パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

人材採用に再び寮と食事がポイントに?

2年前までホールに勤務していたAさんは、現在、朝日新聞の販売所で働いている。理由は元同僚だった先輩がそこで働いていたことに加え、寮が完備されていたことが大きい。住居費=家賃以外に光熱費負担が安く抑えられることが魅力だった。それこそ6~7万円も浮かすことができればかなり大きい。

周知の通り、朝日新聞は5月1日から購読料を4400円から4900円に値上げした。それを発表したのが4月だったが、値上げ発表に伴って解約の嵐だった、という。それでなくても朝日新聞の発行部数は、10年前は762万部を誇っていたが、今や400万部を切り、397万部まで落ち込んでいる。値上げで350万部も見えてきた。

販売所には11人の従業員がいるが一様にヤバさを感じている。Aさんは、将来的にホールは危ないと感じて退職したが、朝日新聞も同様に見えてきた。解約した人のほとんどが値上げを発表しない読売新聞に流れて行ったようだが、今後も解約騒動は続くものと読んでいる。偏向報道のしわ寄せもボディーブローのように効いてきている。

新聞販売所の収入源の一つが折り込み広告だが、これも激減している。折り込み広告は、従業員にも歩合が付いたが、当然減っている。30年選手の先輩によると、「昔は正月の新聞のように折り込みで一杯だった時代もあった」という。チラシを活用する業界は、スーパー、不動産、パチンコ店が御三家だったが、特にパチンコ店は9割減だという。スーパーは紙質を落としたり、単色刷りにして経費を抑えている。

Aさんが新聞配達を選んだもう一つの理由は、学歴は関係なく、体力さえあれば続けられるからだ。5000円の寮費も魅力だったが、転職を考えなければいけないところに差し掛かって来た。

「ホールは、今は時給でも他業界との優位性はなくなっている。寮があるところがないので、戻る気はない。自動車工場の期間工も寮は付いているし、外国人の研修生を受け入れている農業も寮と食事が付いている。そういうところを考えています」(Aさん)

時代は繰り返すと言われている。昔はホールは寮と食事が付いていたことも選択肢の一つになっていた。日本は賃金格差が激しくなる中で、寮と食事が付いているということは給料がほとんど残る。貯金するもよし、可処分所得を高めるもよし。

人材採用に寮と食事は再び注目されるかも。


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物価の優等生だったパチンコと電気代

「物価の一番の優等生がパチンコ」と明言するのは、とある経済学者。その心は、それまで1玉3円だった貸し玉料金が、昭和53年に4円に値上げされて以来、45年間も値上がりしていないからだ。45年間も貸し玉料金が据え置かれているわけだから、物価の優等生ともいえなくもない。45年間の間に「1玉5~6円になっていてもおかしくない」と付け加える。

でも、物価の優等生という言い方には違和感がある。生活必需品の値上げは家計を直撃するのに対して、パチンコは余暇産業であり、パチンコがなくても生活には困らないからだ。

で、貸し玉料金だが、値上げの機運は業界自体にもない。むしろ、4パチを打てなくなったお客さんがどんどん1パチへ移行する状況の中で、いかに4円を復活させるかが課題になっているぐらいだ。

物価の優等生というのは前振りで、経済学者は物価の優等生であるパチンコ店が、電気代の値上げで窮地に立たされている、と解説する。なぜ、パチンコ店を引き合いに出したかというと、全国津々浦々にあるので、馴染みがあるのでランニングコストの参考になるからだ。

1店舗の電気代はホールの規模によって異なるが、1カ月の電気代が300~500万円かかるとして、特に東電管内のホールと関電管内のホールでは、電気代に大きな開きが出ることを指摘する。原発が稼働している関電は、今回は電気代の値上げを据え置いたからだ。

電気代というランニングコストが上がる地区で営業しているホールと据え置かれた地区で営業しているホールでは、当然、利益に差が出る。原発が全国で稼働している時代は電気代の差がなかったのが、ここにきて大きく影響してきている。大規模工場を建設するなら関電管内の地域に進出を考えるだろう。

パチンコの話に戻すと、全国チェーンは電気代の差をしみじみと感じさせられているが、電気代が上がった地域では、その分、出玉に影響することが懸念される。省エネ対策もやるだけのことはやった中で、同じような利益を確保しようと思えば、出玉を絞るしかない。

それがいとも簡単にできるのがパチンコ営業でもあった。食料品は値上げしない代わりに内容量を減らす方法で、価格転嫁できる。これをパチンコがやってしまうということは、出玉を削ることであるが、簡単にできる分、簡単にお客さんを飛ばすことだってできる。

電気代の高騰、人件費の高騰、とコストばかり上がって、物価の優等生はどう対処して行けばいいのか? 残念ながらその答えを経済学者は持ち合わせていなかった。

まったくオチもない話である。



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呪われた夢洲

やはり夢洲は呪われているのか?

