の際にお一人一台でお願いしますとくどく言ってくる
足の悪いお婆さんや並ぶ事が苦痛な高齢者が連れ合いや友人に昨日打ってた台を抑えてと頼む。
だがそれすら禁止にしてしまい、朝から閑古鳥が鳴くようになった
朝から並ぶお客様が数十人程度の店でありながらご夫婦アベックに対する規制を強めたからそっぽを向かれた
歓楽街ゆえにスナックのママが客や女の子に隣押さえてくれないとかの事は日常茶飯事である
しかしそこを規制していてはいけない
稼動が悪い店はこのようなルールが厳しい店も存在する
これだけ四円パチンコが不況な時代
なぜ不況になるのか
ローカルルールのようなモノも各店は見直す必要がある。
ピンバック: さくらんぼ
現状
客と店どちらが先に潰れるかの我慢くらべになってますね
某グループのチーフの一言
「このままだとそのうち誰も来なくなりそう…」
管理職のかたは今日の営業は何の為にあるとお考えですか?
私は次回ではなく、次々回の来店動機を作るためにあると思います
ピンバック: な だ さ