ハッピーセットはそんなに利益はでないが、子供は新しいおもちゃ目当てにマクドナルドへ行くことを親にねだる。味覚は幼少期に決まるとも言われており、子供の頃に食べたものは大人になってもそれを求める傾向がある。将来の継続的な顧客になり得ることがハッピーセットには隠されている。
マクドナルドにすれば、子供の先の親向けには高いセットを販売することもできるので、一石二鳥だ。
戦後、進駐軍が日本の学校給食にパン食を導入させたのも一緒。食糧難の日本へアメリカで余っていた小麦を提供した背景には、米国産の小麦を日本へ買わせるための壮大な計画でもあった。アメリカの思い通りにコトは進んでいる。
すそ野を広げるということは、要は子供の頃から慣れ親しませて、大人になってもそれを継続させることだ。
遊技人口が減るばかりで、ただ指をくわえて見ているだけなのが今のパチンコ業界の現状でもある。パチンコが一般的なビジネスの鉄則が通用しないわけは、18歳未満禁止に加え、おカネのかかる遊びという負い目があるからだ。
18歳未満の立ち入りが厳しく取り締まられていなかった時代は、親に連れられてパチンコ店デビューを果たしていた。その当時はまだパチンコが遊技の範疇で楽しまれていたからだが、今のギャンブル化したパチンコ店では、そんな隙間は1ミリもない。
では、子供の頃からパチンコに慣れ親しませる場所と言えば、ゲーセンがある。この中にパチンコやスロットも設置されている。これは4号営業で使用されたものを5号営業用に改造したもので、子供に楽しさは伝わらない。
子供向けのパチンコを一から開発する、というのが日報読者からの提案だ。昔はそれこそアンパンマンパチンコもあったのに、それも過去のもの。パチンコのイメージが遊技からギャンブルになったのに伴い、親もおもちゃのパチンコも買え与えなくなった。
鶏が先か卵が先か。
ここはパチンコ業界が遊技に戻ることが先決で、その先に子供向けのゲームセンター用パチンコの登場となる。ギャンブルに突き進むことを止めない限り、パチンコ業界のすそ野を広げることもできない。
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