大阪府の吉村知事が自身のTwitterでこんな投稿をしている。

「夢洲」はテクノポート計画が破綻して、住宅を数万戸建てる計画が破綻して、オリンピック誘致で活用しようとして北京にボロ負けして頓挫して、地下鉄のトンネルを途中まで掘って頓挫してほったらかしで、これで「負の遺産」ではないという人が市長になれば、またぞろ「負の遺産」を量産するだろう。

このつぶやきを読めば分かるように、夢洲は破綻の連鎖が続くいわくつきの埋め立て地だが、2025年4月の開幕が決定している大阪万博でさえも黄色信号が点り始めている。

約50の国や地域が参加を表明しているパビリオンの仮設建築物許可申請が、大阪市にまだ2件しか提出されていない問題である。開幕まで残すところ1年8カ月。建築資材の高騰や人手不足がネックになっているようだ。各国とも予算を上げることも難しい状況で、デザインを簡素化したりして、建築コストを合わせるしかない。開幕に間に合うか、はたまた間に合ったとしても、当初の計画よりチープなものになっている可能性もある。

大阪万博だけではない。大阪IRも4月に正式に国から認定を受けたことで、開業を2029年秋~冬としていたが困難となり、2030年1月~6月に予定を延期した。当初は大阪万博と同じ年の2025年が、翌年の2026年になり…。これで開業予定が変更されたのも何度目か分からなくなってきた。

まさに呪われた夢洲だが、大阪IRが無事開業に漕ぎつけたとしても、その後に起こる問題を警告している人物がいる。これまで、世界各国のカジノを30カ所以上設計に携わった日本人で、「集客できたとしても開業10年後に大失敗する」と断言している。その理由は夢洲の立地にあった。夢洲は埋め立て地なので地盤沈下が懸念されているが、そんな理由ではなかった。

「大都市圏から近いカジノは治安が悪化する。カジノはわざわざ遠くまで行くから非日常を味合う意味がある。大阪市内から30分ぐらいでは、ターゲットは日本人なので年金支給日のパチンコ屋状態になる。給料がスッカラカンになり、自己破産者が増え、生活保護も増える。周辺はBig西成になる。維新の会には今からでも遅くないので、治安悪化を防ぐ研究をしろといいたい。IRに前のめりになっている行政自身がカジノ中毒になっている」批判する。

ここでいう周辺とはどこを指すのか? 夢洲のIR周辺のことなのか? 韓国で唯一自国民もできるカジノである「江原ランド」は、周辺に風俗店や消費者金融、質屋などが立ち並び、治安が悪化した例として引き合いには出されている。

夢洲は大阪市の土地なので、周辺に風俗店や質屋ができるとは思えない。そういう意味では周辺の治安が悪化するというのは漠然とした雰囲気でしかない。

ただ、万博もIRも最後は夢洲の呪いに打ち勝つことはできない気がする。


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トラウマにならない注意の仕方をマニュアル化するホール

とあるホールの70代の顧客(男性)は、無洗米が食べられない、という。理由は一度食べて下痢したことから、それ以来食べられなくなったそうだ。

芋焼酎を初めて飲んで酷い悪酔いをして、それ以来芋焼酎が飲めない人。キャラメルコーンを初めて食べて、あまりにも美味しかったので一袋完食したら、その後吐いて、それ以来キャラメルコーンを受け付けない人の話は聞いたことがあるが、無洗米で下痢なんて聞いたことがない。

