日本で女子サッカーが誕生して30年で、ワールドカップを勝ち取った快挙に、国民栄誉賞の声まで挙がっている。
決勝戦のアメリカ戦で攻、守で大活躍した選手といえば、チームのキャプテンでMVPまで獲得した澤穂希選手とPR戦でも2本のゴールを止めた守護神海堀あゆみ選手だ。
さらにスウェーデンで先発起用されるや2ゴールを決めた川澄奈穂美選手、フォワードで全試合に出場し、FIFAが発表した大会優秀選手21人にも選出された大野忍選手、右サイドのディフェンダーで同じく全試合出場した近賀ゆかり選手らが所属するチームがINAC神戸である。

19日夜のNHKニュースで、なでしこ代表で出演したのが奇しくもこのメンバーであった。
今回のワールドカップドイツ大会には、同チームから7名がなでしこジャパンに召集されている、というからすごい。
この中で、澤、大野、近賀の3選手は今年1月にINAC神戸に移籍したばかりである。
このチームを設立したのが「アスコホールディングス」だ。
神戸の業界関係者でこの社名を聞いてピン、と来た人もいるだろう。業界とは大いなる関係がある。
INAC神戸の前身は2001年に設立されクラブチームで、2002年からクラブ運営とイベント企画を行うスポーツ事業をスタートする。
スポーツ事業の一環として、2006年には兵庫県丹波市に3面のサッカーグランドと宿泊施設を完備した「アスコ ザ パーク TANBA」と、神戸市内に屋内型で3面のフットサルコートを有する「アスコフットサルパークMAYA」をオープンしている。
なでしこリーグ1部チームの運営母体は、長引く不況から運営費の捻出に苦労しており、日テレや田崎真珠が撤退したほか、原発事故のあおりで東電も風前の灯で休部状態になっている。
そんな状況の中でINAC神戸には有力選手が集う。
なでしこリーグの選手でも昼間働いた月収15万円ほどの収入で細々と現役生活を続ける選手が少なくない中で、基本的には関連会社で働くことなく、サッカーに専念できる環境があるからのようだ。
NHKニュースで川澄選手も「私たちのINACの選手はアマチュアですが昼間は仕事せずにサッカーだけで生活させてもらっています」と環境のよさをアピールしている。
なでしこリーグは普段の試合となると観衆は200~300人。入場料収入だけでは到底やりくりできない。
ワールドカップ優勝で注目を浴びたが、なでしこリーグが財政難であることには違いない。ここは財政的に余裕のあるメーカー辺りがスポンサーになる手もある。
マルハンが一時期、大分トリニータの胸スポンサーになっていたが、Jリーグの規定でパチンコ店などの風俗営業は認めないことから撤退した経緯がある。
ユニバーサルが陸上部、ホール企業の伯和が社会人野球チームを持っている。
いっそ、チームを持って選手を育成するのも一つの社会貢献である。
このブログはパチンコ関連のブログなので最後にパチンコネタを。
NHKに出演した大野選手は、母親からのメール秘話をこんな形で披露した。
「『パチンコで勝ったから、あなたも勝つわよ』とメールを送ってきたんですが、それがかなっちゃいました」

そうですね。社会貢献の形は色々あると思います。
ちなみにスポーツで言えばbjリーグ関係はパチンコ関連がスポンサーになっている法人が結構あったような気が・・・。
と、興味が出たのでザッと調べて見たら、ダイナムを筆頭に、サンシャイン(沖縄)、ノースランド(富山)、文化【B-GAL】(秋田)などやはり複数の法人さんが協賛しているようですね(抜けてたらごめんなさい)。
過去の記憶が確かならば晃商【スーパードーム】も協賛していたような・・・。
個人的願望で言えば地方の有力法人さんには各地方のエンターテイメント&アミューズメントを引っ張る親分みたいな存在になって欲しい。
ライブの主催したり、ラーメン博覧会の主催したり、サーカス呼んだり、様々な角度から地方を楽しく活気づけて欲しいですね(笑
スポーツ振興も含めてですが、アミューズメント企業を謳うなら、パチンコだけではなく、色んなamuse(おもしろがらせる)ことを期待したいと思います。
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此花区の防火された店が摘発されましたね
これは氷山の一角なんでしょうか?
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