ま、これらに共通しているのは「トラウマ」だ。苦い思い出があるので、その原因には近づきたくない心理は分かる。

で、70代のホール顧客は、「オレは一度も固定ハンドルをしたことがない」というのが自慢だ。その昔、警察が固定ハンドルの抜き打ち検査に来た時にたまたま遊技していたこと。当人はやっていなかったが、やはりトラウマになっているらしい。

この爺さんのかつてのパチンコ仲間が心不全で亡くなられた。お悔やみをいうために自宅へ行った時に、部屋にはパチンコ台が何台もあったことに気づいた。その時思い出したのが、亡くなられた友達が、連チャンで大量に出玉を出した時に、店から不正を疑われ、出玉を全部没収されたことがあった。

それ以来、玉を出すことが怖くなった。また、大量に玉を出すと不正を疑われるかもしれないという恐怖心と戦うのが嫌になり、大好きだったパチンコから足を洗った。それ以来、中古のパチンコ台を買って自宅で打つようになったのだ。

つまり、ここでも不正を疑われたことがトラウマになってしまい、ホールへ行くことを止めてしまった。この話をホールスタッフが聞いて、注意の仕方を再考することになった。

それでなくても、年々顧客が離反している中で、ホールの不注意で顧客を逃すことはできない。

例えば、ボタンを夢中で叩きまくる年配客がいる。周りの客からすれば迷惑以外の何物でもない。周りの客からすれば、スタッフから止めるように注意してもらいたい。ここでスタッフが高圧的に注意すれば、それがトラウマにもなりかねない。

実際、不正を疑われて出玉を没収されたことは、大きな心の傷となり、自宅で好きなパチンコを打つようになった。

当該ホールでは注意の仕方の標準化を進めるべく、対応マニュアルを作成している。

軍団を排除マニュアルで実践したら誰もいなくなった、というケースは例外としても、聞く耳を持たない我儘な客を大人しくさせることは必須だ。


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儲けはホールよりも不動産に投資した結果…

齢80。Aさんの人生は最終コーナーを回った。最盛期には12店舗のホールを経営していたが、すべて売却して今は健康のために始めたウォーキングが日課となっている。

Aさんは若い頃は一介のサラリーマンだったが、同時に始めたのが株式投資だった。これがきっかけで後にホール経営に携わることになる。

今から60年ほど前、まだ花札やトランプしか作っていない任天堂の株を買ったわけだが、会社四季報を読みながら着目したのは、任天堂の純資産の多さだった。ファミコンが登場するのは今から40年前の昭和58年。つまり、ファミコンが登場する20年前だから、株価も安かった。ちなみに任天堂が大証二部に上場したのは昭和37年のことだった。ファミコンが出てから上場したと思っている人も少なくないだろう。

任天堂株は30年間で400倍になった株として有名だが、まさにAさんがそれだった。安く仕込んでいた任天堂株を9億円で売却した。それを元手に急成長が始まったパチンコ業界に着目。ホールを買収して経営に参画する。

CR機ブームにも乗り、12店舗まで拡大したが、儲けたおカネで、同時に不動産投資にも向けていた。

Aさんはこれまでの投資で失敗したことがないのが自慢でもある。それはホールオーナーという反面教師を近くで見ていたからだ。

儲かっている時のホールオーナーの失敗組は、女や酒、高級外車におカネを費やしてハチャメチャな生活を送った人たち。体を壊したりして転落して行った人を何人も見てきた。

それだけではない。儲かる機械の買い方にも随分、無駄なおカネを使っているのを見てきた。絶対に稼ぎ頭となる超人気機種ともなると、ホール同士で台数の奪い合いとなる。その時にオーナーたちがやっていたのが、メーカーの営業マンでも力のある営業マンをおカネで手なずけて、割り当て台数を増やすことだった。優秀な営業マンにコーポレートカードを渡して自由に使えるようにしていた。それでビルが建った営業マンもいた。

Aさんはそんなやり方には見向きもしなかった。そういうやり方が嫌で、その分を不動産に投資した。売ってくれる台数だけで営業した。店長は不正に加担しないような身元がしっかりした人を業界相場の1.5倍の給料で雇った。

子供には小学生の時から投資を教えた。今は株の投資の世界で手腕を発揮している。

「あの時任天堂の株を買っていなかったら、今のボクはない」と振り返りながら、今は健康を一番心掛けている。ホールも売却して、不動産投資に切り替えたが、不動産を持っていると強い。



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